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漠然とした未来は、言葉にすると解像度が上がる

前回は、

普段感じている

・嬉しかったこと
・悲しかったこと
・感動したこと
・なんかモヤモヤすること

なぜ、そう思ったのか?を言語化し、
自問自答することで、価値観が見えてくる。

そんな話をしてみました。

こちら▼▼

そして、
次の段階は、

「どうしたいのか?」
「どうなりたいのか?」

です。

これが、未来像を描くこと。
つまり、ヴィジョンになります。


第1章:自由って、実は不自由?


とはいえ、

「どうなりたいですか?」

と聞かれても、
言葉に詰まりますよね。

たとえば、
とりあえず頭に浮かぶ言葉としては、

「もっと自由に働きたい」
「自分らしく生きたい」
「人に喜ばれる仕事がしたい」
「家族との時間を大切にしたい」

こんな言葉かもしれません。

では、
「もっと自由に働きたい」
と頭に浮かんだとします。

そもそもあなたにとって、
自由って何でしょうか?

好き勝手に生きること?
誰からも束縛されないこと?
時間や場所に縛られないこと?
嫌なことを断れること?

すべて自分で選べること?

でも、それを現実的に考えると、
無人島で自給自足をしながら
生きるようなものなのでしょうか?

誰にも縛られない。
時間にも縛られない。
すべて自分で決められる。

ものすごく自由です。

しかし、
すべて自己責任。

食べるものを自分で確保しなければいけない。
住む場所も自分で作らなければいけない。
常に、危険と隣り合わせ。

病気やケガをしても、誰も助けてくれません。

そう考えると、

「自由って、めちゃくちゃ不自由なのでは?」

と思ったことがあるのは、
私だけでしょうか?

つまり、
自由という言葉も、
ただ広げればいいわけではありません。

自分にとって、
どこまでが心地よい自由なのか。
何に縛られないことが自由なのか。

逆に、
何は手放したくないのか。

そこまで考えていくことで、
少しずつ未来像の輪郭が見えてきます。

ヴィジョンは、
最初からハッキリ見えているものではなく、
言葉にしていくことで、
少しずつ見えてくるものなのかもしれません。


第2章:言語化とは、解像度を上げること


では、
どうすれば未来像の輪郭が、
少しずつ見えてくるのでしょうか。

そのために大切なのが、

頭に浮かんだこと。
思ったこと。感じたこと。

それらを、
言語化してみることです。

こう言われると、
少し難しく聞こえるかもしれません。

でも、
簡単に言えば、

頭の中にあるぼんやりしたものを、
少しずつ見える形にしていくこと。

私は、
そんなイメージを持っています。

もっと言えば、
言語化とは、頭の中の解像度を上げること。

ぼんやりとした写真を、
少しずつピントを合わせていくようなものです。

たとえば、

「自由に働きたい」

という言葉も、最初はぼんやりしています。

でも、

なぜ、自由に働きたいのか?
たとえば、どんな状態なら自由なのか?

と考えていくと、
少しずつ具体的になっていきます。

時間に追われる働き方を減らしたい。
自分で仕事の進め方を決めたい。
苦手なお客さんに振り回されたくない。
家族との時間を増やしたい。
平日の昼間に、少し散歩できる余裕がほしい。
毎月の売上に追われすぎない状態を作りたい。

こうやって言葉にしていくと

自分にとっての自由が、
少しずつ見えてくる。

そして、
自分にとっての自由が見えてくると、
自分が向かいたい未来も見えてくる。

これが、
未来像を描くこと。

つまり、
ヴィジョンを言語化するということなのだと思います。

第3章:未来は、考える順番で変わる?


では具体的に、どうやって頭の中にあることを
言語化していけばいいのでしょうか。

ここでおすすめしたいのが、
未来を3つに分けて書き出すことです。

・最高の未来
・最悪の未来
・現実的な未来

ただし、ここで大切なのが順番です。

多くの人は、未来を考える時、
いきなり現実的な未来から考えます。

「どうせこのくらいだろう」
「今さら大きく変わらないだろう」
「現実的に考えたら無理だろう」

もちろん、現実的に考えることは大切です。

でも、最初から現実的な未来だけを見てしまうと、
今の自分が信じている範囲の中でしか、未来を描けなくなります。

だから、あえて順番を変えてみる。

まずは、最高の未来。
次に、最悪の未来。
最後に、現実的な未来。

この順番で考えていきます。

第4章:最高の未来には、願望が出る


まずは、最高の未来を書いていきましょう。

ここでは、“できるかどうか”は
一旦置いておきます。

大切なのは、

「本当はどうなったら嬉しいのか?」

を見ていくことです。

たとえば、

好きなお客さんとだけ仕事をしている。
家族との時間を大切にできている。
売上に追われすぎず、安心して暮らせている。
自分の経験を、必要としている人に届けられている。
無理な営業をしなくても、相談が来る状態になっている。

こんな未来が出てくるかもしれません。

ここで大事なのは、

「それが実現できるかどうか」

ではありません。

自分は、何に惹かれているのか。

どんな状態を望んでいるのか。

それを知ることです。

最高の未来を書くことで、
自分の願望が少しずつ見えてきます。

ただし、

ここで誤解してほしくないことがあります。

これは、「強く願えば叶う」とか、
「理想の未来を引き寄せる」という話ではありません。

最高の未来を書く目的は、

・自分の願望を知ること
・無意識の制限に気付くこと
・本当は何に惹かれているのかを見ること
・今の自分が、どこでブレーキをかけているのかを知ること

です。

つまり、

自分が本当は何を望んでいるのかを
知るためのワークです。


第5章:最悪の未来には、不安が出る


次に、最悪の未来を書いてみましょう。

これは少し嫌な作業かもしれません。

でも、実はかなり大事です。

なぜなら、

最悪の未来には、
自分が薄々感じている不安や、
正体の分からない恐怖が出てくるからです。

普段は、
あまり考えないようにしている。

でも、
心のどこかでは気付いている。

まだ意識していない。
まだ言葉にしていない。

そんな不安や恐怖です。

何が怖いのか。
何を失うのか。
どこまで悪くなるのか。

そこが曖昧なままだと、
恐怖は頭の中で、どんどん大きくなっていきます。

でも、
言葉にしてみると、
恐怖は思いのほか小さくなります。

なぜなら、
ぼんやりしていたものに、
輪郭が生まれるからです。

※恐怖について詳しく書いた記事▼▼

たとえば、

AIの影響で、今の仕事がなくなる。
取引先が潰れて、仕事が減る。
売上が不安定で、毎月お金に追われる。

こういった未来が出てくるかもしれません。

ただ、
不安を書き出して終わりではありません。

大切なのは、なぜ、それが嫌なのか?
を見ていくことです。

AIの影響で仕事がなくなるのが怖いのは、
自分の仕事に価値がないと思いたくないからかもしれない。

取引先が潰れるのが不安なのは、
一社に依存する働き方から抜け出したいからかもしれない。

売上が不安定になるのが嫌なのは、

取引先の数が足りていない…でも、
日々の仕事に追われて新規集客に力を入れられていない。
そんな不安があるからかもしれない。

つまり、
最悪の未来を書き出すことで、
今まで漠然としていた不安から、
“守りたいもの”が見えてきます。

第6章:最悪の未来を避けるために


ここまで、最高の未来。そして、最悪の未来。
この2つを書き出してきました。

最高の未来には、自分の願望が出ます。

最悪の未来には、自分の不安や恐怖
そして守りたいものが出ます。

では、次に考えたいのは、

現実的な未来を書く前に、

「最悪の未来にならないために、
何をすればいいのか?」です。

たとえば、

AIの影響で仕事がなくなるのが不安なら、
自分にしかできない価値は何かを考える。

取引先が潰れて仕事が減るのが不安なら、
一社依存にならないように、新しい接点を作る。

売上が不安定になるのが嫌なら、
新規集客に少しずつ取り組む。

そんな風に考えていくと、
今やるべきことが、少しずつ見えてきます。


第7章:現実的な未来には、思い込みが出る


最後に、
現実的な未来を書いていきましょう。

実は、ここが一番大事です。

多くの人は、未来を考える時、

最高の未来ではなく、
現実的な未来に引っ張られています。

たとえば、

今の売上が、大きく変わることはなさそう。
集客は、相変わらず苦労しそう。
発信しても、そこまで反応はなさそう。
この年齢から、大きく変えるのは難しそう。
自分には、これくらいが限界かもしれない。

そんな未来です。

もちろん、
現実的に考えることは大切です。

無理な計画を立てても、
続かなければ意味がありません。

ただ、
ここで一度考えてみて欲しいのが

その現実的な未来は、
本当に現実なのでしょうか?

もしかすると、
今の自分が、「現実的だ」
と思っているだけかもしれません。

過去の失敗。
周りの言葉。
今の環境。
お金の不安。
年齢への思い込み。

そういったものが重なって、

知らないうちに、
未来の上限を決めていることがあります。

つまり、

現実的な未来を書き出すことで、

今の自分が、どんな未来を当たり前だと思っているのか。
どこでブレーキをかけているのか。

それが見えてきます。


第8章:最高の未来と比べてみる


現実的な未来を書き出したら、
次にやることは、最高の未来と、現実的な未来を比べてみることです。

最高の未来には、
自分の願望が出ています。

現実的な未来には、
今の自分が「このくらいが現実的だろう」
と思っている未来が出ています。

この2つを並べてみると、差が見えてきます。

たとえば、
最高の未来では、好きなお客さんとだけ仕事をしている。

と書いた。

でも、

現実的な未来では、今まで通り、苦手なお客さんにも振り回され続けそう。

と書いた。

では、なぜそうなっているのでしょう?

理想的なお客さんが集まってこないから。
では、なぜ理想のお客さんが集まらないのでしょう?

たとえば、反応してもらうために、安さを前面に出している。
すると当然、安さで選ぶお客さんが集まりやすくなります。

安さで選んだお客さんは、通常価格ではリピーターになりにくい。
すると、また反応を取るために、安さを打ち出す。

この繰り返しになってしまうことがあります。

だからこそ、
最高の未来と、現実的な未来を比べることが大切です。

「本当はどんなお客さんと関わりたいのか?」
「今の発信やチラシは、その人に届く言葉になっているのか?」
「逆に、望まないお客さんを集める言葉になっていないか?」

この時に考えたいのは、
いきなり、苦手なお客さんを全部断ることではありません。

そうではなく、

どうすれば、少しでも最高の未来に近づけるのか?

です。

たとえば、

自分が本当に関わりたいお客さんを、言葉にしてみる。
逆に、できれば距離を置きたいお客さんの特徴を、書き出してみる。

新しく発信する言葉を、少し変えてみる。
チラシやプロフィールに、自分が大切にしている考え方を入れてみる。

これくらいなら、今日からでもできるかもしれません。

最高の未来と、現実的な未来を比べることで、
今の自分にできる小さな行動が、少しずつ見えてきます。


第9章:現実的な未来を少しだけ書き換える


ここで大切なのは、
無理やりポジティブになることではありません。

「私はできる!」「絶対に叶う!」と、
自分に言い聞かせる話でもありません。

今の自分が現実的だと思っている未来を、
少しだけ見直してみる。

それくらいでいいと思っています。

たとえば、

「チラシなんて反応が取れない」ではなく、
「やり方次第では、反応が取れるかもしれない」

にしてみる。

「発信しても意味がない」ではなく、
「まずは自分の考えを言葉にする練習にはなるかもしれない」

にしてみる。

「自分には無理」ではなく、
「小さく試すことならできるかもしれない」

にしてみる。

このくらいでも
現実的な未来が少し変わると、
選ぶ行動も少し変わります。

なぜなら、

人は、「どうせ無理」と思っていることには、
なかなか行動できないからです。

でも、

「少しならできるかもしれない」と思えたら、
小さく試すことはできる。

そして、

その小さな行動が、次の未来を作っていく。

未来像(ヴィジョン)を描くというのは、
いきなり壮大な夢を持つことではありません。

まずは、

自分が現実的だと思っている未来を、
少しだけ書き換えてみること。

そこから始めてもいいのではないでしょうか。


第10章:未来像を、小さな行動に変える


現実的な未来を少し書き換えたら、

次に大切なのは、
それを小さな行動に落とし込むことです。

ここで、大きな行動を考える必要はありません。

むしろ、小さくていい。

たとえば、

「SNSで発信しても、誰も見てくれない。
だから、意味がないかもしれない」

と思っていたとします。

でも、
「まずは、自分の考えを言葉にする練習にはなるかもしれない」

と思えたら、SNSの見え方が少し変わります。

集客するための場所ではなく、
自分の考えを整理する場所として使えるかもしれない。

そう考えると…

「私は〇〇について、こういう風に思っているのですが、
皆さんはどう思いますか?」

と呟いてみる。

頭の中にあることを吐き出すことで、

「私も一緒です」
「私はこう思います」

そんな反応が返ってくるかもしれない。
もしかすると、思いのほか共感されることもあるかもしれません。

自分の考えを言葉にするのが怖ければ、

まずは思ったことをメモに書き出してみる。
1投稿だけ下書きを作ってみる。
誰にも見せなくてもいいから、自分の言葉にしてみる。

それだけでも、十分に小さな行動です。



これは、SNSだけの話ではありません。

チラシでも、プロフィールでも、営業でも同じです。

まずは、自分が何を届けたいのか。
誰に届けたいのか。
どんな未来に近づきたいのか。

そこを言葉にすることから始まります。


第11章:まとめ


今回は、
未来像について考えてみました。

ヴィジョンというと、
立派な夢や、大きな目標を描くことだと思われがちです。

でも、最初から明確でなくてもいい。

「どうしたいのか?」
「どうなりたいのか?」

そう問いながら、
頭に浮かんだことを、少しずつ言葉にしていく。

最高の未来には、願望が出ます。
最悪の未来には、不安や恐怖、守りたいものが出ます。
現実的な未来には、思い込みが出ます。

この3つを書き出してみることで、

自分が何を望んでいるのか。
何を恐れているのか。
何を現実的だと思い込んでいるのか。

少しずつ見えてきます。

そして、

最悪の未来と、現実的な未来を比べることで、
今やるべきことが見えてくる。

最高の未来と、現実的な未来を比べることで、
今できる小さな行動が見えてくる。

未来像は、
ただ頭の中で考えるだけでは、なかなか見えてきません。

言葉にして、
今できる小さな行動に落とし込んでいく。

その積み重ねによって、

あなたにとって進みたい未来像、
つまりヴィジョンの解像度が、少しずつはっきりしていきます。

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