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もう一度、音楽のある生活へ | 拡がる世界【自分史を紐解く⑥】

こんばんは!低音に静かな情熱を注ぐアラフィフ、チューバ吹きのサンチです。

前回、私は果てしないネットの大海原の中で、偶然相棒と巡り合い、音楽の扉を再び開けることができました。

※前回のお話を詳しく知りたい方はこちらをどーぞ!

そして、私は相棒と共に、自分史④でお話した徒歩圏内で活動中のアマチュア吹奏楽団にお邪魔し、まずはお試しで練習に参加することになりました。



初めて練習に参加した日、ただでさえ引っ込み思案の私は、緊張のあまり、最初は所在なく練習場所の隅で立ってることしかできませんでした。

気さくな団長さん(Oさん(仮名))から促され、席に座った私は、とりあえずいそいそと相棒をケースから取り出して無言で準備を始めました。

マウスピースを取り付け、楽器を構え、深呼吸をしながら空気をゆっくりと吹き込む。


本当に久しぶりの練習前のルーティン。お陰で徐々に落ち着いてきました。

そして、いざ練習が始まり、チューニング、ロングトーン等の基礎練習を一緒に行ううちに、私は自然と団員の仲間入りをしたような気がしました。

きっと、「音楽」という共通言語で互いにコミュニケーションすることで、心理的な垣根を乗り越えられたからだと思います。



私は、初回の練習ですっかりその楽団が気に入り、そのまま正式に入団しました。

その楽団は、団長のOさんと、Oさんの長年の友人であり副団長のNさん(仮名)が中心となって活動している楽団でした。(以後楽団名を「ON楽団」(仮称)とさせていただきます。)

ON楽団の団員の皆さんは、Oさん、Nさんはじめ、自分と同じ年代か少し若い方が多く、和気あいあいとした雰囲気で、過ごしやすいように思いました。

練習は土日いずれかの週一回、半日程度の僅かな時間ではありましたが、だからこそ1回ずつの練習に対して、学生の時よりも集中して、そして楽しもうとする自分がいたように思います。

そして、その楽しさは、みんなで合奏することで、より一層増幅していくもんなんですよね。

特に私は低音パートということで、主旋律を吹くことはまずありませんが、

みんなの音にきちっとハマってよいハーモニーが出せたとき

曲のテンポを崩すことなくみんなを下支えできたと思えたとき 

など、若干自己満足の世界かもしれませんが、内心嬉しい気持ちになります。 

そして、ごくたまに(笑)、メロディーを吹くときは、内心テンション2.5倍増し

みんなで合奏することの色々な楽しさ、特にチューバの醍醐味をもう一度思い出させてくれたことは、本当に嬉しいことでした。



当時それなりに忙しい部署にいて、遅くまで残業する日もあったように記憶してますが、(まだ若くて体力もあったせいか、)週末の練習には溌剌と参加していたと思います。

また、団員の中にはかなり演奏レベルの高い方や、ご自身で編曲ができるぐらい音楽リテラシーの高い方も数名メンバーでいらっしゃったので、久しぶりに楽器を吹く自分としても、そういった方達との演奏はとても刺激的でしたし、勉強になりました。

さらに、当時の自分にとって、演奏できることと同じくらいモチベーションに繋がっていたのは、様々なバックグラウンドのある団員の皆さんとの交流でした。

練習の後はよく食事会や飲み会も行われたんですが、お酒を無理強いするような方は誰もいなかったので、私も安心して参加することができました。そのお陰で、団員の皆さんとより一層打ち解けることができました。

その結果、自分がこれまで出会う機会もなかったであろう、色々な人生を歩まれてきた人たちの話題や考え方に触れることができ、自分の世界が一気に拡がっていく感覚がとても新鮮でした。


そして、実は、ON楽団にいたお陰で、私は生涯の伴侶となる女性とも巡り会えたわけで…

(そのへんのお話は、語り出すと長くなりそうですし、何よりかなり小っ恥ずかしいので、もしニーズがあればまたの機会にお話したいと思います。)



社会学に「サードプレイス」という概念があります。

サードプレイスとは、自宅、学校、職場とは別に存在する、居心地のいい居場所のことをいうのだそうです。


今振り返ると、ON楽団こそ、私にとって最初のサードプレイスだったんだなと思います。


私は、当時のON楽団から、直近身を置いている環境の中でひたむきに努力することだけでなく、時にはあえて一歩外に足を向けて、肩の力を抜いた時間を過ごすことが、長い人生を振り返ったとき、むしろより大事な時もあることを学びました。


皆さんにもサードプレイスと言えるような、心の拠り所となる場所はありますか?



さて、私は、ON楽団での日々を通して、相棒と共に第二のアオハルを謳歌していました。

こんな日々がずっと続くものと思っていました。


しかし、かつてチューバ演奏をいったん諦めたときも何の前触れもなかったように、また、新たな人生の転機が突如訪れ、私のチューバ人生もまた二転、三転することになるのです。


次回「想いと現実の狭間で」

乞うご期待!


私のnoteライフの記念碑、初投稿はこちらです!

📚️自分史シリーズはこちらにまとめてあります!

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