見出し画像

徒歩以上、ジョギング未満。私がミニベロに惹かれる理由


ミニベロとは何か

ミニベロとは、タイヤサイズが20インチ以下の小径自転車のことだ。その多くは折り畳み機構を備えており、玄関先に省スペースで置けるほか、電車に乗せて運ぶ「輪行(りんこう)」にも適している。

桃色のミニベロは20インチ (左奥は14インチ)

「グラビエ」の納車を待っている段階から、ミニベロについても密かに調べを進めていた。それほどまでに、ミニベロという存在がずっと気にかかっていたのだ。

「徒歩」の拡張装置を求めて

もともと私が自転車に興味を持ったのは、徒歩と公共交通機関だけで狭くなっていた自分の世界を広げたい、と思ったのがきっかけだった。
私にとって、自転車はあくまで「徒歩の拡張装置」という位置づけだったのである。

この考えに基づき、私はGIANTのクロスバイク「Gravier(グラビエ)」を購入した。
グラビエは45mmという太めのタイヤを履いており、路面の段差を気にせず、ゆったりと街を走るのに向いていると考えたからだ。

想定外だったクロスバイクの性能

しかし、幸か不幸か、グラビエは想定外に走れる自転車だった。
先日、多摩川サイクリングロードを走った際は、天気の良さも手伝って、気づけば1日で65kmほど走破していた。近いうちに100kmライドにも挑戦したいと考えているほどだ。

砂利道でも遊べる(対岸で野焼き中)

自転車ライフを満喫できているのは喜ばしいことだが、走行距離が50kmを超え、100kmを目指そうとしている今の状態は、もはや「徒歩の拡張」という領域を逸脱している。

そしてミニベロへ

グラビエを買って本当によかったと思っている。しかし、この自転車は私の想定よりも遥かに速く、遠くへ私を連れて行ってくれる。

今の私にとって、クロスバイクは「徒歩」ではなく、むしろ「ジョギング」の拡張装置という印象なのだ。

以前、私は「自転車とカメラは相性が悪い」と書いたことがある。

程よいペースで自転車を流していると、その疾走感が心地よく、どうしても足を止めたくなくなってしまうのだ。

流れる景色の中に、例えば川沿いの野鳥のような「気になるモノ」を見つけても、今のスピードを殺してまで止まることができない。

やはり、徒歩の延長線上には、もっと気軽で「遅い」自転車が必要なのだ。

気になるものを見つけた瞬間、パッとその場で停まれる身軽さ。景色を眺めるために足を付くことを、躊躇(ちゅうちょ)させない気楽さ。

そんな「歩き」に近い感覚を実現してくれるのは、やはりミニベロである可能性が高い。

そう思い至った私は、気づけばミニベロの試乗予約をするため、ショップへ電話をかけていた。

続く。

※ミニベロに興味のある方におすすめの一冊。かわいらしく温かみのあるイラストに癒されます。


いいなと思ったら応援しよう!