人生は、アンビバレントな感情に溢れている── 揺れながら生きる私の新しい連載を始めます
やりたい気持ちと、怖い気持ち。
進みたい思いと、立ち止まりたい心。
そんなふうに、
相反する気持ちを同時に抱えて、
どうしたらいいのかわからなくなってしまうことはありませんか。
本当は、どちらも嘘じゃなくて、
どちらも大切な気持ちなのに。
それでも、
決められない自分を前にして、
「これでいいのかな」
「こんなふうに迷っていて大丈夫なのかな」
そんな気持ちになること、
きっと皆さんもありますよね。
私自身も、
そんな迷いの連続の毎日です。
ただ、この迷いは、
決して弱いからとか、
覚悟が足りないからとか、
しっかりしていないからとか、
そういうことではないと思っています。
むしろ、
目の前のことに真剣に向き合っているからこそ。
誰かや何かを大切に思っているからこそ。
懸命に生きているからこそ、
生まれてくる気持ちの揺れなんじゃないかな、と。
見えなくなってからのこの9年間、
迷ったり、立ち止まったりしながら、
たくさんの思いを抱えて過ごしてきました。
その中で、
こうした気持ちの揺れも、
私が生きている証なんだなと、
少しずつ思えるようになってきました。
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② ライフストーリー連載を書き終えて
ついこないだまで、
初めての連載シリーズとして
「見えなくても私の人生は素晴らしい」という
ライフストーリーを書いてきました。
10週にわたって、
ひとつの連載として書き終えることができたことは、
正直、自分でも驚いています。
それもこれも、
読んでくださる皆さんがいてくれたからだと思っています。
「思いが届いたよ」
「次も楽しみにしています」
そんな言葉をもらえたり、
スキやコメントをいただいたり。
決して、
何万人もの人に読んでもらえたわけではないかもしれません。
でも、
「誰か一人にでも届いたらいいな」
そんな思いで書いていた文章を、
本当にたくさんの人に読んでもらえたことが、
ただただ嬉しかったです。
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③ 新しい連載を始めようと思った理由
ライフストーリーを書き終えて、
少しの間、立ち止まって考えていました。
これから、
何を書いていきたいのか。
何を大切にしていきたいのか。
そんなことを考える中で、
新しい連載を始めてみようと思いました。
今回のテーマは、
アンビバレントな感情です。
アンビバレントというのは、
相反する気持ちを、同時に抱えている状態のこと。
どちらかが正しくて、
どちらかが間違っている、というわけではなく、
どちらも本音として、
心の中に存在している感情です。
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④ アンビバレントという言葉との出会い
この言葉に初めて出会ったのは、
看護学生の頃でした。
卒業研究の中で向き合ったのは、
病気をもつある子どもと、そのご家族の思いでした。
「できることなら、家に連れて帰りたい」
でも同時に、
「家で何かあったらと思うと、怖い」
帰りたい気持ちと、怖さ。
どちらも、わが子を思うからこそ生まれてくる感情でした。
その揺れを前にして、
どちらか一つを選べば終わる、
そんな単純な話ではないのだと感じました。
揺れていることそのものが、
とても自然で、大切なことなのではないか。
あのときの経験は、
今でも私の中に残っています。
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⑤ 人生は、アンビバレントな感情に溢れている
それから年月が経ち、
今度は私自身が、
アンビバレントな感情を抱えながら生きる立場になりました。
見えない自分と共に生きていく覚悟を持とうとする一方で、
「見えるようになりたい」という気持ちは、今も消えません。
ひとりでやりたい気持ちと、
誰かの手を借りなければならない現実。
前向きでいたい思いと、
正直しんどいという本音。
どれも、
どちらかを否定すれば楽になる、
そんなものではありませんでした。
人生は、
本当にアンビバレントな感情で溢れている。
最近は、そんなふうに感じています。
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⑥ この連載で書いていきたいこと
この連載では、
白か黒かでは割り切れない気持ちを、
そのまま言葉にしていきたいと思っています。
ひとりでやりたい。
でも、手伝ってもらわないとできない。
できることもある。
できないこともある。
前向きでいたい。
でも、正直しんどい。
当事者として感じる揺れ。
支援する立場としての迷い。
そうした感情を、
無理に整理したり、
きれいな答えにまとめたりはしません。
揺れているままの気持ちを、
揺れているまま、
言葉にしていく連載にしたいと思っています。
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⑦ 更新ペースと、この連載に込めた思い
更新のペースは、
基本的に日曜日を目安に書いていく予定です。
毎週になるか、隔週になるかは、
そのときの気持ちや体調次第になるかもしれません。
ゆっくり、亀さんペースになると思いますが、
焦らず、無理をせず、
それでも着実に書き進めていけたらいいなと思っています。
このシリーズも、
ライフストーリーシリーズと同じように、
有料記事として販売する予定です。
記事の売り上げの一部(経費を除いた分)は、
視覚障害の支援団体へ寄付したいと考えています。
これまで私を支えてきてくださった
支援団体の皆さんに、
私にできる形で何か恩返しがしたい。
そしてこの連載を通して、
新たな支援が、
また次の支援へとつながっていく。
そんな支援の循環が生まれることを、
心から願っています。
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⑧ 第1回のまとめと、次回に向けて
第1回では、
この連載を始めようと思った理由と、
大切にしたいテーマについて書いてきました。
次回からは、
具体的なテーマを一つずつ取り上げながら、
アンビバレントな感情とともに生きる日々について、
少しずつ綴っていく予定です。
次回の投稿も、
ぜひお待ちいただけるとうれしいです。
よかったら、
この新しいシリーズも応援してくださいね。
また、
1月1日から始めたばかりで、
まだまだ発展途上ではありますが、
私のメンバーシップも運営しています。
これからも、
言葉を通して、
想いや経験を丁寧に届けていけたらと思っていますので、
こちらもあわせて応援していただけたらうれしいです。

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