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子どもの寝顔を見ると、怒りが消えるのはなぜ?!


こんにちは。小児領域で医療従事者をしています、ぴこぴこです。
育児をしていると、ある瞬間だけ胸の奥に小さな灯りがついて、「ありがとう」って言葉が勝手に浮かんでくる日があります。

今日は実際に私がよく受ける質問を、Q&A形式で回答してみたいと思います。


Q:なぜ寝顔を見ると、怒りが消えるのですか?

A:親の中の「警戒」が終わるからです。
育児中の怒りって、性格というより緊張の副産物になりやすいです。
泣き声や危ない動きがあると、親の頭はずっと警戒モードで回っています。
寝顔を見ると「いまは守る時間じゃなくて、休む時間だ」と体が判断しやすくなり、怒りの熱がスッと引きます。


Q:なぜ子どもの優しさは、あんなに刺さるのですか?

A:説明がいらない優しさだからです。
大人の優しさは、段取りや状況が混ざることがあります。
でも子どもの優しさは、理由の説明がなくて、まっすぐ届きます。
素晴らしく純粋無垢です。ずっとそうであってほしいと思う瞬間です(笑)


Q:なぜ子どもの「できた」が、親の心を救うのですか?

A:目に見えなかった努力が、形になるからです。
育児の声かけや見守りって、成果がすぐ見えません。
でもある日、ふっと形になります。

・靴を自分で履けた
・「かして」が言えた
・泣きながらでも気持ちを伝えられた

その瞬間、「今日までの自分は無駄じゃなかった」と思えて、心が軽くなります。


Q:なぜ「みて!」は、親の焦りを止めるのですか?

A:頭の中の予定が、いったん中断されるからです。
大人の頭は、次の段取りでいっぱいになりがちです。保育園、仕事、夕飯、洗濯、寝かしつけ。
そこに「みて!」が入ると、強制的に視線が目の前に戻ります。

・雲が変な形
・虫を見つけた
・水たまりが楽しい

その数秒で、呼吸が整うような感覚になることがあります。焦りが止まると、ありがとうが浮かびやすくなります。


Q:なぜ余裕がない日にほど、ありがとうが浮かぶのですか?

A:しんどい日は、救いが際立つからです。
余裕がある日は、寝顔も優しさも「かわいいな」で終わります。
でも余裕がない日は、同じ出来事が「助けられた」に変わります。
しんどさが強いほど、小さな救いが光って見える日があります。


Q:子どもに「ありがとう」を伝えると、何が起きますか?

A:子どもが「自分は役に立てた」と感じやすくなります。
子どもは、褒められるより「助かった」が伝わると動きが変わることがあります。
難しい言い回しは不要です。

・ありがとう、助かったよ
・嬉しいな
・一緒にやってくれてありがとね

短い言葉でも、親子の空気がやわらかくなることがあります。子どもはそれをキャッチできます。


Q:ありがとうを感じられない日は、どうしたらいいですか?

A:感じれなくて大丈夫です。まず休息が先です。
ありがとうは、心の余白があるときに浮かびやすいです。
眠い、疲れている、追い詰められている。そんな日は、感謝のセンサーがオフになりやすいだけです。
「今日は拾えない日」と決めて、早めに終わらせる方がうまくいくこともあります。


Q:怒ってしまった後、どうやって気持ちを立て直しますか?

A:一回だけ、やり直しの言葉を置くと立て直しやすいです。
完璧な謝罪より、短い修正が効くことがあります。

・さっきは言い方が強かったね
・びっくりさせてごめんね
・もう一回、言い直すね

親が立て直す姿は、子どもにとって大事な学びになります。
子は親を想像以上にしっかりみています。


Q:ありがとうを増やす、いちばん簡単な方法はありますか?

A:1日1回だけ「よかった場面」を1行メモすることです。
ありがとうは、探さないと見落としてしまうことがあります。疲れているときほど、問題点だけに目がいきがちです。だから、拾う習慣があると便利です。

・寝る前に笑った
・怒鳴る前に深呼吸できた
・自分から「ごめんね」が言えた

1行の箇条書きで十分です。どこかにメモを残しておく。
翌日、心が少しやわらかくなります。


最後に
子どもに「ありがとう!!」と思う瞬間は、親が完璧だった日ではなく、むしろ余裕がなかった日に来たりします。

今夜、もし少しだけ余白があったら。
寝顔でも、笑い声でも、なんでもいいので、ひとつだけ拾ってみてください。
「今日も、ありがとう」って。



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