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【今日の1問】volunteer work は不可算【英検1級とその先へ:単語クイズ!】

◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。

No one can doubt his _____ commitment to philanthropy since he has been engaged in volunteer work for decades and has donated almost all his money.
(1)didactic (2)unkempt (3)abiding (4)incontrovertible








◇ 単語の意味と解説

No one can doubt his abiding commitment to philanthropy since he has been engaged in volunteer work for decades and has donated almost all his money.

(1)didactic [daidǽktik]
【形】教訓的な、説教じみた、教えたがる
語源は、ギリシャ語の(didaskein:教える)
本来は「教育に役立つ」というポジティブな意味ですが、現代では「上から目線で、説教くさい」という、ネガティブなニュアンスがあります。
「a didactic tone of voice:説教じみた口調」
「didactic purpose:教訓的な目的」

(2)unkempt [ʌnkémpt]
【形】(髪・外見などが)手入れされていない、だらしない、ぼうぼうの
語源は、古期英語の(un-:否定 + kempt:櫛でとかした)
「kempt」は「comb:櫛」の古い過去分詞形で、「櫛が入っていない」というイメージです。
「unkempt hair and clothes:手入れされていない髪と服」

(3)abiding [əbáidiŋ]
【形】(感情・信念などが)永続的な、変わることのない
語源は、古期英語の(abīdan:とどまる、待つ)
「同じ場所に長く居続ける」というイメージです。
「a law-abiding citizen:法を遵守する市民」
「an abiding faith:不変の信仰」

(4)incontrovertible [ìnkɑ̀ntrəvə́ːrtəbl]
【形】(証拠・事実などが)議論の余地のない、明白な、自明の
語源は、ラテン語の(in-:否定 + contra:反対に + vertere:向ける)
「反対の方向に向けられない」=「ひっくり返せない」というイメージです。
「incontrovertible evidence:決定的な証拠」

◎ なぜ正解?

何十年もボランティアに従事し、財産のほとんどを寄付したことから、彼の「commitment to philanthropy:博愛主義へのコミット」は?
「abiding:不変の」が正解です。

「incontrovertible」は「明白な、紛れもない」という意味で、一見正解になりそうですが、「時間が長い」というニュアンスは含まず、問題文には「for decades:何十年もの間」とあるので、「abiding:長い間続く」の方がより親和性が高いです。

ちなみに、Googleで引用符付きで全文一致検索をかけてみましたが、「"abiding commitment to philanthropy"」は出てきますが、「"incontrovertible commitment to philanthropy”」は出てきませんでした。

「incontrovertible commitment」という表現自体はありますが、政治・外交・組織の方針などの文脈で使われることが多く、個人のボランティア精神を修飾するこの文脈には合わないようです。

¶ 編集記 

最初は「No one can doubt his abiding philanthropy since he has been engaged in volunteer works for decades and has paid almost all his money for donation.」と書いていましたが、そしてこの時点で、「paid all his money」は変だろうと思っていたら案の定、AIに添削してもらったところ、「pay」は「対価(商品やサービス)」に対して支払う動詞で、見返りを求めない「寄付」に対して「pay」を使うのは語法的に明確なエラー(不自然)となりますとのことでした。「donated almost all his money」が正解でした。

また、「ボランティア活動」を意味する「volunteer work」は、通常は不可算名詞でした。これも確か、前にも同じミスをしたのを覚えていますが、またやってしまいました苦笑
長年ボランティアをしてきた人がたった一種類の活動だけとは考えにくく、いろんな活動をしてきたような、いくつもあるような、そんなイメージがしてしまうので、つい複数形にしたくなってしまうんですよね。それとも私だけでしょうか?笑

これらを修正したのが問題文です。

後日、初稿時に書き上げていた問題文「No one can doubt his abiding philanthropy since he has been engaged in volunteer work for decades and has donated almost all his money.」を、ブラウザで5つのタブで開いたGeminiに添削してもらったところ、5つ中4つは、修正の必要なしと答えましたが、5つ中1つだけが、改善の余地ありと答え、理由は「abiding」という内面的な問題と「philanthropy」という具体的な行動を組み合わせる「abiding philanthropy」は、コロケーション的にわずかに不自然で、「abiding commitment to philanthropy」にした方が自然とのことでした。

ここを修正した「No one can doubt his abiding commitment to philanthropy since he has been engaged in volunteer work for decades and has donated almost all his money.」を再度、ブラウザで5つのタブで開いたGeminiに添削してもらったところ、5つ中5つがこれなら修正の必要なしと答えたので、これを問題文としました。

「"abiding philanthropy"」と「"abiding commitment to philanthropy"」、Googleで全文一致検索をかけると、確かにわずかに「abiding commitment to philanthropy」の方が多くヒットしましたが、「abiding philanthropy」も多少出てくるので、完全に間違いではないようです。

◇ 正解

(3)

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【主な参照リファレンス】

Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)


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