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追加情報 MiG‑17 の二種類のキットを掲載している理由

MiG‑17F(機銃型)と MiG‑17D/E(ミサイル型)の運用差を解説
まず:北ベトナム空軍の戦術は「時期によって大きく変化した」
ベトナム戦争の前半(1964〜66)と後半(1967〜72)では、
北ベトナム空軍の戦い方がまったく違う。
その変化に合わせて、MiG‑17 の役割も変わった。

MiG‑17F(機銃型)=前半戦の主力。低空格闘戦

投入時期:1964〜66(戦争前半)

戦術:低空での格闘戦(旋回戦)

MiG‑17Fは軽量で旋回性能が高く、 F‑105やA‑1Hなど攻撃機を“真横から切り込む”ように迎撃する戦法が多かった。
・低空で急旋回
・ミサイルを持たないため接近戦
・30mm+23mmの機銃で一撃離脱

MiG‑17D/E(ミサイル型)=後半戦の防空網強化。高高度での“待ち伏せ迎撃”

投入時期:1967〜68(戦争後半)
MiG‑21の不足を補うため、MiG‑17にもミサイル能力を付与

戦術:高高度での待ち伏せ → ミサイル → 離脱
MiG‑17Fのような格闘戦ではなく、 防空網の一部として“ミサイルを撃てる機体”が必要になった。

まとめ:MiG‑17F と MiG‑17D/E は“時期と戦術が異なる”

MiG‑17F(機銃型)と MiG‑17D/E(ミサイル型)は、 ベトナム戦争の前半と後半でそれぞれ異なる役割を担っていた。

前半戦(1964〜66)では、MiG‑17F が低空での格闘戦を担当し、 攻撃機に対して急旋回からの機銃戦を主体とした迎撃を行った。

後半戦(1967〜72)では、MiG‑17D/E が防空網の一部として高高度で待機し、 R‑3S ミサイルによる迎撃を行う役割へと移行した。

このように、MiG‑17 は戦争の進行に合わせて運用が変化しているので、二種類のキットを併載しています。“運用差”を感じて頂ければ嬉しいです。

Hobbycraft → 前半戦の格闘戦闘機(MiG‑17F)
Hasegawa → 後半戦のミサイル迎撃機(MiG‑17D/E)

キットについての情報(個人の見解)
今回の MiG‑17 では、Hobbycraft 製 1/48 MiG‑17F(機銃主体の格闘型)と、 Hasegawa 製 1/72 MiG‑17D/E(ミサイル運用型=フレスコ)の二種類を使用しました。 どちらのキットも現在、店頭ではあまり見かけません。おそらく入手するなら中古市場が中心となると思われます。

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