Photo by
kei02
闇の王② | 誰も追いかけていないのですが。
逃げて逃げて逃げきってやる!
女は殺されると思っていた。闇の王を取り巻く護衛の者の多さに恐怖していた。
「ダメだ」
こんなに監視する者が至るところにいたら、逃げ切ることはできない。
女は思った。そうだ!自害すればいいじゃないか!
女は隠し持っていた毒薬を一気に飲み干した。
苦味が喉を焼くほどだった。体が痺れ、視界が揺らいだ。やがて息が詰まり、地面に崩れ落ちた。
死んだ!
ようやく自由だ!
だが、目を開けると、そこは闇の王の玉座の間だった。王は笑っていた。
「よくやったな、わが忠実なる護衛よ。お前の演技は完璧だった。誰も追いかけてなどいない。ただ、お前自身が逃げ場を失うよう仕組んだまでだ」
女は気づいた。毒は幻覚薬。彼女は最初から、闇の王の最も忠実な手先だったのだ。
逃げたいという思いすら、王が植え付けた罠だった。
女は永遠に、王の影として生き続けるだろう。死ぬことすら許されぬ、この牢獄の中で。
#心理操作 #洗脳
#闇の王 #逆転劇
#自由の幻想 #精神の牢獄
#自害の罠 #幻覚薬
#支配と隷属 #ダークファンタジー
#出口なし #自由からの逃走
#痴女 #永劫回帰
#kei02さん
いいなと思ったら応援しよう!
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします