「やること」が増えるほど、仕事は抜ける。ChatGPT Workに任せる“次の一手”の整理術
週次レビューをしても、翌週の仕事が楽になるとは限りません。
「今週はこれをやった」と振り返って、メモも残した。けれど月曜日になると、また同じところで止まる。
何から手をつけるか
誰に返事をするか
後回しにしてはいけないことは何か
個人事業主の仕事は、やることが少ないから大変なのではありません。営業、制作、納品、経理、発信、顧客対応が、一つの頭の中に同時に入っているから抜けます。
前回は、ChatGPT Workを使って「今週、何をやったか」を週次レビューにする方法を書きました。
今回はその続きです。振り返った内容を、来週の「次の一手」に変えます。
「次の一手」を決めた後、最初の30分の作業に落とす方法は、「次の一手」を決めても、仕事は終わらない。ChatGPT Workで「30分の作業」に分解するで続けています。
ToDoを書き出しても、優先順位は決まらない
仕事がたまったとき、まずToDoリストを作る人は多いはずです。
ただ、項目が20個に増えても、仕事が前に進むとは限りません。
「見積書を送る」「記事を書く」「請求書を確認する」「SNSを更新する」と並べても、どれを今日やるべきかは別の話です。
ここで必要なのは、作業を増やすことではありません。今ある仕事の中から、次に判断すべきことを見つけることです。
たとえば、次のように分けます。
今日中に返事をしないと相手が止まること
今週中に着手しないと締切に間に合わないこと
先に決めないと、他の仕事も決められないこと
後回しにしても、今週は問題が起きないこと
この整理を一人でやると、目の前で気になる仕事に引っ張られます。ChatGPT Workに週次レビューを渡し、「次の一手」を選ばせると、頭の中の混線をほどきやすくなります。
ChatGPT Workに渡すのは、きれいな報告書ではない
完璧な週報を作る必要はありません。むしろ、散らかったメモのままで大丈夫です。
たとえば、前回の週次レビューに次のような情報があったとします。
A社への見積もりは作成済み。ただし、まだ送っていない
今週公開した記事は1本
問い合わせへの返信が2件残っている
来週の打ち合わせでは、新しい提案の方向性を決める必要がある
請求書は月末までに確認したい
SNS用の投稿案はあるが、今週中でなくてもよい
これをそのままChatGPT Workに渡します。
その上で、こう頼みます。
以下は今週の週次レビューです。
来週の仕事を前に進めるために、次に判断・着手すべきことを3つに絞ってください。
それぞれについて、優先する理由、期限、最初の10分でやる行動を書いてください。
今週やらなくてよいことも分けてください。
大事なのは、「ToDoを全部並べて」と頼まないことです。判断を求める。そこが変わると、返ってくる内容も変わります。
「最初の10分」を決めると、仕事は動き始める
優先順位が分かっても、仕事に着手できないことはあります。
特に、見積もり、提案、重要な返信のように、考えることが多い仕事ほど後回しになりがちです。
そこで、ChatGPT Workには「最初の10分でやること」まで出してもらいます。
A社への見積もり:宛先と件名を入れ、本文の最初の2行だけ書く
来週の打ち合わせ準備:決めるべき論点を3つ箇条書きにする
未返信の問い合わせ:2件を開き、返答期限だけ確認する
これなら、仕事を終わらせる約束ではありません。仕事を始める位置を決めるだけです。
個人事業主の仕事では、この違いが大きいと思います。時間がないから進まないのではなく、始める場所が曖昧で、考える時間に消えてしまうことがあるからです。
ChatGPT Workは「判断の下書き」をつくる場所
もちろん、最終的に何を優先するかは自分で決めます。
急ぎの依頼でも、受けるべき仕事とは限りません。売上につながりそうでも、条件が悪ければ断る判断もあります。
だからChatGPT Workに任せるのは、優先順位そのものではありません。自分が判断するための下書きです。
今週、何が止まっているのか
誰が待っているのか
何を先に決めないと、次へ進めないのか
今やらなくてもよい仕事は何か
これを毎週ゼロから考えず、Workに前回までの内容を引き継がせる。
そうすると、ChatGPT Workは単発で答えを出す相手ではなくなります。自分の仕事の流れを見ながら、次の判断を整える場所になります。
毎週の終わりに、3つだけ決める
来週の予定を完璧に埋める必要はありません。
まずは毎週の終わりに、次の3つだけを決めれば十分です。
来週、最初に着手する仕事
今週のうちに返事をする相手
今週はあえて後回しにする仕事
この3つをChatGPT Workと一緒に言葉にしておくと、週明けの迷いが減ります。
仕事を増やさないために、仕事の順番を決める。
ChatGPT Workは、そのための「もう一人の頭」として使うと、個人事業主の実務になじみます。
次回は、取引先ごとに説明や約束がぶれないようにする「顧客別メモ」の作り方を扱います。
▼あわせて読む
・「次の一手」を決めても、仕事は終わらない。ChatGPT Workで「30分の作業」に分解する
https://note.com/poliplus/n/nf6b2fdd35ab1
・今週、何をやったか思い出せない人へ。ChatGPT Workでつくる「週次レビュー」
https://note.com/poliplus/n/ncc28addb2b67
・1本の動画を複数媒体へ展開するAI運用設計――人間に残す判断と責任
https://note.com/poliplus/n/nfa84bc37af7a
・ChatGPT Workの音声入力で、考えながら仕事を進める
https://note.com/poliplus/n/n064d7e9eea8b
・「記事を書いて」だけでは、ChatGPT Workは使い切れない
https://note.com/poliplus/n/n2beb8dd7553a
▼このテーマのまとめ
・AI×発信ノウハウまとめ
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