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バーバリーのマフラーを彼女と二人で巻いた

 東京アンダーグラウンド。エッセイしりとりをようやく書く。

 かほさんからのバトンなので「ば」を先頭にして書く。今から20年以上前のおっさんの昔話だ。20歳の大学生の頃だ。仲のいい女子大生の女の子がいた。僕はその頃から本ばかり読んでいて、やれ哲学がどうとか、文学がどうとか言っていた。その割に成績は良くなかった。なので彼女からノートを借りてテスト前には頑張っていた。

 「いつも、ありがとね!これで単位とれそうだ!」

 「もう、諏訪くん、もっと勉強しなよ!」

 「俺は地球の未来のことばかり考えて勉強してるひまがないのさ!」

 なんて、会話をしながらいつもそばにいてくれた。
 ある冬の日、彼女が「服を買いたいから男性の視点からどう見えるのか意見を言ってほしい」と誘われた。なにしろいつも、ノートを借りているのでお礼も兼ねて行くことにした。僕はファッションにはうるさかったのだ。

 待ち合わせは、お台場だった。・・・僕は鈍感というのか、なんにも気づかなかった。「へえ、お台場で服を買うんだ」くらいだ。
 彼女が時間通りにきた。いつもよりおしゃれをしている。お化粧もしてるのか?その後は、予定通り、服を買いに行った。

 服を買ったあと、彼女が観覧車に乗りたいと言ったので、なんの疑問も持たずに乗ることにした。しかし、いざ乗るとなにか雰囲気が変わる。
 なんというのか、恋人のような感じになってきた。沈黙が続く。

 「諏訪くんて、優しいよね」

 「そ、そうかな。普通じゃない・・・」

 「わたしは優しいと思うな」

 よく見ると、彼女の目が潤んでいる。
 そ、そうか!!!そういうことだったのか!!!これはデートだ!!!

 しかも、雪まで降ってきた。クリスマスではなかったけど。
 観覧車を降りたら寒かったので、彼女のマフラーを二人で巻いた。

雪の中で

 それから、ATMに行って、僕は預金を引き出し、一番安いブルガリのリングを中古で彼女に買った。そう僕らは付き合うことになったのだ。

 その後、二人でカラオケに行って僕は2.8オクターブの声で『1/3の純情な感情』を彼女のために歌った・・・。

 というおっさんの若き日の昔話でした!

 さて、次のバトンは、「た」!

この御三方にお願いいたします。恥ずかしい話のあとで恐縮ではございますが、よろしくお願いいたします。

付記 ゆげしさんが二回目ということでした。申し訳ありません。勘違いをしていました。お手数をおかけしました。

 もののけさんにお手数ですが、お願いしたいのですがいかがでしょうか?実は私、コメント欄にて告白したのですが、もののけさんの大ファンなのです!3000人を超えるフォロワーさんがいらっしゃるもののけさんに書いてもらいたいです。お願いします!

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諏訪貴信 いただいたチップはすべて食費に使います。現実的。