株・投資信託・不動産・債券、この順番で投資した理由|#89(第5章)
ここまでの連載で、私は、
株式投資
投資信託
不動産投資
債券投資
と、資産形成の形を少しずつ変えてきたことをお伝えしました。
それぞれの投資には、「その時の自分に必要だった理由」がありました。
資産がまだ小さい頃は、まずは増やすことが重要でした。
その後、再現性を求めて積立投資へ移行し、さらに資産規模が大きくなるにつれて、「増やす」より「毎月のキャッシュフロー」や「暴落時でも生活が崩れないこと」を重視するようになっていきました。
つまり、自分の資産形成は、「その時々の課題」に合わせて少しずつ形が変わっていったのです。
そして最終的に、自分の中で「これが今の自分には合っている」と感じるようになったのが、不動産と債券を中心にした形でした。
まず最初に始めたのは、株式投資でした。
このあたりの話は、第1章の#10〜#14↗あたりで詳しく書いています。
リーマンショック後の金融株を購入し、結果的にアベノミクスによる相場回復の流れに乗ることができました。
当時は約1,000万円だった資産が、気づけば約3,000万円近くまで増えていました。
もちろん、この経験は非常に大きかったと思います。
ただその一方で、自分の中にはずっと違和感もありました。
「次も同じように増やせるのか」
と考えると、自信がなかったのです。
相場環境に大きく左右される感覚があり、自分でコントロールできている実感がありませんでした。
そこで次に選んだのが、投資信託への積立投資でした。
積立投資へ移行した考え方については、第1章の#13〜#20↗で詳しく書いています。
個別株のように“当てる”のではなく、長期で積み上げていく。
市場全体に広く分散し、時間を味方につける。
この考え方は、自分にとても合っていました。
実際、積立投資そのものは、今でも非常に優れた方法だと思っています。
特に会社員時代は、毎月の給料という強力なキャッシュフローがあります。
その状態で、ドルコスト平均法を使いながら長期積立を行うのは、かなり合理的な資産形成方法だと思います。
ただその一方で、自分の中では少しずつ別の感覚も出てきていました。
「この方法だけで、本当に自由な状態までたどり着けるのだろうか」
という感覚です。
積立投資は非常に合理的ですし、長期で見れば強い方法だと思っています。
ただ、会社員の給料から毎月積み立てるだけでは、資産規模を大きくするまでにどうしても長い時間がかかる。
将来の資産規模をエクセルで計算しても、結局は定年まで働かければいけない、そんな状態でした。
自分が求めていたのは、単なる資産額ではなく、働かなくても生活が回る状態、今の言葉でいう「FIRE」でした。
そう考えた時に、自分の中で大きかったのが、「他人資本を活用できる」という不動産投資の特徴でした。
自分のお金だけではなく、融資を活用しながら資産規模を拡大していける。
しかも、毎月家賃収入というキャッシュフローも作れる。
この仕組みは、当時の自分にとって非常に合理的に感じたのです。
そこで次に考えるようになったのが、「毎月お金が入ってくる仕組み」を作ることでした。
不動産投資については、第2章(#26〜#45)↗で詳しく書いています。
不動産は、もちろん空室や修繕などのリスクもあります。
ただ、自分の場合は、
・他人資本(融資)を活用できる
・毎月家賃収入が入る
・インフレに比較的強い
という特徴に大きな魅力を感じました。
特に大きかったのは、「資産を売らなくても生活費が入ってくる」という感覚です。
これは、株式や投資信託中心だった頃にはなかった安心感でしたし、資産は急拡大し、会社員の給料とは比べ物にならないほどの毎月のインカム(家賃収入)も得ることができるようになりました。
そして、その後にたどり着いたのが、債券投資でした。
債券投資や有価証券担保ローンについては、第3章(#46〜#65)↗で詳しく書いています。
債券については、第3章でもかなり詳しく書いてきましたが、自分にとっては「精神的安定装置」のような存在でした。
約束された額の配当金が定期的に入る。
価格変動も株式より比較的小さい。
しかも、有価証券担保ローンとの相性も良い。
この組み合わせは、自分が求めていた「生活が回る状態」にかなり近いものでした。
特に最近は、「暴落しても生活が崩れない」ということを、以前よりかなり重視するようになっています。
これは、資産形成初期にはあまり意識していなかった視点でした。
でも実際にFIRE生活をしてみると、「どれだけ増えるか」より、「悪い時でも無理なく続けられるか」の方が、はるかに重要だと感じるようになりました。
だからこそ、自分の場合、最終的に残ったのが、不動産と債券だったのだと思います。
もちろん、株式投資や投資信託を否定しているわけではありません。
むしろ、ここまで資産形成できた土台には、間違いなく株式市場の成長があります。
ただ、自分が最終的に求めていたのは、「資産を最大化すること」だけではありませんでした。
毎月の生活が自然に回ること。
暴落時でも精神的に耐えられること。
相場を毎日気にしなくても生活できること。
そして、「辞めたくなったら辞められる状態」を維持できること。
そういう“安心感”を重視した結果、今の形に近づいていったのだと思います。
また最近は、「自分が安心して続けられる資産構成」はやはりかなり大事だと感じています。
どれだけ期待利回りが高くても、毎日不安になるような資産構成では、自分は長く続けられません。
逆に、多少リターンが落ちても、安心して生活できるなら、その方が自分には合っていました。
結局、資産形成には「唯一の正解」はないのだと思います。
大事なのは、
・どんな生活をしたいのか
・どこまでリスクを取れるのか
・暴落時にどう感じるのか
を理解したうえで、「自分に合う形」を見つけることなのかもしれません。
株式、投資信託、不動産、債券。
自分自身も、その時々で少しずつ考え方が変わってきました。
そして今は、「生活が自然に回る仕組み」を作ることこそが、自分にとっての資産形成のゴールに近かったのだと感じています。
次回(第90話)は、仕組み収入があると人はここまで変わるについてお話しします。
この連載は100話まで続く予定です。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。
📌今回の内容を踏まえて、皆さんはどちらに近いと感じますか?
A:資産を最大化することを重視したい
B:多少リターンが落ちても、安心して続けられる形を重視したい
どちらに近いか、理由もあればぜひコメントで教えてください。(コメントには必ずご返信させていただきます)
今後の発信や資産形成の参考にさせていただきます。
■運営者(ユウナ)について
このnoteでは「資産形成」をテーマに執筆をしています。以下の別アカウントでは、『水曜どうでしょう』を通して、人や人生の面白さについて考える文章を書いています。
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