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「管理職が無能」と言われる正体は、能力じゃなくて◯◯だった

お疲れ様です、ぽんずです。

「無能な管理職」って調べたこと、ありませんか。自分の上司に対してかもしれないし、もしかしたら自分自身に対してかもしれません。

前の会社で、社長への報告の場で部長がこう言いました。「それは、ぽんず君に任せてあります」。…いや、それ、あなたの仕事ですよね?と思ったあの瞬間、自分の中で「無能な管理職」の輪郭がはっきりした気がします。

転職6回で色々な会社で管理職を経験してきた身として、ぶっちゃけこのテーマは書きたいことが多すぎます。


「管理職が無能」と感じる5つのパターン

色々な会社を見てきた中で、「この人、管理職としてどうなんだろう」と思った場面は正直たくさんあります。思い返すと、だいたい5つに分かれます。

①丸投げ型
冒頭で書いた「ぽんず君に任せてあります」がまさにこれです。仕事を振るところまではやる。でも、その後のフォローも判断もしない。社長や役員の前で名前を出されるこっちの身にもなってほしい。

②マイクロマネジメント型
①の真逆。心配性で、全部に口を出してくる。資料の文字サイズ、メールの一文、会議の段取り。結果、任された側はただの作業者になります。自分で考える余地がなくなるので、成長もしない。

③俺流型
自分のやり方以外は認めない人。「前はこうやってた」「このやり方じゃないとダメ」が口癖。新しいやり方を提案しても、聞く耳を持たない。チームの中にアイデアが生まれなくなります。

④情報止め型
上から降りてきた情報を共有しない人です。「まだ確定じゃないから」「混乱するから」が理由。でも、判断材料を渡さずに「なんで自分で考えないの?」って言われたら、こっちはどうしようもない。

⑤責任転嫁型
問題が起きたときに「自分は聞いていない」「担当者の判断でやったこと」と逃げる人。①の丸投げ型は責任を持たずに放置するだけですが、こっちは責任を積極的に押し付けてくる。部下からしたら、たぶん一番キツいパターンです。

んで、この5つを並べてみて思ったことがあります。

「管理」という言葉がたぶん誤解を生んでいる

5つのパターンに共通しているのは、「管理=監視・統制」だと思っていることです。

仕事を部下に振って、進捗を報告させて、遅れてたら「何で遅れてるの?」って詰める。これが管理職の仕事だと思っている人が、自分の体感ではかなり多い。

でも、マネジメントの語源って「maneggiare」というイタリア語で、意味は「手で扱う」「やりくりする」です。つまり、manage=何とかする。


監視するのでも、統制するのでもなく、管轄の業務を人材を使いながら何とかするのが、自分の中の管理職像です。プロジェクトマネジメントでも人材マネジメントでも、根っこは同じで「何とかする」。

そんで、さっきの5パターンを振り返ると、全員「何とかする」をやっていません。

  • 丸投げ → 放置

  • マイクロマネジメント → 支配

  • 俺流 → 押し付け

  • 情報止め → 囲い込み

  • 責任転嫁 → 逃避

これ、地味に大事で。「管理職が無能」に見えるのは、能力の問題じゃなくて「管理」の定義を理解していないだけかもしれません。

なぜ世間は「無能」と呼んでしまうのか

じゃあ、なぜ世間は「管理職が無能」と呼んでしまうのか。たぶん、部下から見ると「動いていない」ように見えるからです。

何とかしている人は、静かに動いています。部下の見えないところで上にネゴったり、トラブルの矢面に立ったり、調整をしている。だから目立たない。

逆に、丸投げ・マイクロマネジメント・責任転嫁は派手に目立ちます。部下が直接被害を受けるからです。「無能」のレッテルって、能力の有無じゃなくて、見え方の問題なんですよね。

ただ、責任転嫁型だけは別格です。これは定義の理解うんぬんではなく、人としての姿勢の問題。ここだけは「無能」というより「不誠実」と呼んだ方が正確かもしれません。

転職6回で見てきた「何とかしない人」と「何とかする人」

ここで、転職6回で実際に出会った管理職の話をします。会社名は伏せます。

1社目の課長は、典型的な丸投げ型でした。仕事を振ったあとは「進捗どう?」もなく、トラブルが起きると「ぽんず君に任せてた」で終わり。当時20代の自分は「これが管理職か」と勘違いしました。

3社目の部長は、マイクロマネジメント型。提出した資料が、フォントと行間と句読点の位置で3回戻ってきたことがあります。中身の議論は一度もなかった。

4社目の役員は、情報止め型でした。組織変更の話を一切共有してくれず、自分の部署が解体される情報を、隣の部署の同期から先に聞いた。今でもあの時の感覚は忘れません。

一方で、5社目の本部長は「何とかする人」でした。客先でトラブったとき、自分が説明する前に「全部こっちで引き取ります」と言って、現場に同行してくれた。帰り道に「何があったか聞かせて」と言われて、初めて事情を聞かれました。順番が逆なんです、普通は。

この本部長を見て、自分の中で管理職像がガラッと変わりました。

「何とかする」管理職が、実際にやっていること

じゃあ「何とかする」管理職って、具体的に何をしているのか。さっきの本部長や、今の自分の動きから言語化します。

まず、部下が詰まっていたら出張ります。自分が矢面に立って巻き取る。必要なら上を使う。個別にネゴる。相手に非があったとしても、まずは問題解決を優先します。原因の究明と責任の所在を明確にするのは、その後です。

シンプルに言うと、「引き受けて、窓口になって、部下を守る」。たった、これだけです。


あと、自分が意識しているのはコミュニケーション手段の使い分けです。メールで済む話はメールで。返事が遅い、温度感が伝わらないと思ったら電話に切り替える。それでも噛み合わなければWeb会議。本当に大事な場面では対面で話す。

メール→電話→Web会議→対面。

重要度と緊急度によって手段を変えるだけなんですが、これをやらない管理職が意外と多い。全部メールで済ませようとして、話がこじれて、結局対面で謝りに行くことになる。最初から電話すれば5分で終わった話なのに。

上司が「何とかしない人」だったときに、部下ができる3つのこと

ここまで読んで、「いや、うちの上司がまさにそれなんだけど、どうしたらいいの?」と思った方もいると思います。自分も過去に何度かそういう上司の下で働きました。そのときに自分がやっていた3つを共有します。

一つ目は、巻き取れる範囲は巻き取って、自分の経験値にすることです。「上司の仕事じゃん」と思っても、引き受けてみる。実際にやってみると、上司が何を面倒くさがっていたかが見えてきます。それが将来、自分が管理職になったときの財産になります。

二つ目は、責任の所在を記録に残すこと。会議の議事録、メールでの確認、Slackのテキスト。「言った・言わない」になりやすい上司の下では、これが自分を守ります。性善説では生き残れない場面があります。

三つ目は、上司の上司との接点を、不自然じゃない範囲で作っておくこと。すれ違ったときの挨拶、社内イベントでの一言。露骨に飛び越えるとトラブルになるので、あくまで自然に。いざというときに顔を知ってもらっているかどうかで、選択肢の幅が変わります。

ちなみに、同じ「何とかしない上司」でも、人間力がある人の下だと部下は不思議と動きます。「尻拭い」ではなく「まぁ、この人なら仕方ないか」で動くんですよね。同じ自立でも、動機が全然違う。


だから、もし今の上司が「何とかしない人」だったとしても、自分まで「何とかしない人」にはならないでほしいと思います。その経験は、いつか自分が管理職になったときに必ず活きるので。

「管理職が無能」と言われる正体のまとめ

本音ベースで話すと、「管理職が無能」の正体は、能力の問題じゃないと思っています。「管理=監視」だと思い込んでいるか、「管理=何とかする」だと理解しているか。その差だけです。

  • 丸投げ

  • マイクロマネジメント

  • 俺流

  • 情報止め

  • 責任転嫁

全部「何とかする」の逆をやっているだけ。

完璧な管理職なんていません。ちょっと抜けてても、引き受けて、窓口になって、部下を守る。それだけで十分「何とかする人」になれるんじゃないかと、自分は思っています。

それでは、お先に失礼します。

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自分自身、転職6回を経て今のキャリアにたどり着きました。
「次の一歩」を考えている方に、選択肢のひとつとして届いたらうれしいです。

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