再会も 違った意味で 緊張し 膝を合わせて すべてを知りし┃特別養子縁組┃児童相談所からの打診①
「 男の子ですがいいですか?」
「 男の子ですが… …本当に…いいんですか?」
昨日の電話の段階で結構念押しされていたのに、それでもまだ聞くなんて、男の子だから嫌だ…という方はいらっしゃるのか、逆に聞いてしまいたくなるくらい何度も聞かれる私達。来てくれるだけでも本当に感謝しかないのに、今のご時世、どの業界もクレーム対策に再確認することが少なくないからなのか、このような所にまで、そのような配慮がなされているのかと、ふと思ってしまう。
前日の夕方の電話から、興奮冷め止まぬ中で行くことになった児童相談所。ベビーグッズを揃えることがようやくできると思い、前日から私だけが浮かれたような感じだった。昨日の今日のことなので、一旦は体を休めたとはいえ疲れているのに片道1時間近くの運転なので、主人が眠くならないよう、いつものマシンガントークも浮かれ気味だ。
監護期間が終わるまで100%喜べないよ…と言うものの、本当は同じように内心喜んでいるのだろうなと思う時もあった。児相の方との何気ない会話の中で、主人の言葉の端々にそれを感じるものがあった。
男の子でもいいですか?…と
何度も何度も聞かれた話です。
こちらも是非お読みください↓
十月十日、相手に認知されないまま、お腹の中の子ども大事に育ててくださった産みの母親の気持ちは、産むことのできない私にとって、到底計り知ることができないことだが、複雑な思いがありながらも、お腹の中で大事にしてくださったことを児童福祉司の方から伺いながら、何とも言えない温かい気持ちに包まれていた。
生母さんの状況や、生母さんのご家族、そしてここに至ったまでの理由など、沢山の話を聞きながら、面接の時に面接官の方が厳し目に言われた、大事にされずに生まれてくる子もいる…ということについて、ふと振り返って考えていた。
面接官の方は、お腹の中で大事に育てられた赤ちゃんを、私達も大切に育てたいことを話した時、「 そんな幸せなことばかりではない。大事にされずに気付いた時にはもう堕胎できないから、仕方なくお腹の中にいる場合もある…」とのことを言っていたが、この生みの母親にはそのようなことがそこまでないと私達は思えた。
(↓少し前のこちらの記事に、面接官の話していたことに近いことがあります。また是非お読みください。)
私たちのように子どもを望んでいたけれど、何らかの理由で授かれずにいる人がいる。それでも、やっぱり子どもを迎えたいと願い続けている夫婦もいる。本当は自分で育てたいけど、色々な理由があって自分で育てられない人もいる。
↓ここからは、私達が打診を受けて児童福祉司の方から伺ったこととその状況、そしてその時の私達の気持ちを、お世話になったクリニックへ改めてメールにて報告した内容です。少し割愛してありますがよろしければお読みください。
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生母さんは、これからの将来について色々目標に向かって頑張られているものがあることと、男性の方が子どもに対し認知しない、関わりを持つことは無いと生母さんに話されたそうで、このままでは生母さんが1人で抱え込むこととなり、将来の目標のこともあるので、ご家族と相談した結果、温かい家庭で育ってほしいという思いがあり、直ぐにでも里子に出したいと乳児院に連絡したそうです。
里子という言葉で言われ、乳児院の方が特別養子縁組のことを説明し、いろいろな段階があることを伝えると、落ち着いた様子で納得されて是非ともお願いします…とのことで話を進められていたそうです。
乳児院の方が免疫力のことを考慮し、母乳をあげるよう伝えると、肌が触れることで情が移ってしまうのではないかと一旦は断るも、初乳に含まれる成分が子どもの免疫力を高めることを伝えられると、そのことを考慮され搾乳器で搾乳されて哺乳瓶であげられたそうです。
ここからは私の思いになりますが、先日の面接で想像を絶する大変な状況に追い込まれることで、生母さんは自分も赤ちゃんも死んでしまった方がいいと思われたり、生まれてくる子に対して愛だの優しさだのそんなものは無い…という厳しい現実を教えられましたが、児童福祉司の方から色々と生母さんの話を伺う中で、この生母さんはそんなことはないのではないかな…と勝手ながら感じていました。
もし本当に子どもに対する愛と優しさがなかったなら、子どもの養育環境のことを真剣に考え子どもの幸せを願って養親に託したり、子どもの健康を考えて理解し搾乳したり、親に送迎をお願いして乳児院まで行ったりしないのではないかなと思います。
それこそ乳児院に預けた後は全然来ない、一切電話も繋がらないといった無関心な感じになってしまうのではないかと、私は思うのです。
色々と先日の厳しいお話もあり、そんな綺麗事ばかりではないことは重々承知ではありますが、何かしらの形で、自分が大切にされていたことを少しでも知るものがあれば、真実告知の時にために作るライフストーリーブックにも良いと感じたので、断られるかも知れないですが、とりあえず言うだけ言ってみようかと思い言ってみました。どうなるかは分かりませんが…。
(…最後の話は、生みの母親へ子どもに手紙を書いてもらう提案の話です。この話はまた後ほど。)
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もしかしたら、他の家族へも同じように声をかけているかも知れない打診の段階だったが、話を色々と聞きながら、今まで感じたことのない気持ちを感じていた。
それは、単に期待して喜びが高まるものばかりでなく、その裏にある生みのお母さんとその家族との葛藤や苦しみ、もどかしさなどを理解するのが大切だということを改めて感じるものだった。
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次は【 児童相談所からの打診② 】
こちらも是非お読みください↓
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