世界遺産検定準一級の完全攻略方法:戦略と第二版の追加された遺産について
ご覧いただきありがとうございます。
前回の投稿から少し期間が空いてしまい反省です。
今回は、久しぶりの世界遺産についての記事を書いていきます。
最後まで読んでもらえると嬉しいです。
先日、ついに来たる7月10日の試験への申し込みを完了させ、残るは勉強していくのみになりました。試験勉強にはまず計画が一番大事ですよね。
そこで今回はこの試験に向けた、私が実際に取り組む予定の勉強方法を公開していこうと思います。(これで合格できるかわかりませんが笑)
こちらは人気記事です。
他にも私生活や世界遺産、芸術について話しています。
世界遺産検定準1級の対策として重要な点が4つあると私は考えます。
参考になるかはわかりませんが紹介していきます。
①基礎知識と日本の遺産はほぼ丸々覚える
これは世界遺産検定について学んでいる方なら当然知っていることだと思いますが、以下のように約50%の問題は日本の遺産と世界遺産の基礎知識から出題されます。
1級 『基礎』25『日本』20『世界』45『その他』10
準1 『基礎』15『日本』25『世界』50『その他』10
2級 『基礎』20『日本』25『世界』45『その他』10
3級 『基礎』25『日本』30『世界』40『その他』5
そのため合格点を目指すためには、主題範囲の広い世界の遺産を覚えるよりも、日本の遺産と基礎知識を確実に覚えていく方が得点に結びつきやすいです。今回受ける準1級もこの分野をまずは正確に覚えていくことで合格を目指します。
特に覚えたい具体的用語(過去問から)
・完全性…自然遺産を中心に求められ、顕著な普遍的価値を構成するために必要な要素が全て含まれていること。適切な大きさの確保、開発や管理放棄で負の影響を受けていないこと。
・文化的景観…意匠された景観(デザイン)
有機的に進化する景観(社会の要求で生まれ自然に対応)
関連する景観(人と自然、宗教や芸術、文化との関連)
・グローバルストラテジー…1994年、第18回世界遺産員会で採択。世界遺産リストの不均衡を是正して信頼性を取り戻すための基準や方法の見直し。
・世界遺産条約までの歴史…
1931 アテネ憲章
1945 ユネスコ憲章
1948 IUCN
1954 ハーグ条約
1959 ICCROM
1960 ヌビアの遺跡群救済キャンペーン
1964 ヴェネツィア憲章
1965 ICOMOS
1972 国連人間環境会議
世界遺産条約
・世界遺産委員会(顕著な普遍的価値を有する文化遺産及び自然遺産の保護のための政府間委員会)…通常は年に一回開催される。議長1、副議長5、書記1の計7カ国で構成されるビューロー会議が任期1年で設置される。
活動内容は、危機遺産リストへの登録と解除、遺産の保全状況のモニタリングと調査、推薦された遺産の4段階の決議
②世界の遺産を国別にまとめ理解する
実際に準1級の公式テキストを使っていて感じたことですが、複数のテーマ別に遺産がまとめられているため順番に読み進めていると、自然遺産や文化遺産、ヨーロッパかと思ったら次はアジアと一つの視点でまとめている弊害として、文化や国ごとのイメージが掴みにくく、それによって700ある遺産を覚えにくいのではないかと感じました。
そのため世界遺産検定準1級テキストのp6〜p23までの目次ページを使って、国別に世界の遺産をあらためて覚えなおそうとしています。
これによって、その国の自然環境や過去の出来事・歴史、文化や建築を覚えやすくなると思います。仮に全ての遺産を用語まで完璧に覚えることができなくても、この覚え方によって4つの選択肢から正解を見つけ出す手掛かりにはなるのではないでしょうか
特に覚えたい具体的用語(過去問から)
・古代都市パルミラ…シリアの遺産、女王ゼノビアのもとで繁栄、2015年ISが破壊、ベル神殿
・オデーサの歴史地区…ウクライナの遺産、エカチェリーナ2世、ポチョムキン、ロシアの軍事侵攻により危機遺産
・リヴィウ歴史地区…ウクライナの遺産、ポーランド分割、リノック広場、ロシアの軍事侵攻により危機遺産
・ピエモンテとロンバルディアのサクロ・モンテ群…イタリアの遺産、エルサレムの代替、ヴァラッロ・セジアのサクロ・モンテ、文化的景観
・フライ・ベントスの産業景観…ウルグアイの遺産、ウルグアイ川、食肉処理工場
・インドの山岳鉄道群…インドの遺産、紅茶の輸出や避暑地への移動、ダージリン・ヒマラヤ鉄道、ニルギリ鉄道、カールカ・シムラー鉄道
・ヴェローナの市街…イタリアの遺産、スカリジェレ家、シニョーレ広場、ロミオとジュリエット
・バン・ダルガン国立公園…モーリタニアの遺産、遠浅の海、チチュウカイモンクアザラシ
・コトルの文化歴史地域と自然…モンテネグロの遺産、ロヴツェン山、1979年に地震によって世界初の危機遺産
・エルサレムの旧市街とその城壁群…エルサレムの遺産(ヨルダンが申請)、嘆きの壁、聖墳墓教会、岩のドーム、ヨルダンとイスラエルの中東情勢により危機遺産
・ヴィルンガ国立公園…コンゴ民主共和国の遺産、国内初の遺産、マウンテンゴリラの保護、内戦や密猟によって危機遺産
・トゥルカナ湖国立公園群…ケニアの遺産、世界最大の砂漠湖、隣国エチオピアのダム開発によって危機遺産
・ヴェネツィアとその潟…イタリアの遺産、潟(ラグーナ)、ドゥカーレ宮殿の内部に『天国』byティントレット
・ダラム城と大聖堂…イギリスの遺産、リヴ・ヴォールト、1072年ウィリアム1世が建築、ノルマン様式として英国最大、ホグワーツ城
・アル・アインの文化的遺跡群(ハフィート、ヒリ、ビダ・ビント・サウードとオアシス群)…UAEの遺産、灌漑施設のアフラージュ、2020年には無形文化遺産
・タプタプアテア…フランスの遺産(ポリネシア)、戦いと豊穣の神オロ神
・古都京都の文化財…日本の遺産、天龍寺…1255年に建築、三門・仏殿・方丈が一直線
・カスビのブガンダ王国の王墓…ウガンダの遺産、ガンダ族、2023年に再建が認められて危機遺産から外れた
③第二版になり追加された遺産を重点的に
今年の試験から準1級はテキストが改定され、新しく追加された遺産や記載されている遺産の最近の出来事が更新されました。そのため、新たに加えられた遺産は次回の試験にも出題される可能性は高いと考えます。大きく2つに分けて、ここ数年で追加された遺産と以前から世界遺産ではあったがテキストに記載された遺産、ここ数年で登録範囲の変更された遺産をまとめました。参考にしてみてください。
追加された遺産
(準1級公式テキスト第2版に載っている2023〜2025年に登録された遺産)
・佐渡島の金山…日本の遺産、手工業による金生産、大流し、採掘から小判鋳造までの一貫した体制
・ホッラマーバード渓谷の先史遺跡群…イランの遺産、ムスティエ文化〜バラドスティアン文化
・シュルガン・タシュ洞窟の岩絵群…ロシアの遺産、カポヴァ台形
・クルディーガの旧市街…ラトビアの遺産、クールラント・ゼムガレン公国、伝統的な丸太造りの建築
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