管理職に資格は必要か?活きてる資格VS活きてない資格の本音をぶっちゃける
お疲れ様です、ぽんずです。
「管理職に必要な資格とは?」
ネットでよく見かけるテーマです。なくてもなれます。自分がそうだったので。
でも、実際はいくつか資格を持ってまして。役に立った資格もありました。
今日は、自分が持っている資格、これから取りたい資格、そして正直に「効かなかった資格」も含めて、ぶっちゃけちゃいます。
資格なしでも管理職にはなれる、けど「あってよかった」は別の話
自分の経歴をざっくり言うと、高卒で社会人になって、転職を6回しています。今は上場プライム企業でAI推進の管理職をやっています。
管理職になるのに、資格が条件だったことは一度もありません。履歴書に資格を書いても、面接で聞かれることはありませんでした。
じゃあ資格は意味ないのかというと、そうでもない。
たとえば、予算の話になったとき。簿記の知識がある管理職とない管理職では、経理との会話のスピードがまったく違います。相手が何を言っているか、数字の裏に何があるか、それが見えるかどうか。
あと、契約書。管理職って、思った以上に契約書を読む場面が多いんです。NDAひとつ取っても、「これ、うちに不利じゃない?」と気づけるかどうかは、法務の知識があるかないかで変わります。
資格がなくても管理職にはなれる。でも、持っていると「見える景色」が変わる。自分はそう思っています。
契約書の条文をスラスラ読めるのはビジ法のおかげだった
ビジネス実務法務検定で通称ビジ法。入門の3級を持っています。
これ、地味に管理職の実務でかなり効いてる資格です。
管理職って、契約書を読む機会が圧倒的に多いんです。業務委託契約、秘密保持契約、利用規約の確認…。法務部に投げる前に、まず自分で目を通す場面がけっこうあります。
ここで効いてくるのが、条文の「読み慣れ」です。
法律の文章って独特で、カッコの中にカッコがあったり、「ただし」「この限りでない」が連続したりする。慣れてないと、1文読むだけで頭がパンクします。
ビジ法を勉強したときに、この独特な言い回しに慣れたんです。カッコ内をいったん飛ばして主文だけ読む、という読み方が身についた。これは勉強しないと絶対に出てこない感覚でした。
最近はAIに契約書を読ませて要点を整理してもらうこともあります。でも、最終的に「この条文、うちに不利じゃないか?」を判断するのは人間の目です。AIで効率化しても、目検は必須。そのときに条文を読み慣れているかどうかで、スピードがまったく違います。
管理会計がわかると管理職の会議で景色が変わる
簿記は日商2級と全経上級を持っています。正直に言うと、管理職にとって一番役に立っている資格は、これです。
よく「簿記は3級で十分」と言われます。仕訳が読めて、損益計算書と貸借対照表がわかれば実務は回る。それは間違いではないと思います。
でも、管理職になると話が変わるんです。
とにかく、管理職の仕事って、人の次に出てくるのが数字なんですよね。予算策定、原価管理、損益分岐点の判断…。こういう場面では、財務会計ではなく「管理会計」の知識が求められます。管理会計って、ざっくり言うと「社内の意思決定のための会計」です。外部に出す決算書とは目的が違う。
これ、地味に大事で。管理会計がわかっている管理職と、わかっていない管理職では、会議での発言の質がまったく変わります。
たとえば「この事業、利益率が低いから撤退しましょう」と言われたとき。管理会計がわかっていれば、「固定費を抜いた限界利益で見たらどうなりますか?」と返せる。この一言が出るかどうかで、議論の方向が変わることがあります。
経理の人と話すときも、共通言語があると話が早い。「販管費のこの項目、前期比で上がってますけど、何が乗ってますか?」みたいな会話がスッと出てくる。相手も「この人はわかってるな」と感じてくれるので、情報が自然と集まるようになります。
自分の場合、経理の実務経験もあるので簿記の知識と実務がセットになっている部分はあります。ただ、実務経験がなくても、簿記2級レベルの管理会計を勉強しておくだけで、他の管理職との差別化は余裕でできるハズです。
FPは取ったけど管理職の仕事には正直効かなかった
実は…、FP技能士の3級と2級も持っています。
これ、ぶっちゃけると、管理職の実務では、全然活かせていないです。
FPで学ぶのは、保険・年金・税金・相続・資産運用といった「個人のお金まわり」の知識です。自分の生活設計には役立ちました。ただ、管理職の仕事で使うかというと…ほとんど出番がありません。
予算の話は簿記で足りるし、契約書はビジ法でカバーできる。FPの知識が必要になる場面って、管理職の業務にはほぼないんですよね。
ただ、取って損したとは思っていません。住宅ローンの見直しとか、保険の整理とか、自分の家計で地味に助かっている部分はあります。
管理職としてではなく、40代の生活者としては持っておいて損はないかなと。ただ「管理職の仕事に効く資格は?」と聞かれたら、FPは候補から外します。
これから取りたい3つの資格と取りたい理由
ここからは、まだ持っていないけど取りたいと思っている資格の話です。
1つ目は、IPAのプロジェクトマネージャー試験。自分は今、社内でAI推進のプロジェクトを回しています。プロジェクトマネジメントは実務で毎日やっていることなんですが、体系的に学んだことがない。経験だけで回してきた部分を、一度きちんと整理したいと思っています。
2つ目は、PMP。こっちはPMI(米国プロジェクトマネジメント協会)が認定する国際資格です。プロジェクトマネージャー試験が国家資格なのに対して、PMPは民間のグローバル資格。やっていることは同じプロジェクトマネジメントなんですが、体系が違う。本業がプロマネなので、どちらかは取っておきたいなと思っています。
3つ目は、G検定。日本ディープラーニング協会の資格で、AIやディープラーニングの基礎知識を体系的に問われる試験です。AI推進担当として、技術の話をエンジニアとするときに「なんとなくわかる」ではなく「用語レベルで通じる」状態にしておきたい。そのための土台として考えています。
3つに共通しているのは、「今の仕事の延長線上にある」ということです。まったく新しいジャンルに手を出すのではなく、今やっていることの解像度を上げるために取りたい。自分的には、資格ってそういう使い方が一番しっくりきます。
管理職なら知っておきたい資格3選
ここからは、管理職向けとしてよく推奨されている資格を3つ紹介します。
中小企業診断士
経営戦略、マーケティング、財務、人事、ITと、管理職が求められる領域をほぼ全部カバーしている資格。難易度は高いですが、勉強するだけでも経営の全体像が見えるようになる。部門の数字を経営視点で語れるようになりたい人には、かなり相性がいいと思います。
メンタルヘルス・マネジメント検定
管理職って、部下のメンタル不調に最初に気づく立場なんですよね。「最近あの人、元気ないな」と思ったときに、どう声をかけるか、どこに繋ぐか。この判断を間違えると、状況が一気に悪くなる。ラインケアの基本を体系的に学べるという意味で、管理職には地味に必須だと思います。
衛生管理者
50人以上の事業所では必置の国家資格。大企業の管理職なら、持っておくと人事や総務との会話が通りやすくなります。職場環境の整備やハラスメント対策の話が出たときに、「あ、それ衛生管理者の範囲ですね」とさらっと返せると、周囲からの信頼度が変わります。
「管理職×資格」のまとめ
今回は、管理職に資格は必要かというテーマで、持っている側の本音を書きました。
自分の結論はシンプルです。資格がなくても管理職にはなれる。でも、持っていると見える景色が変わる。
実務で効いたのは、ビジ法と簿記でした。契約書の条文を読む力と、管理会計で数字を語れる力。このふたつは、管理職の日常に直結しています。
一方で、FPは管理職の仕事には正直活かせていません。資格を取ればいいという話ではなく、「自分の仕事のどこに効くか」で選ぶことが大事なんだと思います。
これから取りたい資格も含めて、全部書きました。資格選びに迷っている管理職の方、これから管理職を目指す方の参考になればうれしいです。
それでは、お先に失礼します。
