育児は評価されにくい。でも、世界でいちばん重い仕事
こんにちは。
小児領域で医療従事者をしています、ぴこぴこです。
今日はこんなお悩みについて、よく聞く話をまとめて書いていきます。
自分の時間が取れずに、毎日が「仕事と育児」で終わってしまうパパさん、ママさん。
めちゃくちゃ分かります。
子どもが小さいうちは、とにかく時間が溶けます。気づいたら夜で、気づいたら朝で、「今日、何か自分のためにできたっけ?」となりがちです。
まず最初に結論です。
人生で、子育てより大切だと思えることってそうそうありません。
でもそれは、「だから我慢しろ」とか「辛いのは当たり前」と言いたいわけではありません。むしろ逆で、価値が大きすぎるからこそ、しんどく感じるのも自然だという話です。
①子育ては、いちばん身近な“人を幸せにする仕事”です
人って不思議で、自分だけが幸せになろうとしても、あまり長続きしません。
誰かが笑ってくれたとか、安心してくれたとか、そういう瞬間があると、しんどさの中でも「やってよかった」と思えるものです。
子育ては、それが毎日起きます。
ただし、毎日“見える形”では起きません。
これがまた厄介ですね、、、(笑)
(1)成果が「静か」すぎて見落としやすいです
・泣いていた子が落ち着いた
・ごはんを一口食べた
・今日も生きて寝た
これ、全部成果です。
でも、派手な拍手が起きません。
会社なら評価シート的なものがありますが、育児にはありません。だから「何もできていない感じ」が出やすいです。ここが育児の落とし穴です。
②価値が高い仕事ほど、疲れます
子育てって、体力の問題だけではないです。
判断が多いです。選択肢が多いです。予想外が多いです。
・今日は何を食べさせるか
・今泣いている理由は何か
・外出するか、やめるか
・叱るか、待つか
これを、疲れている脳でずっと回します。
だから、しんどいのは親の能力不足ではありません。
単に、重労働です。
(1)「休めない仕事」なのがきついです。
会社なら終業がありますが、育児は終業があいまいです。
寝かせたあとも、家事が残っていたり、明日の準備があったりします。
「終わりがない仕事」を回している時点で、すでにすごいです。
ここをまず、自分で認めていいと思います。
③子育ては期間限定で、あとから価値が増えてきます
子どもが小さい時期って、長く感じます。
でも、あとから振り返ると驚くくらい短いです。
(1)一緒にいてくれる濃度が高いのは「いま」です
中学生になれば部活や友だちの時間が増えます。
高校生になれば、親と話すよりスマホが長い日も増えます。
そしていつか、家を出ます。
だからこそ、今の時間は尊いです。
ただし、尊いからといって「全部を味わえ」みたいな話にはしません。
疲れている日に「尊さ」を味わうのは無理です。人間ですから。
(2)価値は「あとから回収」でも大丈夫です
いまは余裕がなくて、かわいいと思えない日があってもいいです。
写真を見返したときに、ふと回収できる日が来ます。
そのために、今日を生き残るほうが大事です。
④“価値がある”と“しんどい”は両立します
子育てを「価値がある」と言うと、たまにこう感じる人がいます。
「価値があるなら、文句を言っちゃダメなのかな」と。
違います。
価値があるから、しんどいんです。
大事なものほど、失敗したくないし、うまくやりたいし、守りたいからです。
(1)心を軽くする合格ラインを作ってください
毎日完璧な100点を狙うと、毎日が敗北になります。
その日のコンディションの100点で十分です。
合格ラインを下げるのは、甘えではなく技術です。
・子どもが大きなケガをしない
・ごはんを食べさせる
・今日を終える
これで合格の日があっていいです。
⑤忙しさの中で、価値をちゃんと自分のものにするコツ
最後に、いま疲れている人でもできる「価値の回収」を1つだけ置いていきます。
(1)1日の終わりに「できたこと」を1個だけ数えます。
大げさなことはいりません。
・抱っこした
・ごはん出した
・話を聞いた
・寝かせた
・泣いてるのを見捨てなかった
これで十分です。
(2)それを、短い言葉にします
・今日も守った。
・今日も回した。
・今日も、家庭を崩壊させなかった。
この一言があるだけで、「何もできてない」の呪いが弱まります。
おわりに
人生で、子育てより大切だと思えることってそうそうないよね、という話を書きました。
でも、価値があるからといって、毎日キラキラしている必要はありません。
しんどい日はしんどいです。腹が立つ日もあります。投げ出したくなる日もあります。
それでも、今日ここまで読んでくださったあなたはちゃんと向き合えている証拠です。
自分の時間が取れない中で、家族を回している。これは立派な仕事です。誇っていいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた。
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