📕カラスの親指/📗カエルの小指

去年読んだ「シャドウ」が面白かったので道尾秀介さんの他作品を調べた所、「カラスの親指」が猛プッシュされていたので早速読んだ。
めちゃくちゃ面白かった。
ひぇ〜!!って感じ。
カラスの親指は2008年に刊行されており、実に17年近く経っているのだが、時代の遅れは全く感じなかった。
あらすじとしては、波瀾万丈すぎる経験を経て全てを失い詐欺師となった男「武沢竹夫」が人を騙して生活をする中で出会った5人の男女と、ひょんな事からひとつ屋根の下で寝食をともにするという流れ。そして復讐on復讐on復讐で半グレ集団の敵BOSSを壮大に騙す為に力を合わせて奮闘する。最後には「え?」「は?」「え?!」「ひぇ〜!!」と思わず声が漏れる程の大どんでん返しが待っている。
大どんでん返しが凄すぎた。
過去一で驚いたかもしれない。その壮大さに。
よくあるミステリー小説のミスリードからのどんでん返しとは違う。文字通り全てがひっくり返る感覚。
マジで凄かった。
直近で読んだ「方舟」とか「アリアドネの声」とかよりも17年前の「カラスの親指」の方が遥かに凄く感じた。もちろんその2つも座って読みながら腰を抜かすほど驚いたけど。何ていうか、とにかく感動した。
凄いな、道尾秀介さん天才だ。
しかしながら、
ハードルが高すぎたのかもしれない。
「カエルの小指」は少し期待はずれだった。
ってのも、「やひろ」の息子がちょっとチートすぎた。10歳であそこまで優秀だとちょっと冷める。いっそ天才少年として実は黒幕だったら納得がいくレベル。
10歳なのは時系列的に仕方がないのかもしれないけど、それは初期の年齢設定が原因な気がする。「武沢竹夫」の初期の年齢を高くしてしまい、「まひろ」と「やひろ」の年齢を離しすぎたせいで皆の戦える年齢が「10年後」になってしまったのではないだろうか。
となれば、必然的に「やひろ」の息子は10歳になってしまう。小学生だから通じる場面も多々あったけど、せめて15年後の15歳ならまだ納得できる言動も多々あった。
感鋭すぎやし、英語できすぎやし、アナグラムとかIT関係の基礎知識ありすぎる。
マウス無しのキーボードだけで操作するのってガチ勢からしたら朝メシ前なのか?
私がポンコツすぎてあのくらいのレベルでチートに見えてるだけなのか?
それでもどんでん返しにはやはり驚かされた。流石は流石。結局の所は面白かった。
もしまだ先があるならば、「カモメの薬指」を気長に待ちたいが、著者はこの2作で完結だと言っているので諦めよう。
ちなみに「カラスの親指」は映像化されているらしい。それすら知らなかった。
知らなくて良かった。先入観いらないからね。
私的に「武沢竹夫」は「阿部寛」ではなく「大沢たかお」なんだよな。

もしまだ読んだ事がない人がいるならば是非ともオススメです。絶対後悔しない。
★★★★★
★★★☆☆
以上。
良かったら他の読書記録も一読頂くと喜びます。
お疲れ様でした🐦⬛🐸
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