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「私のための話」と思ってもらえる記事は読まれる。累計数百人のnoteを見てきた編集者が教える書くヒント

「私のnote、本当に読者に届いている?」「気合いを入れて書いていたのに、全然“スキ”が伸びない」

書きつづけるなかで、こんな悩みとぶつかる瞬間は少なくありません。

このたび、「パーソナル編集者®」主宰の、みずのけいすけが2025年9月5日に「書けるようになるnote勉強会@長崎」を開催。会場には、全国各地から参加者が集まりました。

「noteは誰に向けて書くかが大切」「あえて1テーマに絞って書いてみる」など、今すぐ試せる実践的なアドバイスが飛び交った今回のイベント。参加者のリアルな悩みに寄り添って進められた、勉強会の様子の一部をレポートします!


書けるようになるnote勉強会 in 長崎

「書けるようになるnote勉強会」は、note株式会社で約3年間ディレクターをつとめ、のべ500社以上の情報発信をサポートしてきたみずのけいすけによるSNS活用講座です。

noteやXなどのSNSを使って発信していきたい方から、アウトプットをしたいけれどつづかない方、自分の発信をもっと届けたい方まで、幅広い方にご参加いただいています。

文章を書くうえでの構成や視点の整理、読者との接点のつくり方など、「書くこと」を後押しする実践的な内容が詰まった勉強会です。

講師:みずのけいすけ
goodbuff inc. 代表。愛知県瀬戸市出身、千葉県浦安市在住。専門は、コンテンツ編集/SNSマーケティング/コミュニティ設計。法人500社以上の情報発信をお手伝い。広告代理店にてプランナーを2年、株式会社マイナビにてコンテンツ編集を10年、note株式会社で3年を経て独立。SNS運用に1on1で伴走するサービス「パーソナル編集者®︎」を立ち上げ。

長崎での開催は初!

今回の会場は長崎県大村市にある「coto大村アーケード店」です。カフェが併設されたコワーキングスペースをお借りし、ドリンクを片手にカジュアルな雰囲気でスタートしました!

みずのが伝える、書くときのひと工夫

まずは、noteを書くときに意識しているポイントのなかから、とくに参加者の反響が大きかったトピックを2つご紹介します。

読まれるnoteは「誰に向けて書かれているか」が明確

読まれるnoteにはいくつか共通点があります。そのひとつが「誰に向けて書かれた記事なのかが明確であること」です。

たとえば、同じ「ファイナンシャルプランナー(FP)」というテーマでも、「FP1級を持つ私が実践する家計管理術」なら“家計管理に悩んでいる人”に届きますし、「FP3級から2級の独学合格記」なら“これからFP2級を目指す人”に刺さります。

逆に、伸び悩むnoteはこの「誰」が曖昧で、複数の読者像が混ざっていることが多いんです。もし書きたいことが多いなら、1本に詰め込むのではなく、テーマを分けて複数本にすればいいんです」と、アドバイス。

思い切ってターゲットを絞り、内容を取捨選択することで、「はじめまして」の人にも「自分のための記事だ」と感じてもらいやすくなります。

いい事例から学ぶ、noteを書くコツ

次に取りあげられたのは、「書き方に迷ったときのヒント」です。どう書けばいいか悩んだときは、他の人のnoteを読むのがおすすめだと言います。

ここからは、みずのが編集者として伴走した「いい事例」をコメントともに3つ紹介します。

▼すぐれたテーマはそのまま出すだけでいい

この記事は全部で4000字と、noteとしてはやや長いんです。でも、病気がわかってから手術を決めるまでの心境の変化や家族への伝え方、不安との向き合い方まで、彼女にしか書けないリアルな言葉で綴られています。

優れたテーマには、脚色や演出は必要なく、事実をそのままていねいに書くだけで、十分価値のあるコンテンツになるんです。

▼もうひと取材するだけで深みが出る

初めて読んだとき、これを読んだ親御さんの感想が気になって。それを彼に伝えるとすぐに親御さんに取材してくれて、記事の最後に『そこで、現時点での親の気持ちを聞いてみました』という項目が追記されました。

書き終えたときに、登場人物にもうひと取材してみると、他者の視点が加わって、記事に深みが出ることがあるという事例です。

▼できることの“一部”に絞って書く

彼はタスク管理のプロ。書こうと思えばいくらでも書ける中で、1つのテーマにあえて絞って、それを詳しく掘り下げて、具体例を交えながら書いてもらいました。そのほうが読者が実践しやすく、記憶に残る記事になるからです。

結果、創作大賞2024のビジネス部門で入選するなど、多くの反響がもらえる記事となりました。

多くの人に届いているnoteをあらためてじっくり読んでみると、書くときにも役立つヒントが得られるかもしれませんね。

書き方はひとつじゃない。書く手を進めるヒント

勉強会の後半は、参加者の書く悩みにこたえる質疑応答を実施。参加者のnoteをリアルタイムで見ながらアドバイスをするなど、まさに“ここ”でしか聞けない、ライブ感たっぷりな時間となりました。

書けないときの5つのアイデア

まずは、北九州から来たというライター・編集者のながたせいこさん。みずのが主宰する「パーソナル編集者®」を受講しています。

「発信をつづけて、もっと多くの人に読まれる記事を書けるようになりたいと思っています。皆さんが普段どんなふうに書いているのか、具体的な書き方や、書けないときの対処法などを知りたいです」とのこと。

9月現在、noteの毎日投稿チャレンジに取り組んでいるみずの。書きつづける楽しさと苦しさを現在進行系で味わっている彼が「書けないときの5つのアイデア」を紹介してくれました。

①「宣言して追い込む」
SNSで「書きます!」と宣言して、書かざるを得ない状況を作り出す方法。僕は少し見栄っ張りなところがあるので、宣言することがやる気スイッチになるんです。

②「フォロワーに投げかけてみる」
テーマ選びに悩んだら、Xのアンケート機能を使って、フォロワーにどんなnoteを読みたいか聞いてみると思わぬヒントが得られることもありますね。「読者が待っているから書かないと」と、書く後押しにもなるはずです。

③「感想を書いてみる」
自分のことを語るのが苦手でも、誰かを褒めるのが得意な人は意外と多いものです。やる気スイッチを少しずらす感覚で、自分の外に目を向けてみると、止まっていた筆が進むかもしれません。

④「読者のいないところで書く」
noteで自分の文章を書くのは、実は街中で弾き語りをするぐらい大変なことだと僕は思います。メモ帳やドキュメントなど、人の目に触れず、誰からも評価されない場所で一旦書いてみると、書けるようになることもありますよ。

⑤「内容を喋ってみる」
書けないときは、まず声に出して話してみるのも手。普段、人に体験を伝えるときは自然にエピソードを補足して喋れているはずです。文字起こしAIを使えば、そのまま文章化できるので、意外とスムーズに書けるようになります。

▼ながたさんが参加レポートを書いてくれました!

読者像が定まらないときは、「私」の解像度を上げてみる

続いては鹿児島県から自動車とフェリーを使って駆けつけた、フリーランスライターのココさん。2025年8月から「パーソナル編集者®」を受講しています。

書くときにいつも読者像が定まらないことに悩んでいるそう。「先ほどみずのさんがおっしゃっていた“誰”がいくつも出てきてしまって、テーマを絞り切れないんです」とお話しいただきました。

▼「教員からライターになった気づき」をまとめたココさんのマガジン

それに対してみずのは「自身の経験や今の肩書きの具体性を上げるだけでも、自然とターゲットが絞られるかもしれません」と回答。

たとえば「教員7年間で気づいたこと」「ライター歴2年の私が学んだこと」のように数字や具体をタイトルに入れるだけで、記事の解像度が高まり、「転職を考える30歳前後の教員」や「駆け出しからステップアップしたいライター」というように記事の対象がぐっと明確になります。

とくに自分の経験を書く際には、「どんな自分が書いているのか」を考えてみると、読者像がはっきりしてくるはずです。

書けるようになるために必要なのは…?

今日から実践できるコツが盛りだくさんだった今回のイベント。参加者からは「わかりやすかった」「noteを書くモチベーションが高まった」とうれしい声が多く挙がりました。

書けるようになるために必要なのは、特別な才能ではなく、ちょっとしたアイデアや読者の視点に寄り添う工夫の積み重ねです。「もっと書きたい」と感じている方はぜひ、ご参加ください。

今後の「書けるようになるnote勉強会」の開催情報は、パーソナル編集者®公式noteにてお知らせします。あなたの街を訪れる日も、そう遠くないかもしれません。
制作:ふたり広報(執筆:水元琴美 / 編集:金井みほ