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仕組み収入があると人はここまで変わる|#90(第5章) 

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ここまでの連載で、何度か書いてきましたが、自分の資産形成は、「資産額を増やすこと」だけを目指していたわけではありませんでした。

最終的に求めていたのは、「働かなくても生活が回る状態」だったのだと思います。

そして、その考え方に大きく影響したのが、仕組み収入の存在でした。


自分の場合、不動産の家賃収入や、債券の配当収入がそれにあたります。

もちろん、最初からこういう状態を目指していたわけではありません。

社会人になったばかりの頃は、普通に会社員として働き、給料をもらい、その中で貯金をしていました。

当時はとにかく忙しかった記憶があります。

カード会社時代(特にシステム部門に所属していた時代)は残業もかなり多く、平日は仕事中心の生活でした。

ただ、その一方で、忙しすぎてお金を使う暇もなかった。

結果的に、それが貯金につながっていた部分もかなりあったと思います。

そして、その後も投資信託、不動産、債券と、少しずつ資産形成を進めていく中で、ある時から感覚が変わり始めました。

それが、「給料以外から毎月お金が入ってくる」という状態です。

最初は、そこまで大きな変化だとは思っていませんでした。

でも実際には、これが想像以上に大きかった。

特に感じたのは、“圧倒的な安心感”です。


会社員時代、自分はそこまでお金に困っていたわけではありません。

ただ、人生の前提として、「働き続ける」が常にありました。

毎月の給料が生活の土台であり、その前提の上に人生が乗っている感覚です。

だからこそ、仕事が多少大変でも、基本的には続けるしかない。

多くの会社員の方も、同じ感覚なのではないかと思います。

でも、家賃収入や配当収入が少しずつ増えていくにつれて、その前提条件が少しずつ変わっていきました。

極端な話をすると、「今すぐ働けなくなっても、すぐには生活が崩れない」という感覚です。

これは、自分の中ではかなり大きな変化でした。

もちろん、だからといって、すぐに会社を辞めようと思ったわけではありません。

実際、FIRE直前はテレワーク中心になっており、昔ほどの忙しさではありませんでした。

通勤もなく、かなり自由度の高い働き方だったと思います。

それでも、「働き続けなければならない」という感覚そのものは、やはり残っていました。

だからこそ、後から振り返ると、自分にとって大きかったのは、“仕事を辞めたこと”そのものではなく、「辞めても生活できる状態」が先にできていたことだったのだと思います。


実際にFIRE生活へ入る直接のきっかけになったのは、会社側の早期退職制度が急に始まったことでした。

もしあのタイミングで募集がなければ、もう少し会社員を続けていた可能性も普通にあったと思います。

つまり、自分から勢いで辞めたわけではありません。

ただ、その時にはすでに、「辞めても生活が回る状態」ができていました。

この差は、かなり大きかったと思います。

また、仕組み収入が増えてから、自分の考え方も少しずつ変わっていきました。

以前ほど、「もっと稼がなければ」という感覚が強くなくなったのです。

もちろん、お金は今でも大事です。

資産が増えれば嬉しいですし、安心感にもつながります。

ただ、以前のような「増やし続けなければ」という焦りは、かなり減りました。

それよりも、

・自分が快適に暮らせること
・家族との時間を取れること
・平日に自由に動けること
・嫌なことを無理に続けなくていいこと

こういう“人生の余白”の方に、価値を感じるようになっていったのです。

また、面白いことに、自由な時間が増えると、逆に消費欲も減っていきました。

忙しい頃は、「頑張ったから何か買おう」という感覚がありました。

でも今は、時間そのものに価値を感じるようになったので、以前ほどモノへの執着がなくなった気がします。


そして最近は、「仕組み収入」という言葉の意味も、少し変わって感じるようになりました。

昔は、「働かなくてもお金が入る仕組み」くらいのイメージでした。

でも今は、それ以上に、「人生を選べる状態を作るもの」なのだと思っています。

働くか、働かないか。

どこで過ごすか。

誰と時間を使うか。

何を優先するか。

そういう選択を、自分で決められるようになる。

その土台を作ってくれたのが、仕組み収入でした。

もちろん、自由になれば全て解決するわけではありません。

目的を失う人もいると思いますし、自由な時間をうまく使えず、逆に不安になる人もいると思います。

だからこそ、「何のために資産形成をするのか」は、かなり大事なのだと感じています。

自分の場合、その答えは、「人生の選択肢を増やすため」でした。

そして今振り返ると、仕組み収入によって一番変わったのは、お金そのものではなく、「人生の前提条件」だったのかもしれません。


次回(第91話)は、「会社員は本当に不利なのか?」というテーマについてお話しします。

この連載は100話まで続く予定です。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。


📌今回の内容を踏まえて、皆さんはどちらに近いと感じますか?

A:収入が増えると、もっと上を目指したくなる
B:ある程度の安心感ができると、時間や自由の方を重視したくなる

どちらに近いか、理由もあればぜひコメントで教えてください。(コメントには必ずご返信させていただきます)
今後の発信や資産形成の参考にさせていただきます。


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■運営者(ユウナ)について
このnoteでは「資産形成」をテーマに執筆をしています。以下の別アカウントでは、『水曜どうでしょう』を通して、人や人生の面白さについて考える文章を書いています。

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