旅はいつも、一人ひとりの物語になる
パリが嫌いだという人がいる。
サービスの質の低さや、地下鉄など人混みでの不快さなどが理由らしい。
一方、私はパリに住みたいと思っている。
2025年に6日間、滞在したパリが、とても素敵で心地よかったから。
私には、パリの街並みはとても魅力的だった。
出会う人も優しかった。
同じ街を観光しても、みんなが同じ体験をすることはできない。
旅では、無数の選択肢があるし、偶然も重なる。
同じ街に行っても、見るもの、感じることは人それぞれだ。
何を見に行くか。
何を食べるか。
どこに滞在するか。
地下鉄で乗り合う人々も違う。
天気も違うだろう。
そんな小さな偶然のひとつひとつが、その街の印象を大きく変える。
持ち帰る思い出も、ひとりひとり違う。
そういえば、私は1990年に初めて訪れたウィーンで、ショックな出来事があった。そのために、ウィーンに対して35年間、ネガティブな印象を持っていた。
でも35年後にウィーンを再び訪れた時の出来事によって、その印象は見事に塗り替えられた。
同じようなことが、どこに行っても、誰にとっても起こり得るだろう。
「パリ」という街はひとつしかないが、訪れる人それぞれに、違う「パリ」が存在する。心に残る思い出も、みな違う。
同じ場所を訪れても、誰ひとり「同じ物語」にはならない。
それに、観光での滞在と、住むのとでは、感じるものもまた違うはず。
冒頭のパリが嫌いという人は、住んだことがある人だった。
住むとなったら、パリのまた違った面が見えるのだろう。
それでも、今の私にとって、パリはやはり住みたい街。
住んでみて私がどう感じるかは、住んでみなければわからない。
そう考えると、パリはまだ、私にとって「未知」の場所だ。
次に出会うパリは、どんな姿を見せてくれるのだろう。
2025年の47日間ヨーロッパひとり旅のエピソードはこちら▼のマガジンにまとめています。
また、私のnoteでは、日々の暮らし、旅、異文化、介護などを通して出会った感情、気づきを綴って、マガジン▼にまとめています。
