【渡仏11ヶ月】一時帰国後、学校が急に楽になった|フランス語のしきい値を超えたのかも
*こちらの記事は、娘のフランス語学習記録のまとめ記事です。時系列のまとめはこちらのページに掲載しています。
*2025年4月に南フランスのエクサンプロヴァンスに家族で移住。娘は当時8歳/フランスではCE1の学年で編入。フランス語はほぼ0からスタートしています。2025年5-6月がCE1、新学期(9月)からCE2に進級しています。
フランスの学校に通い始めて11ヶ月が経ちました。前回の記事では、CE2前期のまとめとして、9月から1月下旬までの変化を書きました。
CE2前期は、娘にとってかなり負荷の高い時期だったと思います。
フランス語話者ではない僕ら夫婦には習熟度がわからないのですが、成績表ではフランス語の会話以外、読解、書くこと、語彙、文法・スペルは「到達」になっていました。学校の勉強には、思っていた以上についていけていたようです。
*成績表の評価は外国人の子どもとしてされるのではなく、フランス語話者の子どもたちと同様の評価を受けます。到達しない場合は進級できないこともあるので(わりと一般的とのこと)、無事に進級できてほっとしました。

クリスマス休暇を挟んだ始まった後期(1月)は学校を休みたいと言う日も多く、通いはするものの学校生活がしんどそうに見えることも多かったです。
この時期の記録をメモ的にまとめていきます。
2月のバカンスは日本へ一時帰国
クリスマス休暇が終わったばかりですが、フランスは6週間通学すると2週間のプチバカンスになります。2月のバカンスは、日本へ一時帰国することにしました。
フランスの小学校は毎週水曜日も休みですし、最初は「休み多すぎじゃない?」と思っていましたが、フランス語の学校に1日8時間も通えば誰でもくたくたになります。2日頑張ったら1日休み。また2日行ったら2日休み。6週間行ったら2週間休み、というサイクルは、娘的にはちょうど良いサイクルだったと思います。
今回は日本で予定があっての帰国だったので短い滞在でしたが、娘にとっては祖父母と過ごしたり、一緒に旅行したり、安心できる時間だったと思います。

日本帰国中のフランス語学習はDuolingoのみ。
とはいっても、基礎力がついてきたからか、以前よりかなり速いペースで進めていて驚きました。
休み明け、なぜか「楽しみ!」と言って学校へ
日本からエクサンプロヴァンスに戻り、休みが明けた後。娘はなぜか「学校楽しみ!」と言って早起きして準備していました。1月はあんなにしんどそうだったのに。

一時帰国で脳のフランス語疲れが取れたのか、フランス語が整理されたのかわかりませんが、急に負荷が下がったように見えました。
通学日数は合計90日、通学時間も600時間を超えたあたりです。
語学の世界には、英語話者がフランス語を習得する目安として「600〜750時間」という指標もあるようです。もちろん、これは大人が集中的に語学訓練を受ける場合の目安で、娘のように現地校で過ごす600時間とは単純に比較できません。
それでも、娘の場合はフランスの学校で過ごした時間が600時間を超えた頃から、急に学校生活の負荷が下がったように見えました。
実際、これまで学校外ではお友達に誘われても断ることが多かったのですが、「誕生日会も行く!楽しみ!」と出かけていきました。
登校90日から110日。800時間を超えた頃
その後、登校日数が90日から110日になり、通学時間も800時間を超えてきました。
この頃から、フランス語で創作をはじめるようになりました。

フランス語でポエムを作ったり、物語を作ったり、家庭でのフランス語学習についても自分でプランを考えたり。
ポエムのタイトルは「La petite fleur」。
それまでのフランス語は、学校で必要だから使う言葉という感じが強かったのですが、この頃から少しずつ、日本語や英語と同じように「フランス語で好きなことをする」段階に入ってきたように見えました。
クラスの英語の時間では、例文を読む担当に任命されたと嬉しそうに話していました。クラスメイトはほぼ英語を話さないので、英語の授業は、本人の中で自信を持てる時間なのだと思います。
一方で、お友達とはまだあまりフランス語を話しません。
それでもUPE2Aの先生からは、「すごく上手になった」「発音も完璧」と言ってもらえたそうです。
フランス語が「好きなこと」に入ってきた
600時間を超えた頃、まず学校生活の負荷が下がったように見えました。
そして600〜800時間にかけて、今度はフランス語が「学校で使う言葉」から「自分の好きなことにも使う言葉」に変わってきたように感じました。

もともと娘は、日本語や英語で物語を作ったり、ポエムを書いたり、言葉遊びをしたりするのが好きです。
その中に、フランス語も自然に入ってきた。
これは、親としてかなり大きな変化に見えました。
フランス語が目に見えて上達したわけではありません。友達同士の早い会話はまだ難しいし、本人もお友達と話すことには慎重です。
でも、学校へ行く負荷が下がり、誕生日会にも行きたいと言い、自分からフランス語で何かを作ろうとするようになった。
この変化を見て、ひとつしきい値を超えたのかもしれないと感じました。
阪口ユウキ
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