自己紹介①|どこにでもいる普通の主婦が勢いで起業した結果
これは、これといった趣味や特技もなく、ただ平凡な日常を送っていた一人の主婦が、突然の起業をきっかけに、原因不明の体調不良やネットバッシングといった数々の困難を乗り越え、その先に「使命」と出会う物語です。
そして辿り着いたのは――インド移住と、「インド占星術と宝石処方」という、日本人としては極めて稀なポジション。
そこに至るまでを描いた、波乱万丈のストーリーです。
2011年までの私は、どこにでもいる“普通のお母さん”だった。
フルタイムで勤務、スーパーに寄って帰宅し、家事と育児をこなす。
特別なことは何もない、変えたいとも思わない。――日々のルーティンを繰り返すだけの毎日。
けれど今振り返ると、あの頃の心の中には、言葉にならない違和感がずっと渦巻いていた。
それは、静かな日常の奥で、何かが変わるきっかけを待っていたのかもしれない。

幼少期の私|木星期
石川県の小さな海の見える町で生まれ育った。父母、祖父母、弟ふたり、そして犬一匹。にぎやかな7人家族の中で、何不自由なく育った。
病気ひとつしない健康な子どもだった。けれど、心の奥にはいつも「自分をどう表現したらいいのかわからない」というもどかしさがあった。
「家族団らん」や「友だち」という言葉に、どこか馴染めない。輪の中にいても、なぜか浮いている感覚。――その違和感は、誰にも言えなかった。
母とは小さい頃から「言葉が通じない」と感じていた。質問しても返ってくる答えは、私の想像を軽々と飛び越えていく。次第に私は「理解しようとすることをやめる」ことで、心のバランスを取るようになっていた。
それでも母は、いつも穏やかにニコニコしていて、料理上手で、食卓を通じて愛情を伝えてくれる人だった。その温かさに、私は何度も救われた。
思春期の私|土星期の始まり
小・中学生の頃、授業でよく出される「将来の夢はなんですか?」という質問に、私はいつも答えられなかった。なりたいものが思い浮かばない子どもだったのだ。
誤解から人間関係がねじれ、いじめられたり、逆にいじめている側だと見られてしまったこともあった。どう自分を表現したらいいのかわからず、居場所をなくしていた。
けれど、高校に入ると一変した。自然に友達ができ、生徒会に所属し、共有できる楽しみがどんどん増えていった。初めて「自分の居場所がある」と感じられた時期だった。
そしてそこで、現在の夫と出会い、お付き合いが始まる。――振り返れば、あの時期が私の人生の大きな転換点だったのだと思う。
結婚と家族 土星ー金星期
高校卒業後、私は地元企業に就職。学びのために東京へ行った彼とは、3年間の遠距離恋愛を続けていた。
けれどある日、突然「結婚したい」という衝動に突き動かされた。
思い立った私は彼にこう告げた。
「地元に戻って私と結婚するか、それとも分かれて東京に残るか」
おそらく思い付きに近い決断だったが、4か月後には金沢での結婚生活が始まっていた。彼は仕事も免許もない状態で地元に戻ってきたけれど、不思議とそれをリスクだとは思わなかった。若さと勢い、そして「一緒にいれば大丈夫」という根拠のない自信があった。
結婚して2年後、夫の両親との同居が始まった。批判の言葉が多い義父母とは性格が全く合わず、言葉をかけられるたびに咳が出たり体調を崩すこともあった。次第に口をきくことさえなくなったが――「子どものため」と思い、結局23年間その生活を続けた。
2003年に娘を、2005年に息子を出産。仕事と育児に追われ、自分のことは二の次三の次になっていった。
子どもが苦手だった私にとって、妊娠の発覚は不思議な体験でもあった。ある日スーパーで、偶然出会った小さな男の子と自然に会話をした。その夜、頭の中で声が響いた。
――「私の名前はあいだよ。今から行くね」
数日後に妊娠が判明し、生まれてきた娘には、その声の通り“あい”と名付けた。

サラリーマンと主婦の二重生活 土星ーラーフ期
会社と家とスーパーを往復し、週末は子どもと公園へ。雨の日はデパートの遊戯コーナー。そんな生活を「変えたい」と思うことはなかった。
夫のことは大好きで、喧嘩をすることもない仲良し夫婦だった。けれど、音楽に夢中になり、趣味に打ち込む夫の姿を見るたびに、夢も趣味も何もない自分に「劣っている」というレッテルを貼ってしまっていた。
母、妻、社会人としての役割をこなす一方で、「自分が何を望んでいるのか」がまるで分からなかった。自分をどう扱っていいかわからない感情を抱え、怒ったり泣いたり、強気になってみたり、人のせいにしてみたり。そしてそんな自分を責めては、体調を崩す。
感情に振り回され、また泣く。結局この頃が、人生で一番よく泣いていた時期だったかもしれない。
今の私なら、あの頃の自分にこう声をかけたい。
――「泣き虫な私のこと、私が一番よく知ってるよ」
そう言って抱きしめてあげたい。
金融との出会い|土星期―木星期
2010年ごろ。
結婚当初からエクセルで家計簿を自作するほど“管理好き”だった私は、いつか資産運用を学びたいと心のどこかで思っていた。
そんな矢先、SNSで金融の勉強会の告知を見つけた。軽い気持ちで参加したその会で、耳にした「生命保険の見直し」と「資産運用」という言葉に雷が落ちたような衝撃を受けた。
「こんな世界があるなんて!」
会場を出るや否や本屋に直行。テキストと問題集を抱えて帰宅した。そこから1年半、家事や育児、会社勤めの合間に独学で勉強を続け、国家資格である証券外務員二種を取得。その勢いで生命保険・損害保険・FP2級も取り、知り合いに誘われる形で副業として金融販売をスタートさせた。
学ぶことは楽しくて仕方がなかった。でも、お客様の反応は実にさまざまだった。
私のように感動して「やりたい!」と目を輝かせる人もいれば、同じ言葉を聞いて「怖い」と拒絶する人もいる。全く同じ説明なのに――どうして?
その違いに直面したとき、私は確信した。
「言葉には力がある」
それが、後に私を“コーチング”へ導く最初の気づきだった。
会社での孤立とパワハラ|水星―ケートゥ期
2011年。
会社での人間関係は、最悪の一言に尽きた。
他営業所から移動してきた上司と、最初から全く合わなかった。
出会って数日後には「日本語しゃべって」と言われ、エアコンの冷風をわざと私に当て、会社の会食にも呼ばれない。小さな嫌がらせが積み重なり、心が次第に委縮していった。
そしてある日、緊張と萎縮からついに仕事でミスをしてしまった。それをきっかけに、徹底的な無視とパワハラが始まった。たった4人の営業所の中で、私は完全に孤立した。半年間――まるで存在しないかのように扱われる日々。
「自分は間違っていない」その確信だけを心の支えに耐え抜いたが、精神は擦り減り、のどの不調が出始めたのもこの頃だった。
今思えば、これは後に繰り返し訪れる“のどのテーマ”の始まりだったのかもしれない。
コーチングとの出会い
つらくて苦しくて、どうしたらいいのか分からない毎日。
そんなある日、SNSのタイムラインにふと飛び込んできた文字があった。
――「コーチング体験セッション」
気がつけば、涙でにじむ画面を見つめながら、カレー屋の駐車場でスマホから申し込んでいた。
受けてみると、心が一気に軽くなった。
「ちゃんと聞いてくれる人がいる」
「話すだけで、こんなに心が楽になるなんて!」
その感動は、胸を震わせるほど大きかった。
そして同時に、ふと湧き上がった。
「これなら私にもできるかもしれない」
すぐに受講を決意し、学びを始めた。
コーチングの世界は楽しく、学びを重ねるごとに人脈も広がり、行動範囲も一気に拡大していった。
2012年にはコーチ資格とFP2級を同時に取得。さらに、会社では上司の左遷により問題も収束。
すべてが整ったその時――私はついに、独立を決意した。
順風満帆のはずが―― 水星ーケートゥ期
2013年。コーチング講師として独立した私は、月に35人を超えるクライアントを抱え、企業研修の依頼も次々と舞い込んだ。収入は安定し、SNSでは「すごいね」「憧れる」と声をかけられるようになった。
外から見れば、まさに成功の象徴。
順風満帆そのものに見えていた。
けれど、その輝きの裏側で、私の心の奥底にはかすかな声が響いていた。
――「これで本当にいいの?」
サラリーマン時代と違い、守ってくれる会社もなければルールもない世界。すべてを自分で決められる自由の代わりに、すべての責任も自分が背負う。止まったら、すべてが消えてしまう。
「大丈夫、大丈夫」そう自分に言い聞かせながら眠りにつく夜もあった。忙しさで不安をかき消すように、止まるのが怖くて走り続けていた。
その声に耳を傾けたら、すべてが崩れてしまう気がしたから。私は、聞こえないふりをしていた。

コーチとして「夢授業」したとき
📌 次回【自己紹介②】「初めての起業からの止まらない咳と、石との出会い」へ続きます。
2015年、突然の咳。石との出会い。そしてネットでのバッシング――再び人生が大きく動き出す瞬間をお話しします。
自己紹介記事は3部構成です
📍自己紹介① ⇒ この記事
普通の主婦が勢いで起業した結果
📍自己紹介②
初めての起業からの止まらない咳と石との出会い
📍自己紹介③
石を求めてインドへ、Jyotishそして今
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