自信には、小さな材料が必要です。
前回は、
「これって意味あるのかな?」
という声が出てきた時、
人はやめる理由を集め始める。
だからこそ、
まずは一旦、信じてみることが大切。
とりあえず信じる。だから、始められる。
もう少し信じてみる。だから、続けられる。
そんな話でした。
前回の記事はこちら▼▼
ただ、
一旦信じて始められたとしても、
“もう一つの壁”があります。
それが、
「自信がない」
という感覚です。
「意味があるかもしれない」
と思えても、
「でも、自分にできるのかな?」
「自分には向いていないのでは?」
と感じてしまうことがあります。
今回は、
この「自信がない」という壁について、
一緒に考えてみましょう。
第1章:無意識の比較
何かを始めようとした時。
新しいことに挑戦しようとした時。
今までと違うやり方を試そうとした時。
なぜか、止まる。
やろうと思っているのに、動けない。
頭では必要だと分かっているのに、
なかなか一歩が出ない。
そんな時、頭の中では、
無意識に「比較」が始まっています。
「やってみなければ分からない」
そんなことは、
分かっているはずなのに…
たとえば、
インスタを始めようとした時。
同業者や、同じような発信
をしている人を見る。
すると、
「フォロワーがたくさんいる」
「いいねがたくさんついている」
「投稿のクオリティが高い」
そんなところが目に入ります。
そして、
「自分には難しいかも……」
「今さら始めても遅いかも……」
「こんな投稿、自分には作れないかも……」
と感じてしまいます。
でも、ここで見落としていることがあります。
誰でも、最初は
フォロワーゼロから始まっています。
最初から、
いいねがたくさんついていたわけではありません。
最初から、
投稿のクオリティが高かったわけでもありません。
少し思い出してみてください。
社会人1年目の頃。
1年先輩を見て、ちょっと前まで学生だった自分とは、
まるで違うように思えたのではないでしょうか。
たった1年しか違わないのに、です。

そこにあるのは ——
センスの差より、経験の差。
才能の差より、数や量の差。
少なくとも一定レベルまでは、
むしろ、こちらの差の方が大きいです。
それなのに私たちは、
何年も続けている人と、
今から始めようとしている自分を比べてしまう。
今見えている結果だけを見て、
「あの人はできる」
「自分にはできない」
と判断してしまう。
相手が積み重ねてきた時間や経験を見ずに、
今の自分と比べてしまえば、自信をなくすのは当然です。
第2章:自信の材料
自信は、最初からあるものではなく、
少しずつ育っていくもの。
もっと言えば、
自分を信じられる材料が、少しずつ増えていくこと。
それが自信につながります。
たとえば、
インスタを始めたばかりの人が、
最初から
「自分ならできる」
「自分の投稿は見てもらえる」
「きっと集客にもつながる」
と、まったく未経験で思えるのなら、
ある意味、それは才能かもしれません。

でも、多くの人にとっては、
何を書けばいいのか分からない。
どんな投稿が読まれるのか分からない。
続けられるかも分からない。
そう思うのは、あなただけではありません。
そこから、
一つ投稿してみる。
前より少し言葉にできる。
誰かが反応してくれる。
自分なりの型が少し見えてくる。
そういう小さな確認が、
「少しできるかもしれない」
という手応えになります。
そして、その手応えが、
自信の材料になっていきます。
第3章:脳は結論が大好き
自信はあとから育っていくもの。
そう分かっていても、
ここで厄介なことがあります。
それは、
脳は早く答えを出したがる。ということです。
まだ十分に試していない。
まだ全体が見えていない。
まだ判断するには早い。
それなのに、
「自分には向いていない」
「やっぱり無理かもしれない」
「これは意味がないのかもしれない」
と、早めに結論を出したくなる。
なぜなら、
「これは向いていない」
と決めてしまえば、考えなくて済みます。
「自分には無理」
と決めてしまえば、挑戦しなくて済みます。
「意味がない」
と決めてしまえば、続けなくて済みます。
つまり、結論を出すことで、
一時的に楽になれるのです。
もちろん、
本当に合わないこともあります。
やり方を変えた方がいいこともあります。
無理に続けない方がいいこともあります。

ただ、
まだ十分に見ていない段階で、
「向いていない」
「無理」
「意味がない」
と決めてしまうと、
本当は見えるはずだったものまで、
見えなくなってしまいます。
ここでひとつ、
違う視点で考えてみてください。
私、チラシの神が、
「チラシのデザインはいくらですか?」
と聞かれたとします。
そこで、
「5万円です」と答えたとします。
すると、
「高いな」と感じる人の方が多いと思います。
自分で作れば無料です。
探せば、5,000円で作ってくれる人もいるかもしれません。
そう考えると、
「5万円は高い」
「もっと安いところでいい」
「今回はやめておこう」
と結論づけたくなるのが普通です。
でも本当は、
最初にする質問が少しズレています。
値段を聞く前に、
先に考えるべきことがあります。
それは、
「どうすれば反響が取れるチラシが作れるのか?」
ということです。
そこを確認しないまま、
値段だけを見て判断してしまうと、
本当に大切なもの”を見落としてしまいます。
見ているのは、金額だけ。
でも、本当に見るべきなのは、
その金額で何が変わるのか。
反響につながる可能性があるのか。
自分では気づけなかった視点が入るのか。
という部分です。
これは、行動でも同じです。
一度投稿して反応がなかった。だから、
「自分には向いていない」と決めてしまう。
一度チラシを配って反応がなかった。
だから、「チラシは意味がない」と決めてしまう。
でも、それはまだ、
一部しか見ていない状態です。
そして同時に、
早く結論を出したがる脳のクセでもあります。
見えているのは、
一度やってみた結果だけ。
でも、本当に見るべきなのは、
やり方を変えたらどうなるのか。
伝え方を変えたらどうなるのか。
届ける相手を変えたらどうなるのか。
もう少し続けたらどうなるのか。
という部分です。
脳は、早く結論を出したがる。
でも、早すぎる結論は、
本当に見るべきものを見落とさせてしまう。
だからこそ、自信がない時ほど、
すぐに答えを出さないことが大切です。
第4章:脳は成功が大好き
脳には、
すぐに結論を出したがるクセがあります。
でも同時に、成功も欲しがります。
すぐに結論を出したがるくせに、成功も欲しがる。
客観的に見ると、少し矛盾しているように
感じるのは、私だけでしょうか?
ここで大事なのは、
脳にとって大切なのは、
“成功の大きさ”ではない。
ということです。
「できた」
「少し進んだ」
「自分で動かせた」
そう確認できること。
たとえ小さなことでも、
脳はそこを重視します。
たとえば、
一つ投稿できた。
前より少し言葉にできた。
昨日より迷わず動けた。
少しだけ反応があった。
自分なりに改善点が見えた。
こういう小さなことでも、
脳は、「前に進んでいる」と確認します。
そして、
それを、成功として受け取ります。

もちろん、
それだけで大きな結果が出るわけではありません。
でも、
何もできていない。
何も進んでいない。
そう感じている状態と比べれば、
“0と1の差”は、とてつもなく大きいのではないでしょうか。
自信がない時ほど、
人は大きな結果ばかりを見てしまいます。
でも、本当に必要なのは、
いきなり大きな成功を出すことではなく、
小さくても前に進めたことを確認すること。
その確認があるから、
「もう少しやってみよう」
と思えるようになり、
少しずつ自信につながっていきます。
第5章:まとめ
自信は、
最初からあるものではありません。
人と比べて、
なくしてしまうこともあります。
早すぎる結論によって、
見えなくなってしまうこともあります。
でも、
小さくても前に進めたことを確認できれば、
「もう少しやってみよう」と思えるようになります。
一つ投稿できた。
前より少し言葉にできた。
昨日より迷わず動けた。
自分なりに改善点が見えた。
そういう小さな確認が、
少しずつ自信につながっていく。
自信は、
大きな結果が出た瞬間に、
急に生まれるものではありません。
小さく試す。
小さく確認する。
小さく前に進む。
その積み重ねの中で、
少しずつ育っていくものです。
では、
その自信が積み重なっていくと、
次に何が見えてくるのか。
次回は、
自信の先にある、
「確信」と「核心」について考えてみます。
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