違和感が消える人と消えない人の差
同じ違和感を覚えても、3回目のデートで消える人と、半年後も引っかかったままの人がいる。
マッチングアプリで出会った相手に、最初は小さな違和感を持ちながらも、いつの間にか気にならなくなった経験はないか。
逆に、何度会っても同じ引っかかりが消えず、モヤモヤだけが積もっていく相手もいる。
多くの恋愛アドバイスは、この違和感を「あるかないか」の二択で語る。
「違和感があるなら、それは相性が悪い証拠」
「違和感なんて誰にでもある、気にしすぎ」
どちらの意見も、半分は正しく、半分は間違っている。
実際には、違和感には「時間とともに解けるもの」と「時間が経つほど輪郭がはっきりするもの」の2種類がある。
この違いを分けているのは、相手の人柄そのものではない。
違和感の「原因」がどこにあるかだ。
緊張や情報不足からくる違和感は、会う回数が増えるほど自然と解消されていく。
一方、価値観や生活習慣のズレからくる違和感は、会えば会うほど輪郭がはっきりしてくる。
ここを混同すると、本当は解消されるはずの違和感まで「相性が悪い」と切り捨ててしまったり、逆に根の深い違和感を「そのうち慣れる」と放置してしまったりする。
実際、後者のパターンで関係を続けてしまうと、価値観のズレが「性格の不一致」として表面化するのはたいてい、結婚や同棲など後戻りしにくいタイミングになってからだ。
小さな違和感の正体を早い段階で見極めておくことは、遠回りに見えて実は一番の近道になる。
見分け方は難しくない。
違和感を覚えた場面を思い出し、それが「情報が足りなかったから」なのか「価値観そのものが違ったから」なのかを、一度言葉にしてみることだ。
たとえば「連絡の頻度が少なくて不安だった」という違和感は、相手の忙しさが分かれば解消されやすい。
一方「大事な話のときに笑ってごまかされた」という違和感は、会話を重ねても解消されにくい傾向がある。
もちろん、すべてがきれいに分類できるわけではない。
情報不足なのか価値観の違いなのか、自分でも判断がつかないグレーな違和感もあって当然だ。
その場合は無理に白黒つけようとせず、「今はまだ分からない」という状態のまま、次に会う機会を一つの判断材料として使えばいい。
違和感が消えるかどうかを急いで決める必要はない。
自分の中の違和感を、良い悪いで裁くのではなく、原因を探る材料として扱えるようになると、判断はずっと楽になる。
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