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アフロディーテが教える、愛の痛みと輝き



ジャン=オノレ・フラゴナール『The Progress of Love
-The Meeting』


大好きなフラゴナールの絵と、色の物語


■はじめに


大好きなフラゴナールの絵。

あの淡い色彩を見ているだけで、なんだか心がほぐれて、柔らかくなる気がします。


『The Progress of Love-The Meeting』をあらためて見直してみると、そこにはたくさんの物語が隠れているように思いました。


■ 白いドレスと「鳩」の化身


まず目に留まったのは、女性の姿でした。

彼女のまとうドレスの純白さは、アフロディーテの象徴である「白い鳩」のようにも見えてきます。


彼女自身がまるで一羽の鳩のように、純粋で、愛おしい存在としてそこにいる……。

そんな彼女の純真な心が、この眩しいドレスの白さに現れているような気がします。





■ 石像が語りかけるメッセージ


後ろで二人を見守るように立っている、アフロディーテとエロスの石像からも、いろんなメッセージが伝わってくるように思います。


よく見ると、アフロディーテが「ダメよ」とたしなめるように、エロスから矢筒を取り上げているように見えます。


アフロディーテの血が白いバラを赤く染めたという神話があるように、愛には痛みも伴うもの。

だから女神は、恋人と向き合う彼女を見て、あえて矢を隠し、情熱をたしなめているのかもしれません。


そこには、愛の痛みを知る女神ならではの、静かな慈しみを感じます。





■ 運命が混じり合う「多幸感のピンク」


アフロディーテの血が白いバラを赤く染めたとしたら、この絵に描かれた二人の服の色も気になるところです。


白いドレスの彼女と、赤い服をまとった彼。

まるで「純粋」と「情熱」が今まさに、出会い、混じり合おうとしている運命的な瞬間を見ているようです。


バラの花言葉は、白が「純粋」、赤が「情熱」。
(※他にも花言葉はありますが…)

愛には確かに痛みもある。
けれど、フラゴナールの絵を眺めていると、それよりもずっと大きな「多幸感」に包まれます。


純粋な「白」と、情熱の「赤」。

その二つが溶け合って、フラゴナールらしいあの綺麗な「ピンクの色(薔薇)」になっている。


「愛は大変なこともあるけれど、それ以上にこんなに幸せなものだ」と色彩そのものが、そう教えてくれている気がします。


いつか本物の光のなかで、この多幸感に浸ってみたいです😌✨




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