時間がなくても諦めない!フルタイム共働き夫婦が「独学ベビーサイン」で息子と心を通わせた全記録
我が子のこと、もっと知りたい!好奇心から始まった挑戦
フルタイムの仕事、パートナーとの協力、そして目まぐるしく過ぎていく毎日。共働きで子育てをしていると、「時間」は何よりも貴重ですよね。
「もっとゆっくり向き合いたいのに…」
「バタバタしていて、大切な瞬間を見逃していないかな…」
そんな風に感じることはありませんか?
限られた時間の中で「言葉を話す前の赤ちゃんと、どうしたら心を通わせられるだろう?」という思いは、息子がお腹の中にいる頃から自然と募っていました。
留学経験がある私の場合は、「将来的にバイリンガル育児もしてみたい」という関心もあり、言葉の壁を越えるヒントを探す中で出会ったのが、「ベビーサイン」という、手やジェスチャーを使ったコミュニケーション方法でした。
「これなら、忙しい毎日の中でも、息子との対話を豊かにできるかもしれない!」
この記事は、特別な知識も、教室に通う時間もなかった私が、「息子の世界をもっと知りたい」という好奇心を原動力に「独学」でベビーサインに挑戦し、息子との間に新しいコミュニケーションの橋を架けた、約2年間のリアルな記録です。
時間がない共働き家庭でも、工夫次第でできることがあるかもしれない——。そんな実体験が、今まさに奮闘中のあなたの、何かのヒントになれば嬉しいです。

きっかけは「面倒くさがり」? 私が独学を選び、教材にたどり着くまで
「ベビーサイン」という言葉自体は、息子がお腹にいる頃から、近所のおもちゃ屋さんで見かける体験会のお知らせなどで、なんとなく知っていました。
「面白そうだけど、わざわざ教室に通うのは時間もお金もかかるし、正直ちょっと面倒だな…」
フルタイム共働きの我が家。貴重な週末を定期的なレッスンで潰すのは現実的ではありません。そこで、「教室に通わずに、家で手軽にできる方法はないかな?」と、まずは独学の道を探し始めました。
ベビーサインは欧米発祥のはず、と思い英語で情報を調べてみると、興味深い研究や解説がたくさん見つかりました。例えば、「ベビーサインの導入が言語発達を促す可能性がある」「バイリンガル家庭では、サインが2つの言語を結びつける”橋”の役割を果たし、言葉の理解を助ける」といった内容です。
「へぇ、面白い! これなら、漠然と考えていた『息子に英語も教えたい』という思いも、一緒に実現できるかもしれない!」
この発見が、私のベビーサインへの興味を決定的なものにしました。
「どうせなら本格的に!」と、一時は「英語でベビーサインを教える講師」になれないかと考え、海外のプログラムに問い合わせたこともありました。しかし、日本で活動するには特定の協会の認定や段階的な研修が必要で、莫大な時間とお金がかかることが判明…。早々に講師の道は諦め、「あくまで、我が子のために個人的に学ぼう」と気持ちを切り替えました。
そこから改めて、「自分の子供に教える」目的に合った教材を探し、ついに理想的なものに出会います。それは、歌や映像が中心のアメリカ製のDVD教材セット。DVDやCDに加えて、フラッシュカードやポスターなどもついていて内容が充実しているのに、比較的リーズナブルな価格で個人輸入できるものでした。(この教材が、後々、夫を巻き込むキーアイテムになります!)
「これだ!」と確信し、すぐさま注文。無事に出産前に手元に届き、息子が生まれてすぐから、まずはそのDVDをBGMのように流すことから、我が家のベビーサイン育児はスタートしたのでした。

1年越しのサイン!言葉より先に「通じ合えた」感動とコミュニケーションの広がり
DVDをBGMとして流し始めたのは生後すぐでしたが、息子が音楽に明らかに反応し、目で追うようになったのは生後2ヶ月頃でした 。ネットの情報では「早い子は生後6~8ヶ月からサインを返す」とか「教え始めて2~3ヶ月で反応がある」と聞いていたので、焦りは特にありませんでした。言葉を覚えるのと同じで、まずはたっぷりのインプットが大切だと考えていたからです。
本格的な「手話」らしいサインが出てきたのは、やはり1歳を過ぎてから。でも、それ以前にもコミュニケーションの土台は着実に育っていました。8ヶ月頃には「バイバイ」や「ハイタッチ」を真似するようになり 、10ヶ月頃には、こちらが指差したものを目で追ったり、「〇〇はどこ?」と聞くと探すような素振りを見せたり 。「言葉はまだでも、ちゃんと伝わってる!」と感じる瞬間が増えていきました。
そして1歳を過ぎ、ついにDVDで学んだような「サイン」で意思表示をしてくれた時の感動は、忘れられません!

そこからの成長は目覚ましく、息子は口で話せる言葉よりも、はるかに多くのことをサインで表現するようになりました。1歳半前後には、話せる単語数に対して、その5~10倍もの種類のサインを使って、「もっと」「おしまい」「食べる」「飲む」「お風呂」「ねんね」といった基本的な要求はもちろん、「車」「飛行機」「動物や食べ物の名前」など、目に見える様々なものを教えてくれるようになったのです。
もちろん、サイン導入前後の比較はできないのですが、「息子の要求が分からず、お互いにフラストレーションが溜まる」という状況が原因の癇癪は、記憶にある限りほとんどありませんでした。 言葉より先に「伝えたい」が伝わる手段があったことは、親子双方のストレス軽減に繋がったと感じています。
言葉の発達への直接的な影響は断言できませんが、結果的に息子は周囲から「おしゃべりが上手」と言われることが多く、1歳後半から2歳にかけて、スムーズに二語文、三語文、そして複数の言葉をつなげた文も話せるようになりました 。
特に興味深かったのは、一つの「サイン」が、複数の「言葉」を結びつける役割を果たしていたことです。例えば、「猫」のサインをしながら、「Cat」「ねこ」「にゃーにゃー」と話しかける。息子は、言葉は違ってもサインが同じなので、「これらは全部同じものを指すんだ」とすぐに理解しているようでした 。ちなみに、家には猫が2匹いたため、それぞれの「名前」と「呼び名」もすべて「猫」のサインで認識していました。

これは「犬」と「Dog」、「わんわん」や、「靴」と「Shoes」など、多くの単語で見られた現象です。バイリンガル育児を目指す方はもちろん、日本語の中でも「わんわん」「犬」のように複数の言い方がある場合に、意味の理解を助ける上で役立ったと感じています。
ベビーサイン中心のコミュニケーションは、息子がしっかり話せるようになった2歳過ぎまで続きました。でも、その記憶は消えていないようで、4歳になった今でも、出かける時に頭をポンポンと叩いて「帽子(Hat)を取って」とサインで要求してくることがあるんです!喋るのが面倒なのか、遊びなのか…(笑)。そんな姿を見ると、「ああ、ちゃんと覚えてるんだな」と、なんだか嬉しくなります。
実は最近、もうすぐ生まれる弟にもサインを教えてあげようね、と息子と話しながら、久しぶりに色々なサインを一緒に練習したりしています。
夫も巻き込んだ! 独学ベビーサイン、わが家の継続の秘訣
独学でのベビーサイン導入、もちろん私一人の力だけでは乗り越えられませんでした。特に大きかったのが、夫の協力です。
正直に言うと、夫は最初、ベビーサインにもバイリンガル育児にも、あまり関心を示しませんでした。「やりたいなら、どうぞ」というスタンス。彼は英語が話せるわけではなかったので、無理もないかもしれません。
ところが、予想外の方向から変化が訪れます。きっかけは、あのアメリカ製のDVD教材の「音楽」でした。
実は、妊娠中から産後にかけて、無料サンプルにつられて色々な子供向け英語教材(ディズニーや、こどもちゃれんじ等)のDVDを取り寄せては自宅で流していました。しかし…正直、大人が日常的にBGMとして流すには、音楽が単調すぎたり、歌唱力が気になったりして、長く聴くのがちょっと苦痛なものも多かったのです。
しかし、幸運にも私たちがベビーサインのために選んだDVDは、もともとシンガーソングライターだった方が、ご自身の経験から手話を学び、聞こえる子供たちにも楽しく伝えたい、という思いで作られたものだったようで、とにかく楽曲のクオリティと歌唱力が非常に高かった!

英語は得意でなくても、洋楽やミュージカルが大好きな夫は、そのキャッチーで質の高い音楽に自然と耳を傾けるようになりました。毎日BGMとして流れているうちに歌を覚え、私と息子がサインでやり取りしているのを見て、「今のどういう意味?」と聞いてくる頻度が増えていきました。そして気づけば、主要なサインをほとんどマスターし、息子とのサインコミュニケーションを積極的に楽しむようになっていたのです!
もちろん、夫が協力的になってくれたからといって、すぐに結果が出たわけではありません。前の章でも触れたように、息子が最初のサインを見せてくれるまでには、約1年かかりました。その間は、反応がなくても、日々コツコツと語りかけ、サインを見せ続ける「根気」も確かに必要でした。
それでも私たちが「ゆるっと」独学を続けられたのは、
教材の「質」に助けられたこと: 大人も苦痛なく(むしろ楽しめる!)質の高い教材に巡り会えたことが、BGM作戦成功の鍵でした。
完璧を目指さなかったこと: 「いつか伝わればいいな」くらいの気楽さで、プレッシャーを感じずに取り組めたこと。
日常に溶け込ませたこと: 特別な時間を設けず、遊びや生活の一部として自然に取り入れられたこと。
結果的に、家族を巻き込めたこと: 音楽という共通の楽しみを通して、夫も自然な形で参加してくれたこと。
これらの要素が組み合わさったからだと、今振り返ると思います。独学だからこそ、「どう楽しむか」「どう続けるか」の工夫が大切なのかもしれませんね。
ベビーサインは自由でOK! 未来へ繋がるコミュニケーション【次の一歩へ】
ここまで、私の個人的なベビーサイン体験談にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
私の経験を通して、もし一つだけお伝えできることがあるとすれば、ベビーサインは、言葉の壁を越えて、赤ちゃんとコミュニケーションを取ることができる、本当にワクワクするツールだということです。そして、それは想像以上に、日々の育児に笑顔と心の余裕をもたらしてくれました。
これからベビーサインに挑戦してみたい、と考えているあなたへ。
どうか、難しく考えすぎないでください。
立派な教室に通う必要も、英語のベビーサインである必要もありません。
お手本通りの「正しいサイン」をマスターする必要もありません。 日常的なジェスチャーをアレンジしたり、手遊び歌を取り入れたり、なんなら家族にしか分からないオリジナルのサインだって、立派なコミュニケーションです!
一番大切なのは、「赤ちゃんのことをもっと理解したい!」というあなたの好奇心と、「一緒に楽しもう!」という気持ちだと、私は思います。

この記事を読んで、「もう少し具体的な方法を知りたい!」「うちでも本当にできるかな?」と感じてくださった方へ。
もしご要望があれば、今後、
我が家で特に活躍した「鉄板サイン」とその教え方のコツ
モチベーション維持の秘訣と、夫を巻き込む裏ワザ
気になる教材、どう選ぶ?我が家で使ったDVDのリアルレビュー
サインが増えない…停滞期を脱出するヒント
言葉の発達を促すサイン活用術
日英バイリンガル育児への応用と注意点 etc.
…といった、さらに踏み込んだ実践的な情報をお届けできればと考えています。
もちろん、これ以外にも「こんなことが知りたい!」というリクエストや、あなたのベビーサイン体験談(または疑問点など)も大歓迎です! ぜひコメント欄で気軽にシェアしてくださいね。
もうすぐもう一人息子が誕生する予定のため、今度はどんな風にベビーサインと向き合うことになるのか、兄との違いなども含め、リアルタイムな発見や気づきも、今後の記事でシェアできるかもしれません。
まずは、この記事が、忙しい毎日の中でも「子どもともっと繋がりたい」と願うあなたの、小さなヒントや、一歩踏み出すきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。
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今回のベビーサインの話とは少しテーマが異なりますが、私が体験から学んだことや実践していることを、他の記事でも発信しています。もしご興味があれば、こちらも覗いてみてくださいね。
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