使命感なんて、最初はなくて当たり前
前回は
現代社会は、選択肢が多すぎる。
だからこそ、
「何を大切にするのか?」
という“方向性”が重要になる。
そんな話をしました。
そして、
方向性を考える上で、有名なのが、
ドラッカーの
ミッション(使命)
ヴィジョン(未来像)
バリュー(価値観)
という考え方。
ただ——
重要なのは分かる。
でも、かなり抽象的。
だから、「腹落ちしない…」
そんな話でした。
前回の記事はこちら▼▼
さて
「あなたの夢は何ですか?」
こう聞かれて、すぐ答えられる人って、
どれぐらいいるのでしょう?
幼少期は、
・ヒーローになりたい
・お姫様になりたい
そんな夢を、持っていた人も多いと思います。
そして学生時代になると、
習い事や部活などを通じて、
「楽しい」と思えることが、少しずつ見つかってくる。
ただ同時に、
同じように頑張っても、圧倒的に上手い人がいる。
努力しても、追いつけない人がいる。
そんな“才能の差”も、
少しずつ見え始める。
すると、
「自分は、そこまでではないのかも…」
と感じて、少しずつ距離を置く。
さらに大人になると、
そこまで頑張らなくても、
楽しいことが、たくさんあることを知る。
仕事。趣味。恋愛。ゲーム。旅行。など
だから、
夢へ向かって、走り続けられる人って、
うらやましくもあり、尊敬できます。
ただ一方で、
なぜ、そこまで進み続けられるのか?
その違いが、どこから来るのか?
気になるのは、私だけでしょうか?

第1章:ドラッカーが刺さる人
例えば、
プロスポーツ選手。
アーティスト。
職人気質の人。
研究者タイプの人。
こういう人たちは、
ある意味、
「私はこれで生きていく」
という、強い軸を持っています。
だから、ドラッカーの
Mission(使命)
Vision(未来像)
Value(価値観)
という考え方も“腹落ち”しやすい。
なぜなら、
“向かう方向”が、明確だからです。
第2章:私たちの現実
しかし、
多くの人にとって、方向性がそこまで
ハッキリ決まっているわけではありません。
むしろ、
・やってみた
・褒められた
・感謝された
・嬉しかった
・気付いたら続いていた
こういう体験の積み重ねから、
少しずつ方向性が見えてくる。
そして社会に出ると、
「周りが言うほど、嫌いじゃない」
と思った仕事。
普通にやっているだけなのに、
「凄いですね」と言われた経験。
そういう積み重ねから、
「あれ?これ意外と得意なのかも」
と、少しずつ自分の強みが
見えてくることもあります。

つまり、
最初から、
「これが私の使命です!」
となる人の方が、少数派です。
第3章:順番が逆
ピーター・ドラッカーの5つの質問では、
いきなり、
「あなたの使命は何か?」と聞いてきます。
ただ、多くの人にとって、
最初から、
「人生をかけて、これをやります!」
なんて、ハッキリ決まっている方が少ない。
使命感なんて、
無くて当たり前。
明確にイメージできる
目標(ヴィジョン)も、
ない方が普通です。
だからこそ、
最初から、使命(ミッション)を探すのではなく、
まずは、価値観(バリュー)から整理していく。
こっちの方が、多くの人にとって、
段階を踏んだ、健全な考え方になります。
そして、行動していく中で、
少しずつ、
イメージできるようになり、
明確な目標(ヴィジョン)
が見えてくる。
さらに、
「あれ?私は、これがやりたいのかも」
「もしかして私は、これをやるために生まれてきたのかも」
と、段階を踏んで、使命(ミッション)の
輪郭が、見えてきます。

では、どうやって、
価値観(バリュー)
↓
目標(ヴィジョン)
↓
使命(ミッション)
に、繋がっていくのでしょう?
第4章:価値観とは何か?
「あなたの価値観って何ですか?」
と言われても、
「えっ急に何?抽象的なんですけど…
もっと具体的な質問してよ」
となる人も、多いと思います。
では、
「ラーメンとカレー、どっちが好き?」とか、
「最後の晩餐。何を食べる?」とか、
「犬派?ネコ派?」みたいな話って、ありますよね。
しかも、
両方好き、どっちも嫌いな人もいれば、
その時の気分によって、変わることもあります。

つまり、
価値観というのは、“特別なもの”というより、
普段から、なんとなく感じているもの。
しかし、
「自分のビジネスの価値観は何か?」
と聞かれると、
なんか、
“ちゃんと答えなければいけない”
気がして急に難しく感じる。
でも実際は、
普段感じていることを、
言葉にするのは一緒です。
次回は、
価値観(バリュー)について、
もう少し具体的に、整理していきます。
続きはこちら▼▼

