ヨーロッパ47日間ひとり旅の日常|洗濯とコインランドリー事情
*本記事にはプロモーションが含まれます。
旅人は忙しい。
日中は観光や移動があるし、宿に戻れば旅日記をつけたり、次に行く場所の情報を集めたり予約をしたり…。
ただでさえ忙しいうえに、長期ともなれば衣類の洗濯も必要だ。
旅という非日常にあっても止めることができない日常の営み。それが洗濯である。
私は旅に出て、洗濯機の偉大さを思い知った。
(もっと言えば電子レンジも冷蔵庫も偉大。みんな日々ありがとう!)
この記事では、2025年春にヨーロッパを47日間バックパックで旅した間の洗濯事情について書いてみる。
洗濯をどうしていたか、そして各地で実際に利用したコインランドリーなど、他の旅人の参考になれば嬉しい。
長期の旅行は洗濯必須
2泊3日ならまだしも47日間となると、洗濯しないわけにはいかない。私の場合、予算の限られたバックパッカーだったので、ホテルのランドリーサービスは選択肢になかった。
シャンプーは2日に1回としても、肌着類はそうはいかない。毎日取り替えるから、その分洗濯が必要になる。
今回のBusyな旅では1泊で次の街に移動することもあり、時間にも制限があった(日程については▼の記事でまとめているのでよろしければどうぞ。またはブログの「【50代女性バックパックひとり旅】47日間で行った場所」にも書いていますので、ご覧いただければ幸いです)。
だいたい2、3日に1回くらいは洗濯をしていたと思う。
それ以上洗濯物を溜めると、洗うのが大変になるばかりでなく、着替えがなくなるのだ。
基本はホテルの洗面所で手洗い。
そしてタイミングとロケーションがあえばコインランドリーに行った。利用したコインランドリーは計6か所になった(後半で紹介する)。
まずはバスルームでの手洗いについて。
ホテルのバスルームで手洗いするときのコツ
旅が進むにつれ、バスルームでの手洗い洗濯のコツもつかめてきた。
私の経験では、押さえておきたいポイントは3つ。
①事前確認:干す場所
洗濯に取り掛かる前に確認してほしいのが干す場所だ。
せっかく洗ったのに「干すところがない!」と後から気付くと本当に残念(←やっちまった人)。
日本では「ホテルの部屋は乾燥している」とよくいうが、ヨーロッパはそうでもなかった。
翌日になっても乾かず移動と重なった日には、水分を含んだ重い衣類を運ぶことになり、気持ちも重くなる。
そんなことにならないよう、洗濯ロープやハンガーをかける場所があるかをあらかじめ確認しよう。
ホテルの部屋は、意外にロープをひっかける場所がない。出っ張りがなかったりちょうどいい高さにロープを張れなかったり。
なんなら衣類を水で濡らす前にロープを張るくらいでもいい。
濡れた洗濯物の重さにロープが耐えられなければ、乾かすこともできない。
私は洗濯用品としてロープと洗濯ばさみ、折り畳みハンガー、小分けの洗剤などを持参した。

私が買った折りたたみハンガーには現在、洗濯ばさみ付バージョンもあるみたい▼
洗剤はできれば粉末がおすすめ。液体だと開封したら1袋使いきらないといけないからだ。「疲れているけど、少しだけでも洗おう」という日など、量を調節できる粉末洗剤が便利だった(開封した袋は、マスキングテープやクリップで留めたうえでジップロック等に入れておこう)。
または家で使っている洗剤(液体でも粉末でも)を、100均の詰め替え容器などに入れて持って行くのもアリかも(ジップロックなどで漏れ対策をお忘れなく)。
②シンク栓がない時はレジ袋
海外のホテルの洗面台にはシンク栓のないところが結構ある。
ホテルの洗面台で洗おうと思っても、栓がなくて水が溜められないなんてこともあるのだ。
最初のうちはそれで洗濯を諦めたりもしたが途中で気付いた。要は水を溜められれば良いのだと(遅い)。
気付いてからは、シンク栓のない時はレジ袋に洗剤と水を入れて洗った。
ちょっとやりにくいけどね。
折り畳み式洗濯バケツも販売されているが、少しかさばるので私は買わなかった。
③なるべく脱水してから干す(タオル利用もおすすめ)
予備のバスタオルがあれば、挟んで水分をなるべく切ってから干すと乾きが早くなる。
「今日は洗濯しよう!」という日に、ダブルやツインの部屋でバスタオル・フェイスタオルが2枚ずつあると小躍りしたものだ(なんとささやかな喜び)。
洗濯後、できるかぎり手で絞った後に、タオルの上に広げくるくる巻いて、ギュッと押さえつけると脱水になる。
(しかし時代はエコ。「バスタオルの取り替え回数、削減にご協力を!」と書かれている時は、心苦しかった…)
ヨーロッパ各地で使ったコインランドリー
手洗いするのにも限界がある。そうなるとコインランドリーの出番だ。
私が2025年の春の旅で行ったコインランドリーは計6か所▼。()内は2025年に私が利用した際の料金だ。
※乾燥機は7分や10分等の時間単位でいくらと設定されていることが多かった。何分使ったかすべての記録は残っていないが、完全に乾かすまでは使わなかった。多少湿り気が残っていてもあとは部屋で干せばいいからだ。
①マドリード(洗濯 4€、乾燥機 2€)
②ミュンヘン(洗濯 4.5€、乾燥機 4€)
③ベルリン(ユースホステル内:洗濯 5€、乾燥機 無料)
④フィレンツェ(洗濯 4€、乾燥15分 2€)
⑤ローマ(洗濯+乾燥+畳み込み 7€)
⑥パリ(洗濯6kg 3.8€、乾燥7分 1€)
だいたい5~8.5€というところか。
①マドリード(launderette Cervantes)

C. del León, 6, Centro, 28014 Madrid, スペイン
今回の旅で、初めてコインランドリーを使ったのがマドリードだった。47日間の11日目。バスルームでの手洗いに限界を感じた時だった。
観光の後にまずは下見に行くと、おかみさんが「英語は話せないの」と言いながらスペイン語と身振り手振りで所要時間などを教えてくれた。
洗濯 4€、乾燥機 2€。
ホテルにいったん戻り洗濯物を持って再び行くと、今度はおやじさんがいた。
寡黙な人だったが、最初に洗濯機の使い方を教えてくれて「柔軟剤、無料だけど入れる?」など聞いてくれた。
洗濯を終え店を出る時に「おやすみなさい」と挨拶をすると、おやじさんは横を向いたまま手を上げて挨拶してくれた。なんだか、不愛想だけど優しい近所のおじさんのようで、その姿を今でも覚えている。
②ミュンヘン(City - SB Waschcenter & Textilreinigung)

ミュンヘンでは、日が暮れてからコインランドリーを探しに行った。
大通りから少し脇に入ったところにある。
帰りが少し心配と思ったが、下見の時、カウンターのおばさんが親切で元気よく説明してくれたため「人がいるなら大丈夫そう」とここにした。
がしかし、いざコインを入れて洗濯を始めると、おばさんはガラガラとシャッターを閉めて帰ってしまった…。
そっか。もう夜7時だもんね(不安)。

洗濯をスタートしてからスーパーに行き、買い物をしてまた戻る。
(ちなみにスーパーもバックパッカーの強い味方。スーパーについては「ヨーロッパのスーパーマーケットあれこれ【47日間バックパックひとり旅】」をどうぞ)
私の他に、旅行者のカップルや若い男性などが入れ代わり立ち代わり来店して洗濯をしていた。
ミュンヘンの人たちは優しかったなぁ。夜の通りを歩くのはちょっと怖かったけど。
③ベルリン(ユースホステル内)

ベルリンではユースホステルに宿泊した(プライバシーは譲れないので、ドミドリーではなく個室利用)。
ユースホステルというのはどこもそうかもしれないが、施設内にコインランドリーがあった。
使い方がドイツ語、英語、韓国語、日本語などいくつかの言語で書かれていた。
料金は洗濯機の利用が5€(乾燥機は無料で自由に使ってよいとのこと)。50セント硬貨専用なので、ロビーで両替してもらう。
ユースホステル内にあると、遅くなっても夜道を歩く心配がないので助かる。
④フィレンツェ(Laundry place self service)

洗濯 4€、乾燥15分 2€。
コインランドリーの向かいにレストランがあり、夜でも賑やかだった(プラスチックの椅子に座って洗濯が終わるのを待っている私の数メートル先に、ワインを飲みながら夕食を楽しんでいる人たちがいる。異世界が隣り合わせのような面白さ)。
フィレンツェは、なんだか街の雰囲気が華やか。だからかな、夜に出歩いてもあまり不安を感じなかった。
このコインランドリーも、旅行者らしい年配のカップルや日本人カップル、地元の人っぽい人たちなど、複数の人か利用していた。
みんなお洗濯するよね~。

⑤ローマ(ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世広場近く)
ローマで行ったのはコインランドリーというより「洗濯屋さん」(写真は撮っていなかった)。お店の人に洗濯物を預けて、言われた時間に取りに行く。だいたい40~45分くらい。
待ち時間にスーパーで買い物をして戻ると、洗濯、乾燥、畳むところまでやってくれてあった(事前にGoogleの口コミを見ると「お店の人が畳むところまでやってくれる」と書いてあったので、下着は持って行かなくて正解だった)。
すべて込みで7€。
ただ私のセンサー(直感?)では「この周辺は少し治安が悪そう」と感じた(だから写真がないのかな…)。
柔軟剤(?)のにおいがきつくて、ちょっと参った。Googleの口コミでは「素敵な香り」と書いている人が複数いたけど、私は自分が選んだ香りをまといたい、筋金入りの香りマニアなので…。
というか、単純に強く香りすぎ。人によっては気分が悪くなっちゃう強さだった。香り自体は悪くはないけど…なかなか消えないし(今となっては、ローマの思い出の香りだが)。
⑥パリ(Laverie Dugommier Self Service)

パリで行ったコインランドリーは、私が利用している間は観光客らしき人がおらず、住民らしい人たちが利用していた。電話しながらのティーンエイジャーの女の子とか。
洗濯6kg 3.8€、乾燥7分あたり 1€(私は14分回してあとは部屋で干した)。
洗濯が終わるのを待つ間、旅日記を書いていた。数日後には日本に帰るというところだった。
パリはいつか住んでみたいな。

コインランドリーというのは街によって微妙に違う。
でも共通するものもある。洗剤のにおい、乾燥機から立ちのぼる湿ったあたたかい空気、プラスティックの椅子に座って洗濯が終わるのを待つ人々。
世界中から人が集まる観光地でも、洗濯という日常の営みは当たり前に繰り返されている。
夕焼けは世界のいたるところで見られるけれど少しずつ違って見える。それと同じように、コインランドリーの風景も街ごとの表情があった。
そのひとつひとつが、私の旅のワンシーンとして思い出に残っている。
長い記事を、ここまで読んでくださりありがとうございます!
よろしければ、スキやフォローいただけると嬉しいです。
喜んでもっと書きます(笑)。
※2025年の旅のエピソードは▼こちらのマガジンにまとめています。
