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史学科卒が効率的な世界史の勉強法教えます

中高生の皆さん!
特に高校生の皆さん!
世界史を暗記科目だと思っていませんか?

もちろん勉強である以上、ある程度の暗記は避けられなのですが、暗記だけに頼っていてはいずれ行き詰まってしまいますよ。

出題範囲が決まっている定期テストなら、若さと体力に任せて一夜漬けで乗り切ることができるかも知れませんが、受験となるとそうもいきません。

今回は、史学科卒の私が、世界史の効率的な勉強方法をお教えします。


世界史の「縦糸」と「横糸」

世界史には縦糸横糸があります。
地域ごとの時系列の流れが縦糸。
同時代に何が起きていて、それぞれの出来事がどのように関わっているのかをというのが横糸です。

定期テストでは良い成績をとれているのに、模試や過去問だとどうもうまくいかない。
それは横糸がうまく渡せていないのが原因です。

つまり良い点数を取るには、縦糸と横糸の両方を整理して覚えていかなければならないわけですが、これがなかなか面倒くさい。
丸ごと覚えようとするのは、特殊な才能の持ち主以外はほぼ不可能です。

では、どうするか?


頭の中に基準となる「物差し」を作る

まずは頭を空っぽにして、下の歌を覚えてください。

「もしもし亀よ」のメロディで

はい。
中国の歴代王朝の覚え方です。
わりと有名な覚え方なので、すでに知っている方もいるかもしれませんね。

「これをどうしろと?」
と思いましたね?
はい、説明します。

これを頭の中の「物差し」として利用するのです。

この歌は、紀元前から現代までを、大雑把かつコンパクトに網羅しています。
しかも、日本人なら誰もが知っているメロディに乗せて覚えるので、大変記憶に残りやすいのです。

ちなみに、「蛍の光」でも歌えますが、個人的にはノリの良い「もし亀」の方をお勧めします。
「蛍の光」だとなんか勉強をお終いにしたくなっちゃいませんか?


なぜ中国か?

別に日本でも他の地域でも良いのですが、中国は歴史が長く物差しとして使い勝手が良いのです。
それに、なんだかんだで日本人にとって中国史は馴染みがあります。

「封神演義」とか「秦の始皇帝」とか「項羽と劉邦」とか「三国志」とか「玄宗と楊貴妃」とか…
ちゃんと知らなくても、なんか聞いたことあるでしょ?
マンガやゲームなどのコンテンツで、触れたことのある人も多いのではないでしょうか?

伊達に長いこと、ご近所やってないのですよ。


具体的な勉強方法 いつも心に「一方その頃中国では」

では、具体的にこの「物差しの」使い方を見ていきましょう。

例えば、この歌詞に出てくる王朝は、大きく二つの時代に分ける事ができます。
わかりますか?

答えは、紀元前と紀元後です。
紀元前は「BC」とも書かれます。
これは「Before Christ」を略したものです。
私たちが日常的に使用している「西暦」はキリスト誕生の年を「1年」としています。

キリスト誕生後は何もつけないか、「主の年に」という意味のラテン語「Anno Domini」 を略した「AD」と書かれる事があります。

では、その切れ目はどこになるのでしょうか?
それは、ここです!

「殷、周、秦、前漢/後漢、三国、晋、南北朝、隋、唐、五代、宋、元、明、清、中華民国、中華人民共和国」

?!

なんか増えてるー!!

そうです、実は漢は一度滅んでいるのです。
「王莽」という人物によって滅ぼされ「新」という短命王朝を挟んで復活したので、「前漢」「後漢」と呼び分けています。

まとめるとこうなります。

  • 前漢(BC202〜AD8) 

  • 新 (AD8〜23)

  • 後漢(25〜220)

なので、正確には紀元前後の境は「前/漢、新、後漢…」にする方が良いかもしれませんね。
まあともかく、前漢の末期あたりにイエス・キリストが誕生したことになります。

イエスは今のパレスチナやイスラエルのあたりで誕生して活動していました。
そして、その地域は当時はローマ帝国の支配下にありました。
イエスを十字架刑にしたのもローマ帝国です。

漢帝国とローマ帝国。
同時期にユーラシア大陸の東西に、二つの大帝国が存在したわけです。
そうなると、当然双方での交流が生まれるわけで、その東西を結ぶ道がシルクロードです

どうでしょうか?
一つの切り口だけで、だいぶ横糸の整理ができましたね。

このように、中国王朝の歌を軸に関連付けて覚えていけば、あやふやな部分が出てきても思い出す手掛かりができるのです。

「縦糸」に大きな動きがあったら、この歌のどの部分にあたるのか確認する習慣をつけましょう。
合言葉は「一方その頃中国では」です!


注意点

この勉強法にも、いくつかの注意点があります。

先にも書いたとおり、この歌は、中国の王朝を覚えやすいように大雑把でコンパクトにまとめたものです。
この歌だけを覚えておけば楽勝といった類のものではありません。

そして「大雑把でコンパクト」なので、抜けも多くあります。

例に挙げた「前漢、新、後漢」もそうですが、他にも「殷」の前には「夏」という王朝がありますが、歌詞にはありません。
「夏」は結構長いあいだ実在が疑われていたので、歌が作られた当時は外されたのかもしれません。
また、周と秦の間の春秋・戦国時代も抜けています。

こんな感じで、不完全このうえないのですが、一度覚えてしまえば忘れにくく、応用が効くという点では優秀なツールだと思います。

そうそう、歌詞を覚える際には音だけでなく漢字まで覚えてくださいね。
「シン」という音になる王朝名が多いので最初に覚えてしまいましょう。


まとめ

興味のない文字列を暗記するのは苦痛です。
暗記のせいで世界史を嫌いになってしまっている方のために、何かできないかと思い、この記事を書きました。
世界史が苦手なあなたのお役に立てれば嬉しいです。

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好評だったら、他の世界史の勉強法も紹介していこうと思ってます!

たくさんのスキをありがとう❣️
皆様ありがとうございます😊

たくさんスキをいただいたので、次の記事書きました!


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