大山のぶ代さん版の『ドラえもん』しか見たことなかった私が、21年の時を経て、水田わさびさん版を観た感想【偏愛作品を語りたい!】
タイトルの通り、私にとって、ドラえもんといえば、大山のぶ代さんのお声が唯一無二で、決して水田さんの配役に反対だったわけではないのですが、声優さんが変わってからは、なんとなく無意識に避けてきたところがありました。
しかし、つい最近、『とっておきドラえもん ぞくぞくぶるるホラー編』という原作の怖い話を集めた漫画を読み、特に『しかしユーレイはでた!』というエピソードが面白かったので、Huluで配信されているアニメ版を原作と見比べてみたくなりました。
そして、観てみると、ちゃんと面白い!
もちろん、正直、違和感はあります。
子供の頃大好きだった、そしておそらく一番観た(累計時間を正確に計っていないので記憶を頼りにした私の感覚ですが)アニメは、『名探偵コナン』か『ドラゴンボール』か『ドラえもん』だったので、キャスト全員のお声が完全に耳に残っており、新しい方はやっぱりまだ違和感はあります。
それでも、このまま避けて観ないのももったい無い!と思うようにもなりました。
それに今の子達にとっては、今のドラえもんが『ドラえもん』なんですよね。
そこで、今回私が観たエピソードそれぞれの感想をざっと書いてみました。
『しかしユーレイはでた!』
このエピソードは、2026年8月1日現在Huluで配信されており、上述の通り、『とっておきドラえもん ぞくぞくぶるるホラー編』という原作のホラーエピコレクションを最近読み、アニメ版を観たくなった話です。
大山さん版では『山寺のユーレイ騒動』というタイトルだったらしいのですが、私はこれはまだ観たことがありません。
やっぱり夏といえばホラーということで、ジャイアンの親戚の叔父さんがやっているという寺にのび太たちみんなで泊まり、そこでユーレイ騒動が起きる話で、ちょっと怖かったです笑
このエピソードが優れているのは、ドラえもんは基本的に、読者・視聴者は「omniscient:全てを知っている」視点でナレーションが進みますが、ある人物の記憶が途切れることで、読者・視聴者も一緒にナゾを体験することになるところです!
藤子・F・不二雄先生のストーリーテラーとしての力量に唸らされるものがあります!
ちなみに、オチは、原作とアニメで少し違っています!
あと最初の方、173ページ3コマ目、トンボを追いかけるドラえもんが可愛い!(アニメでは、5分34秒前後です。2026年8月現在Huluで配信されているものを基準にしています)
◇ 書籍情報
Title:てんとう虫コミックススペシャル とっておきドラえもん ぞくぞくぶるるホラー編
Author:藤子・F・不二雄
ISBN:9784091436443
(私の読んだ版は、2025年9月20日発行 第7刷です)
『バイバイン』
この『バイバイン』は上の、カヤンPAさんの記事を読ませていただき、「どんな話か知りたい!」と思い、アベマTVで無料で配信されていた(2026年7月31日の時点で)ので観ました。
皿に一つしかない栗まんじゅう。
食べてしまうと無くなってしまうという当たり前のことに悩むのび太は、なんとかならないかとドラえもんに聞くと、ドラえもんは、その液体を垂らしたものは5分おきに倍の数に増えていく「バイバイン」という道具を出します。
「exponential:指数関数的」増加の恐ろしさ、ここに極まれりなエピソードです!笑
2のn乗、この n が、5分おきに1ずつ増えていくということです。(0乗は1です)
16(n = 4:つまり20分)くらいまでは緩やかですが、1,024(n = 10:つまり50分)くらいからヤバくなってきますね笑
栗まんじゅう1個のサイズを「縦5cm × 横5cm × 高さ4cm(面積25平方センチメートル / 体積100立方センチメートル)」と仮定
地球の表面積を「5.1億平方キロメートル」と仮定
この宇宙空間の半径を「465億光年」と仮定
上記のように仮定し、(栗まんじゅうのサイズはAIが決めてくれました)
地球の表面を覆い尽くすまでにかかる時間、
宇宙空間を埋め尽くすまでにかかる時間を、
AI(Google Gemini)に、それぞれ聞いたところ、
地球の表面を覆い尽くすまでにかかる時間は、約4時間48分(n = 58)
宇宙空間を埋め尽くすまでにかかる時間は、約23時間25分(n = 281)
とのことです笑
この道具のヤバさがよくわかる数字です笑
逆にいうと、進化だって凄まじいものがあるということです!
AIは指数関数的に進化すると言います。
そして、今は、AIがAIを改良する段階に入っているらしく、人間みたいに寝る必要がない上に同時に動かせるので、これからさまざまなブレイクスルーが期待されるそうで、ドラえもんの道具のような夢のようなこともあり得てくるのかもしれませんね。
今の悩みも、将来テクノロジーが無効化してくれるかも?
2112年よりも前に、ドラえもんのようなロボットが誕生するかも?
『のび太漂流記』
このエピソードも2026年8月1日現在Huluで配信されており、大山さん版では『のび太と風船イカダ』というタイトルで、子供の頃から大好きな話でした。
ロビンソンに憧れたのび太が筏(raft:いかだ)を作って無人島で暮らそうとする話です。
大山さん版では、ジャイアンとスネ夫がモニターでのび太の行動を見守ることになりますが、水田さん版では、ジャイアンとスネ夫は最初と最後にしか出てきませんでした。
あと大山さん版はのび太が自作の歌を歌っていますが、あの描写もなくなっていました。
このリメイク版も素敵ですが、このエピソードは私は大山さん版が特に好きですね。
『メルヘンランド入場券』
このエピソードも2026年8月1日現在Huluで配信されており、大山さん版でも同じタイトルで、子供の頃から大好きな話でした。
22世紀のレジャー施設「メルヘンランド」で、動物の姿になってみんなで遊ぶ話です。
「メルヘン」はドイツ語の「Märchen:おとぎ話」です。
最初にドラえもんがみんなに注意するシーンで、大山さん版では「20世紀人の恥にならないように振る舞うこと」とドラえもんが言っているのですが、水田さん版では「21世紀人の恥にならないように振る舞うこと」になっていたのも(1分8秒前後です。水田さん版の方は、2026年8月現在Huluで配信されているものを基準にしています)、「アップデートされてる!」というのが分かって面白かったです!
あと、大山さん版は夏の話で、ジャイアンやスネ夫がアイスを食べていましたが、水田さん版ではのび太たちは長袖になっています。
8分5秒前後(2026年8月現在Huluで配信されているものを基準にしています)にのび太が「冬だとは思えないや」と言っているので、そして2022年12月3日に放送されたようなので、水田さん版では冬の設定になっているのですね。
そういえば、先述の『のび太漂流記』と、このエピソードで、野比家の間取りが、大山さん版の頃と変わっていることにも気づきました。
水田さん版では、野比家の玄関を開けてすぐに階段が見えましたが、大山さん版では、玄関を開けるとすぐに壁で、絵が飾ってあり、少し左に折れてから右に曲がってその通路の左側に、よくママがいる部屋、のび太の部屋がある二階に続く階段、さらに襖のある部屋という間取りでした。
上記セリフの出典:
アニメ『ドラえもん』「メルヘンランド入場券」より
原作:藤子・F・不二雄
最後に
以上、タイトルの通り、大山のぶ代さん版の『ドラえもん』しか見たことなかった私が、21年の時を経て、水田わさびさん版を観た感想でした。
まだたった4エピソード観ただけですので、当たり前でしょうが、正直まだ違和感はあります。
しかし、観ているうちに慣れてくるのかもしれません!
水田さんのお声もドラえもんに合っています!
これからもっと観たいと思わせてくれる、特に大山さん版が強烈に子供の頃の記憶に残っている者としては、記憶と照らし合わせて見比べるのが楽しい作品です!
記事のヘッダーは「みんなのフォトギャラリー」からお借りしています。制作者様へ、素敵な画像ありがとうございます!
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