見出し画像

📕人魚が逃げた

#読書記録
#青山美智子
#人魚が逃げた


★★★★★

2025年17冊目。

本屋大賞ノミネートをきっかけに読んでみた。

▼▼ あらすじ ▼▼

「人生の節目」を迎えたある5人の男女が銀座を訪れた際、「王子」と呼ばれる謎の人物の「僕の人魚が逃げたんだ」的な発言がSNSでトレンド入りされた事を知る。それによって5人それぞれが王子と接する事で決断をしたり思い直したりする話。みんな無関係ながらも「銀座」「人魚」「王子」といった軸によって繋がるリレー式の短編集。果たして人魚はどこへ逃げたのか、そもそも実在するのか、王子とは誰なのかーー・・・って感じ。


このあらすじを知らずに読んだ。



ほっこりした。

かなり良かった。ハピエン厨は全員読むべき。めちゃくちゃ心がほっこりした。個人的に2025年の本屋大賞2位だった。(1位は「アルプス席の母」)

全部で5話+エピローグの構成で登場人物は以下。

  1. 12歳年上の女性と交際中の元タレントの男

  2. 娘と買い物をしていた主婦

  3. 絵画にハマりすぎて妻に捨てられた初老

  4. 文学賞の選考結果を待つ小説家

  5. 銀座の高級クラブで働くホステスのママ

そして全てに共通する登場人物が「王子」だ。ヨーロッパ貴族の風貌で頭に黄金の冠まで載せていたとの事。言語は日本語だが見た目はヨーロッパ人?謎の男。

この王子が銀座の歩行者天国中にあちこちで各登場人物と言葉を交わす。人生の節目中の彼、彼女たちは王子と接する事で思い改めたり決心したりするのだ。

そしてエピローグで全てを繋げ、回収する。

とにかくこのエピローグが好きすぎた。もう一度最初から読みたくなるというレビューはまさにその通り。私もそうした。

読み終わった後に映像化を考えた際、真っ先に「三谷幸喜」が頭に浮かんだ。

映像化するなら絶対に三谷映画がいい。

青山美智子さんの作品を初めて読んだけど、他の作品も「あるテーマ」を軸としたリレー式の短編集なんだとか。もっと読みたい。絶対に読もうと思った。

妻にも勧めた。すぐに読み、同じく大絶賛をしてくれたのだが、この「王子」のイメージについて大激論をするハメとなった。

王子の風貌描写は以下▼


  • 若い男性

  • ウェーブのかかった長い黒髪

  • 彫りの深い顔立ち

  • 豪華なフリンジのついた白い詰襟服

  • ヨーロッパ貴族風

  • 目の覚めるような青のスラックス

  • 黒いロングブーツ

  • 頭には黄金の冠


この王子、読み進めていく中で俳優の誰をイメージするのかという議論。

私は第一感で「オダギリジョー」だった。
対して妻は「岡田将生」だったの事。

お互いが「いやいやいや・・・笑」と苦笑する。

イメージのぶつかり合い、私は「無精髭でロン毛のどこかやさぐれた雰囲気のネガティブなキャラクター」を主張し、妻は「キラキラした気品のある清楚な王子様」だと主張する。

「金城武」だと言う私に「宮沢氷魚」だと言う妻。誰だよそれはと調べると見たことある人だった。

宮沢氷魚(ひお)

いや絶対に違う。


王子は私の中でワンパンマンの「ホームレス帝」だったりアイシールド21の「キッド」なのだ。


どんどん意味が分からなくなってるわと言う妻と長いことディスカッションをした結果、妻のある一言で私はバチコーンと雷に打たれる。




「あなたのイメージで一番近いのって金子ノブアキじゃない?」



それだ!!

間違いない。金子ノブアキだ。
めちゃくちゃ腑に落ちた。

いやはや、ありがとうとお礼を言うも妻は「いや、全くもって共感できないわよ」と返す。

各々に独自のイメージがある、これが小説の良いところだよねと無理やり収束させて最後にチャッピー(ChatGPT)にも聞いてみた。

んーまぁ、そうなるか。って感じ。


なんかオチ弱いな。

読まれた方で、もし独自のイメージがあるなら教えて下さい。

以上です。


良かったら他の読書感想も読んでくれると嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!

べっちマン ベーゼンドルファーのフラッグシップモデルは 47,080,000円(税込)です。