骨董屋さんデビュー(やらかし日記⑥)
まぁ、時間の問題でしたよね。
40をいくつか越えたあたりから、陶磁器への興味が強くなり、奈良に通い始めて、寺社巡りにはまり。
50の手習いにと書道も始めたり、日本画を習ったりと、伝統文化に対する興味がどんどんと加速していきました。
正直、自分でも不思議なんですけど…
多分、年齢の然らしむるところ、なんでしょう。
寺社巡りについては、巡り巡って熊野詣に
導かれました。
空女さんの個展を見るために奈良に来ることを決め、その時にたまたまやってた展示が、
奈良国立博物館の「吉野・大峰展」でした。
(現在では展示は終わっています。)
吉野から熊野の寺社を訪ね歩く身には、うってつけの展示です。
なんといっても、女人禁制の大峰山寺から、
秘仏 蔵王権現さま
がお出ましになっておられたのが、
大興奮でございました。




図録には載っていませんでした
なにしろ、一生拝めなかったハズの秘仏です。
展示しちゃって良いの?
と思いつつ、拝見したい気持ちが勝ちますよね。もちろん…
アメリカ帰りの蔵王権現さまは、額に桜の花が
ありました。大峰山寺の蔵王権現さまは、
NHKの日曜美術館でも憚って映さず、
展覧会の図録にも、載っていませんでした。
熊野詣については、もしご興味がございましたら、こちらの記事をご参照ください。
(熊野への道は、①〜⑩まであります…)
そして奈良に行くなら観に行こうと思って
いたのが、奈良県立美術館の
「刀と撥鏤」展でした。
(こちらも、展示は終わっています。)
特に気になったのは、「撥鏤」(ばちる)です。
そもそも、漢字が読めない。
フライヤーを見ると、撥鏤の写真が載って
います。(パンフレット表紙で代用)

あら、これ、去年の正倉院展に出てたわねぇ。
https://share.google/7yA8x2vYUcMrRHT6R
象牙(ぞうげ)の表面を赤・紺・緑などの染料で染め上げ、その上に撥(は)ね彫(ぼ)りで文様(もんよう)を表す技法で、象牙の内部には染料が浸透しないため文様が白く表れる。さらに彫りを加えた部分に彩色を点じることもある。
撥鏤が作られたのは平安時代で、以後は作られなくなっていたのを、明治の頃に再現して、
撥鏤で唯一の人間国宝になったのが
吉田文之さん。
「刀と撥鏤」展では、吉田さんの作品が展示されていました。
前日に、国立博物館の「吉野・大峰」展を観た後、近くの商店街を歩いていたら、
通り掛かった骨董屋さんに、撥鏤が展示されていたのです。
…で、ついフラフラとね…
入っちゃったんです…お店に…
何せ、香炉デビューもしちゃってる身です。
何かないかしら?と言う下心もありました。




…ありましたよ、たくさん……
陶磁器以外に銅製の物も。
青磁の香炉もお素敵〜✨
入りました、
お買い物スイッチ。




店頭に展示していた正倉院御物を復元した
ものは、非売品だそう。
他に扱っていたのは、緑の帯留、
ティアドロップ型のペンダントトップなど。
さしも即決衝動買い人間のワタクシも、
1日迷いました。
でも、まぁ、出逢っちゃったし?
次来たら、ないかもしれないし。
作られた吉田さんは故人なので、新しいものは
できません。
そんなこんなで、デビューしちゃいました
骨董屋さん…
知人に話したところ、
「まだデビューしてなかったんですか❓」と、
逆に驚かれましたとさ〜(苦笑…)
変態の物欲に、果てはありません…
