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WAIS-Ⅳ受けてきた。中受父親の知能検査(IQテスト)結果

前回の記事で、息子のIQ測定結果を書きました。

今回は、父親(私)の知能検査結果を報告します。
きっかけは、当時4歳の息子の発達検査(WPPSI-III)のフィードバックに立ち会ったこと。それと、YouTubeの子育て界隈で最近話題の行動遺伝学——「結局、遺伝なのでは」という話です。これらを総合して、息子は私と特性が似ているのかどうかを客観的に知りたくなり、受検を決めました。
都内にはいくつも民間検査機関があり、適当にチョイスしてWAIS-IVを受けてきました。知能検査は小学校のときに学校で受けたような記憶がありますが、大人になってからは初挑戦です。費用はおよそ2万円ですが、興味には抗えず。


検査当日のこと

検査は臨床心理士さんとの1対1で、所要時間は1時間強。医療機関ではなく民間の検査室なので、雰囲気は健康診断というより静かな面談室です。
課題の中身は、これから受ける方の楽しみ(と検査の公平性)のために詳しくは書けませんが、思ったより頭に負荷のかかる試験でした。仕事終わりに行ったのは、あまり良くなかったかもしれません。

WAIS-Ⅳの結果

• 全検査IQ(FSIQ):136(上位0.8%)
• 言語理解(VCI):126
• 知覚推理(PRI):126
• ワーキングメモリー(WMI):131
• 処理速度(PSI):134


検査結果


初めての方向けに4つの指標をひとことで言うと、こうなります。
• 言語理解(VCI)……語彙や知識、言葉で考えて説明する力
• 知覚推理(PRI)……図形やパターンなど、言葉によらない情報から推理する力
• ワーキングメモリー(WMI)……聞いた情報を頭に置いたまま操作する力。
• 処理速度(PSI)……単純な視覚作業を速く正確にこなす力

FSIQ136という数字はこれまでの人生の肌感覚に近いものでした。意外だったのは、数字ではなく「形」の方でした。

実は高速処理が得意

私の予想は、言語理解凸タイプのプロフィールでした。ところが実際は、処理速度とワーキングメモリーが優位で、言語理解・知覚推理が相対的に低いという形。
QuizKnockや雷獣のメンバーがIQ企画でWAIS-III、Ⅳの結果をYouTubeで公開していますが、あの界隈のような「言語理解が突き抜けたクイズ王タイプ」や、ふくらPさんのような「知覚推理カンストの図形の天才タイプ」に、多少なりとも憧れがありました。

私の特性は逆で、「深く考える型」ではなく、「速く正確に捌く型」でした。
思い当たる節はいくつかあります。理系の学校に入った直後、図形や空間把握が本当に得意な人には及ばないと気付かされる場面が度々あったこと。自動車学校の運転適性検査で一緒に受けた友人より処理が圧倒的に速かった(と思われる)こと。
自信のあった言語理解が突出していなかったのは少し悔しいですが、客観的な数字を突きつけられると、納得するしかありません。その「自信」もまた、自分が育った環境の中で相対的に良かっただけのことかもしれません。
もう一つ特徴的だったのは、指標間の差(ディスクレパンシー)が8しかないこと。一番高い処理速度と一番低い言語理解の差が8です。指標間の差が大きいと、得意と苦手のギャップが生きづらさの一因になる場合があると言われますが、私は全指標が高い水準で揃っている形でした。特に高IQ帯においては珍しいプロフィールのようです。
言語理解と知覚推理は一定の相関があるようですが、処理速度はそれらと相関が小さいようです。
もっとも、「高IQ帯には言語理解や知覚推理の凸タイプが多い」とされているのも、バイアスの産物かもしれません。知能の高さや生きづらさの自覚がある人ほど検査を受ける動機が強く、ネットで見かけるのはそういう人たちのデータでしょうから。

所見で言われたこと

報告書には指標ごとの所見が付いてきます。臨床の文体をそのまま貼ると読みづらいので要約します。

言語理解(126):言葉の意味を説明するのは簡潔で上手い。ただし、抽象的でイメージと結びつきにくい話になると、説明に時間がかかる。4指標の中では相対的に負荷を感じやすい領域。

知覚推理(126):規則性やパターンを見つけるのは速くて正確。一方、正解の形が見えない中で試行錯誤するパズル系は、慎重になって時間を食う。

ワーキングメモリー(131):聞いた情報を保持して操作するのは得意で、暗算系は全問正答。ただし覚える桁数が増えたり手順が多くなると、末尾を間違えるケースが見られる。

処理速度(134):最も得意な領域。単純作業を丁寧かつ高速に、しかもやりながらどんどん加速していくタイプ。要領を掴むのが速い。

まとめると——「ルールが明確な土俵では速い。ルールを自分で作る土俵では消耗する」。

この「形」を持つ人に適した仕事

裏を返せば、ゼロベースで構想を練るような抽象度の高い仕事では、実は人より消耗している可能性がある。今更とも思いましたが、「自分の取扱説明書」が一枚増えた感覚で、これは受けた価値がありました。
幸い、私は今、AかBかをスピーディに決めていく類の仕事に就いているので、適性はありそうです。

息子と私、「形」が似ていた

そして、この連載的に一番大事な発見はここです。
息子のWPPSI-IIIも、指標間のばらつきが小さいプロフィールでした。数値の水準は違えど、「凹凸が小さく、全体で押していく形」が親子で似ているのです。
算数一点突破でゴリ押すタイプの子ではないかもしれない。その代わり、穴のなさとスピードで4科目を面で取っていくテストが向いているかも?国語もしっかり取って総合力で勝負できるテスト形式が良い?——まだ小1、気の早い仮説ですが、伴走者としては頭の片隅に置いておこうと思います。

検査を受けてみて思うのは、IQの数字そのものより、この「形」の情報にこそ実用性があるということです。私は処理速度が自分の長所だとは自覚していませんでしたし、ワーキングメモリーも特段優れているとは思っていませんでした。一番得意と思っていた言語理解が一番低かったのですから目から鱗です。
2万円払って受ける価値があるかは人によりますが、私は受けて良かったと思いました。

次回は、年長時に受けた初めての模試・早稲アカチャレンジテストの結果について書く予定です。
2032年組の方、中受の先輩方よろしくお願いします🐉始めたばかりのnoteですが、フォローいただけると励みになります。

※書きました。↓早稲アカチャレンジ衝撃の結果です。

追記


最近話題のしが数さんと同じFSIQだった。彼はやはり知覚推理高いですね。憧れ。でも彼は動画で苦しさや苦手なもの(処理速度が少し低い)もあるとコメントしていました。結局ないものねだりかなとも思いました。持ってるもので勝負するしかないですしね。

https://youtu.be/Q9l4lTFPHlY?si=mJNMCVmkyVA430bm

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