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【京都の和菓子】水無月を44店舗88種類食べ比べてみた

はじめましての方は、はじめまして。
そうでない方は、お待たせしました。
毎年恒例、水無月食べ比べのお時間です。

京都で深く親しまれる「水無月(みなづき)」

新緑の季節が過ぎ、本格的な夏が近づく6月30日。
夏越の祓といい、一年のちょうど半分にあたるこの日に、半年の間に積もった心身の穢れや罪を祓い清め、残りの半年の無病息災を祈願する伝統行事があります。
人の背丈より大きな「茅の輪」を作法通りくぐって厄除けをします。

この夏越の祓に食べるのが、和菓子の水無月なのです。

水無月は、一見すると非常にシンプルな形をしています。
したし、その姿かたちにはすべて大切な意味が込められています。
ベースとなるのは、ういろう(外郎)の生地です。
これを三角形に切り分けるのは、かつて宮中で涼をとるために使われていた「氷」を模しているからだと言われています。
冷凍技術のない遥か昔、冬にできた氷を山奥の「氷室(ひむろ)」に保存し、夏に宮中へ運ばせて涼をとる風習がありました。
当然、当時の庶民にとっては高価で手の届かない貴重品です。
そこで、少しでも涼を感じ、厄を払おうと、氷の結晶に見立てた三角形のういろうが作られるようになりました。
そして、そのういろうの上に敷き詰められているのが小豆です。
古来より、小豆の赤色には魔除けや厄払いの力があると信じられてきました。
つまり水無月は、氷の冷涼さで暑さを乗り切り、小豆の力で災いから身を守るという、先人たちの切実な願いと知恵が詰まっているのです。

白いプレーンなういろうに小豆をのせたものが一般的ですが、抹茶や黒糖を使ったもの、栗やしそ味など、私たちの目と舌を楽しませてくれる多様な水無月が生まれています。
定番のものから趣向を凝らした一品まで、奥深い水無月の世界をどうぞご堪能ください。

水無月狂いと呼ばれるまで

はじめましての方へ、少しだけ自己紹介をさせてください。
私のSNS名は、ちせ。
Twitterだと「ちせ|京都歩きすぎ」といいます。
名前の通り、ひたすら歩いて主に京都市街を巡り、風景写真を撮影しております。
仕事が休みの日はおおむね1日3万歩を歩き、1日の最大歩数は57,809歩です。

そして、6月になると水無月を食べるのを習癖としています。
初めて食べた水無月は祖母の手作り。
たくさん作ってくれた水無月を、たくさん食べるのが当たり前でした。
だから、私にとって水無月は1個で終わるものではないのです。
なので、大人になって、水無月を買うようになってからも、たくさんの水無月を食べ続けています。
ここ数年は水無月に関する投稿をするようになりました。

主なものとして、水無月マッピング。

また、昨年は16店舗29種類を食べ比べをnoteにまとめました。
ちなみに、昨年は本店(難しい場合は直営店)へ歩いて買いに行くという縛りを設けていました。

そして、今年は縛りなくたくさんの水無月を食べました。

その最終的なご報告、というわけです。
その数、43店舗86種類です。

水無月に貴賤はない。

という信条がありますので、どれが1番とかはありません。
それぞれにみんな美味しい。
そのうえで、各々の個性をお楽しみいただけると幸いです。


アテンション

最初に注意事項をば。

※個人の主観による感想です。
※順次更新していきます(2026年7月10日最終更新)。
※2026年6月購入時情報です。
※順不同(というか食べた順)です。
※水無月に貴賤はありません。

【祇園饅頭】

こんなに生地の風味がする水無月も珍しい。

白 

一口食べると、まずやわらかさに驚く。
もちもちで、かなりやわらかい。
もちもちした粘り気はあるけれど、餅っぽさは強め。
小豆がたっぷりなのに甘さすっきり。
小豆はやや硬めで豆の存在感あり、小豆本来の味を引き立たせるような甘さ。
最終的に、小豆よりも生地の味の方が印象に残る。
生地の風味を楽しむ水無月。

祇園饅頭(白)

黒糖

口に含んだ瞬間、鼻に抜けていく黒糖の風味。
しかし、舌には柔らかく届く。
白よりやや固めの弾力を感じるが、やはりやわらかめ。
クセがあるわけでもなく、口当たりは穏やかなのに、小豆以上に黒糖を感じるのが不思議。

祇園饅頭(黒糖)

抹茶

これまた口に含んだ瞬間に、鼻に抜ける抹茶の風味。
舌に苦みが届くより先に、届く風味が香しい。
とても抹茶。
ぷにぷにとしたやわらかさ。
やはり、小豆の甘さより抹茶の風味が勝る。

祇園饅頭(抹茶)

店舗情報

祇園饅頭
住所:〒605-0075 京都府京都市東山区中之町1

【笹屋守栄】

エッジが立っている。
パッキリしているが、モチモチ感はなく、比較的柔らかい。
すっと歯が通る、歯切れの良さがある。
豆は柔らかくもなも固くもない、ほどよい固さ。
甘さは普通、やや控えめ寄り。

笹屋守栄

店舗情報

笹屋守栄
住所:〒603-8375 京都府京都市北区衣笠天神森町38

【俵屋吉富】

粘っこさはあるが、ベタベタではなく、すっと歯が通る。
豆の味がして、その後に甘さがやって来る。
食べやすい甘さ。

俵屋吉富

店舗情報

俵屋吉富
住所:〒602-0029 京都府京都市上京区室町頭町285−1

【鶴屋吉信】

柔らかく、餅感がある。
もちもち感は少なめで、米を感じる味がする。
小豆は甘め。

鶴屋吉信

【布袋餅菓舗】

布袋餅菓舗

生地はやや固め。
生地の甘さ控えめだが、その分小豆がやってくる。
シンプルで素朴な水無月。 

布袋餅菓舗(白)

黒糖小豆

黒糖、とても黒糖。
黒糖に押されて、甘いはずの小豆があまり来ない。
とても黒糖。
固さは普通。

布袋餅菓舗(黒糖小豆)

黒糖うぐいす豆

うぐいす豆の風味が最初にやってくる。
その後に圧倒的黒糖。
固さは普通。

布袋餅菓舗(黒糖うぐいす豆)

【仙太郎】

仙太郎

柔らかい。
グニグニもちもちとした食感。
小豆がかなり甘い。

仙太郎

抹茶

抹茶薄め。
じわじわと抹茶の苦みがやってくる。

黒糖

黒糖感薄めだが、やっぱり黒糖。
小豆と黒糖の相乗効果でかなり甘い。

【Sentido】

Sentido

エッジが立った、パキッとした姿。
グニグニとした食感で、やや固め。
生地の甘さ控えめ。
よく煮られた小豆がたっぷりと敷き詰められている。
豆の方が甘い。

季節の和菓子 ミニ水無月2種

黒糖

黒糖の味はあまりしないが、最後に風味が香る。
小豆がやわらかい。
甘さ控えめで、甘さは主に小豆から。

【甘春堂】

生地が柔らかい。
めちゃくちゃ柔らかい。
小豆がちょっとしょっぱい。
その塩味も相まって、あっさりとした甘さ。
もちっと感はあるけど、もちもちまでいかない絶妙な塩梅。
舌切れが良い。
小豆の味と塩味が最後にふわっとやってくる。

甘春堂

【五建外良屋】

小豆(白)

もちもちぷるぷるとした生地。
ほどほどにやや固め。
ういろうの甘さはあまりない。
小豆は固め。皮がシャキシャキ。
固めながらホクホクとしている。
小豆も甘くない。
まめまめしい小豆の味が楽しめる。
口に含むと小豆の豆らしい風味が最初にくる。
噛み締めて飲み込む寸前に甘みを感じる。
そして、飲み込むと仄かな塩味が追いかけてくる。

五建外良屋(白)

黒砂糖

ぷるぷるとした生地。
エッジが効いて、すこーし固め。
グニグニとした食感で、噛みしめると粘りを感じる。
黒糖の甘さを感じる。
やはり小豆固め、甘さ控えめで豆の味がする。
後味は黒糖。

五建外良屋(黒砂糖)

抹茶

ぷにぷにぷるんぷるんな生地。
ぷるぷるとやわらかく、粘っこさはない。
他の味よりぷにぷに感が強い。
抹茶は探したら仄かに見つかる。
小豆が甘い。
全体的には甘さ控えめ寄りだが、抹茶の苦みがない分、抹茶味の中では甘く感じる。

五建外良屋(抹茶)

小豆と共に角切りの栗が乗っている。
栗は固め甘め。
栗との比較で柔らかく感じる小豆。
栗と小豆で甘い。
生地にはほんのり甘みと粘りがある。

五建外良屋(栗)

【幸福堂】

幸福堂

抜群の歯切れの良さで、ツルツルとした舌触りが特徴。
やややわらかいが、粘りはない。
甘みは小豆から。
小豆はホクホク固め。
生地の風味が先行し、その後、甘さがやって来る。

幸福堂(白)

黒糖

口に含んだ最初は「黒糖?うん、黒糖」という感想。
それが、噛みしめる毎に黒糖が強まっていく。
一度黒糖が始まるとずっと黒糖のターン。
(食べながら遊戯王の動画を観ていました)
豆がシャキシャキ。

幸福堂(黒糖)

抹茶

ぼちぼちにやわらかい。
口に含むと抹茶の風味が香る。
そして、唐突に「豆っ!」。
めっちゃうぐいす豆の味がする。
そして、また抹茶が苦みとともにやって来る。
抹茶→豆→抹茶のグラデーション。
豆はホクホクでやわらかい。

幸福堂(抹茶)

【和久傳】

笹水無月の名の通り、爽やかな笹の香りと共に楽しむ。
もちっと感があるのにぷつんと舌で切れる。
ぬったりとしたこの舌触り、口当たり。
柔らかいが柔らかいだけでもない。
上品な水ようかんのような、しかし、それよりもちっと感がある。
官能的な舌触り。
甘みはしっかりと。
豆は固いのでコントラストがある。
小豆の数は少ないが一粒一粒は大粒で存在感がある。

紫野和久傳(笹水無月)
紫野和久傳 堺町店

【いかりスーパー】

グニグニとした弾力がある。
小豆だけで食べると結構甘いが、生地はやや塩味があり厚めなので、バランスが取れている。
豆の味や生地の味がするというより、バランスに優れ、食べやすい。
豆の周りは甘さのない寒天。
ういろは甘くない、ほんの少し塩味。
小豆が甘く、固めに煮られている。

いかりスーパー

【出町ふたば】

各280円

京水無月(丹波大納言甘納豆)

丹波大納言甘納豆使用。
餅の味を感じる。
ういろは甘さ控えめ、小豆はしっかり甘い。
豆の味が濃い。
甘さに負けない豆そのものの味。
もちもちプリプリだけど、やわらかい。
歯切れよく粘りはあまりない。

みな月(備中白小豆)

備中白小豆使用。
生地も豆も甘さ控えめ。
やわらかくてぷるぷる。
ペロッと食べられる。

黒糖みな月

波照間黒砂糖使用。
一口目から超黒糖。
舌にガツンとくる黒糖味。
豆に勝つ黒糖。
白より固く、プリンプリン。
豆固め。
豆も甘いが黒糖。
しかし、後味爽やかな黒糖。

抹茶水無月

特撰石臼挽き宇治抹茶使用。
一番粘り気がある。
ぐにっとして噛みしめるとじわっと口全体に抹茶が広がっていく。
豆は味するが、甘さは少ない。
全体に甘さ控えめ。
四種で一番甘くない。
黒糖よりはやわらかい。
抹茶のほろ苦さがじわじわくる。

【鳴海餅本店】

パキッとエッジが立った台。
端や底はツルツルの舌触り。
かなりの弾力がある。
切るときにグッと抵抗があるほど。
抵抗感は強くて固いけれど、こなれたらキレイに切れる。
粘りが少なく歯切れが良い。
もちもちではなくハキッとした食感。
グニグニ感はあるが粘りやもちもち感は少ない。
しっかり甘いが後味すっきり。
生地は甘くなく、小豆が甘い。
バランスが良く、甘いが甘さ控えめよりしかし甘い。
小豆が大粒、はじけるほどにホクホクに炊かれている。
小豆は意外と甘すぎない。
それゆえ、じっくり噛みしめると生地の味がする。

抹茶

こちらも固い。
歯切れが良く、粘りは少ない。
抹茶の風味はするがまろやかで苦みが少ない。
馴染みやすい抹茶味。

黒糖

こちらも固い。
水無月の中でもトップクラスに固い。
ハキッとした噛み応え。
黒糖の風味がじんわりと広がり、じわじわと続く。
一方で、まろやかでクセのない味。
決して激しくはないが、最初から最後、なんなら後味まで黒糖は続く。

【二條若狭屋】

ぷにぷにぷるんぷるんつるつるでやわらか。
生地甘い。
豆がシャキシャキで、豆の形がしっかりしている
全体的に甘さしっかり。
後味もじんわり甘い感じ。

【米福老舗】

つるつる。
もちっとしているのに、粘り気は感じない。
くにくにとした食感。
生地は固め。
歯切れ良いがぷつんと切れるというより自然とバラバラに分かれていく感じ。
豆の甘さが控えめ。
その分、噛みしめると生地の味がする。
豆はやや硬め。
まとまりあるほがらかさのある味。

【都松庵】

もちもちねばねば。
粘っこさかなり強い。
甘い。
生地は甘くないが小豆がかなり甘い。
食感の印象が強く、それを楽しんでいる内に甘さが口に広がっていく。
生キャラメルを噛んでいるような食感。

【七條甘春堂】

くにぐにねばねば。
噛むごとにねばりけを感じる。
しかし最後は溶けていく。
固すぎないが、やや固め。
生地はまろい甘さがある。
豆は甘いが控えめ。
豆は結構固め。
奥に塩見ゆえの後味か。
甘さが引いていく。
後味が非常にやわらかくすっきり。

噛みしめると黒糖。
一度落ち着いて後味に再び黒糖の波がやってくる。
そして、最後は溶ける。
ねばりけは白と一緒くらい。
甘いが甘すぎない。
黒糖のクセはなく食べやすい。

【半兵衛麸】

グニグニ。
もちもち。
どこまでもつづくグニグニともちもち。
間違いなく他の水無月にはない食感。
最初は参加する小豆もどこかは消えていく。
小豆は小豆の風味と仄かな甘み。
甘さ控えめ。
お麩の食感が好きな人にはたまらない逸品。

【笹屋伊織】

柔らかい。
もちっと感はなくベタベタ。
ベタベタなんだけど、クロモジで非常に切りやすい。
豆は甘納豆。
皮はしっかりしているがホクホク。
豆の甘さがじんわりやってくる。
あとから結構な甘さが来る。
めっちゃ柔らかい。
舌で切れる。
舌が通る柔らかさ。
生地にも余さあり。
何の抵抗もなく切れていく。
あんこか練り切りを食べているような食感。
後味にも甘さが来る。

黒糖

黒糖の方がもちもち感の欠片がある。
白よりは固いが、それでも柔らかい。
他の水無月と比べればもちもち感はなくベタベタ。
黒糖自体はそれほど甘くない。
最初からずっと仄かな黒糖がいるが、途中まではあまり主張してこない、後味は黒糖。

【笹屋春信】

パキッとエッジの立った生地。
つるつるぐにぐに。
弾力があるが、もちもちではない。
歯切れが良いが若干の粘り気。
でも、粘り気はそれほど感じず、つるつるぐにぐにの方が印象的。
生地の甘さはあんまりない。
小豆が小豆そのものの味がする。
小豆はやや甘い。
甘さは控えめ。
まとまりがよく後味がほどよく生地と豆のバランスが良い。

【中村屋】

やや粘り気のある固め生地。
餅の味がする。
小豆は固め。
ザクッと音がしそうな小豆。
甘さはあるが控えめ。
小豆に黒糖のようなコクがある。

黒糖

固め。
やや粘り気のある固い生地。
ふわっと漂う黒糖。
甘いが控えめ。

抹茶

固めで、やや粘り気を感じる生地。
ぐにぐに感はないがもちもちでもない粘っぽさ。
抹茶は強くないがほろ苦い風味があとから広がる。
一度意識すると結構抹茶。
後味も抹茶。
甘さは控えめ。
豆はうぐいす豆。
豆の味する。
豆と抹茶とどちらの味もするバランス。

【長五郎餅】

生地の味がしっかりする。
固め。
つるつるの中に粘り気があるがベタベタではない。
噛みしめると粘り気。
切れた後に追いかけるようなベタベタはない。
もちもちよりずっとぐにぐに。
パキッとしたエッジ。
小豆の味する。
小豆の甘さは控えめぎみだが、あとからじんわりと続く甘さがある。
それでも甘さ控えめ。
豆が少ないが存在感ある。
量も相まって生地が勝つか。

【塩芳軒】

葛(喫茶)

とろけるような葛。
生姜の風味がふわっとする。
甘さはとても控えめ。
豆も柔らかい。
舌で潰れる柔らかさ。
豆の主張は小さいが存在感は確かにある。

つるつる。
一口目ぐにっ。
その後、やわらかい。
最終的に溶ける。
一口目は結構固いか?と思うけど、最終的に溶けるのでやわらか印象が強い。
豆が固い。
豆は一番固いかも。
歯ごたえある豆。
生地の食感、豆の食感の順(生地溶けてる)。
かなり甘さ控えめの方。
生地と豆の甘さはほぼ一緒。
口当たり軽い。

【まるに抱き柏】

ぐにぐにとした感触がちょっと固めと感じさせるが、結局柔らかい。
むしろ柔らかい。
最後はとろけるよう。
歯切れが良い。
つるつるぷるぷる。
生地はあまり甘くなく非常に上品。
豆は甘いがやはり上品。
豆やや硬め。
洗練された甘さ。
後味がすぅっと引いていく。
涼やかな味。
甘いのに涼しい。
水無月の意義に立ち返るような味。

抹茶

もちもちとした食感。
最初にぶわっとほうじ茶味がやってくる。
でも苦くない。
最後風味としての苦味をふわっと漂わせ苦みが消え風味だけが残る。
豆は甘くない。

黒糖

黒糖は奥からやってくる。
小豆やや硬め。
豆より黒糖の甘さなんだけどクドくなくて食べやすい。
風味がふわふわと口の中を漂う。

涼やか。
甘さ控えめの透明感のある葛。
シャキシャキとした豆の存在感。
くどくない上品な甘さ。
食べて涼しいとはこのことかと思わせる。
甘いのに何故か冷たく感じる。
清涼感のある水無月。

【本家玉壽軒】

つるつるぷるぷると、やわらかい。
もちもち皆無で、葛っぽさがある。
歯切れが良すぎるほどに良い。
すうっと通る。
軽い。
豆やわらかい。
ホクホク。
甘すぎない程度に甘い。
全体には甘い方。

【千本玉壽軒】

一口目はぐにぐにと固め。
ただ、噛んでいると溶けるのでやわらかくもかんじる。
小豆は皮がシャキシャキで固め。
甘い。
結構甘い。

【老松】

生地が生キャラメル系で粘っこさがある。
最終的に溶ける。
一口目はグニッとして、その後粘り気を感じる。
やや甘い生地。
豆の甘さは上品で爽やか。
甘すぎない甘さ。
小豆はやわらかく、皮はシャキシャキ感もある。

黒糖

やわらかい。
と思いきややはり生キャラメル系の粘っこさもある。
なかなかに黒糖。
小豆以上に黒糖。
黒糖のクセはないがしっかりと甘い。

【御室和菓子 いと達】

米粉の生地。
もちもち。
噛みしめるほどに米の味。
もちもち。
そうだ、米だ。
餅を噛みしめた時の味がする。
白小豆を使用。
甘さ控えめ。
シャキシャキ。
なのに中はホクトロ。
じんわりと美味しい。
始めて食べるのにどうしようもなく懐かしい味がする。

【亀屋則克】

やわらかもちもち粘り気あり。
ねちっとした粘り気。
生地にはほとんど甘さない。
豆でかなり甘い。
最初はそうでもないが、噛みしめるほどに甘い。
特に後味が甘い。
舌に残る甘さ。
豆の皮がシャキシャキ。

黒糖

やわらかもちもち。
黒糖!
黒糖のコクを感じる。
豆も甘いが黒糖が全部持っていく。
黒糖を食べているかのような黒糖。
とても黒糖。
香しいまでの黒糖。
後味もこっくりした黒糖。

ほうじ茶

やわらかもちもち。
ねちっとした粘り気。
ほうじ茶。
思ったよりほうじ茶がガツンとやってくる。
ふわっと香る風味。
やや固めのシャキシャキ小豆。
生地は甘さ控えめ。
豆も甘さ控えめ。
全体も甘さ控えめ。

【SHUKA】

知る限り唯一の道明寺製。
意外と甘く、意外とやわらかい。
もちもちプチプチの道明寺。
豆はザクザク。
瑞穂大納言小豆とピスタチオが入っているそう。
小豆は甘くなく、小豆らしい味がする。
ピスタチオのポリポリした食感が楽しい。
他にはない水無月。

【とらや】

ねちっともちっとした生地。
ねちゃっとするがベタッとしない不思議な食感。
持てるくらいにつるつる。
でも、噛みしめるとまとわりついてくる。
生キャラメル系に近いがまだ餅っぽさがある。
やや固め。
小豆も固め。
甘め。
だが、後に引かない。
甘い、だけが存在してそのまま遠のくから美味しい思い出だけが残る。

水無月

とらやでは、黒を「水無月」という。
固い。
ねちっとはあるがもちっとはなく密度の高いグニグニ。
詰まっている食感。
しばらくしてから最後に黒糖。
甘さ控えめで、かなり固い。

【亀屋良長】

すべすべもちもちグニグニ。
舌あたりが心地よい。
優しい口当たり。
それがずっと続く。
最後まで続く。
小豆の味がして甘さが控えめで上品。
満足感の高さ。
小麦粉の香りがふわっと立つ。
王道感ある水無月。
固さもあって、もっちり感もあって、生地の味がして、豆の味がして、甘いけど甘すぎなくて、バランスもいい。

黒糖

白よりやわらかい気がする。
黒糖のコクをやわらかく長く楽しめる。
口あたりはやわらかいのにコクがある。
ジワジワと確実に広がる黒糖。


【京都鶴屋鶴寿庵】

つるつるもちもち。
とてももちもち。
もっちもち。
もっちもちなのは意外に珍しい。
小豆に仄かな塩味がバランスが良くて美味しい。
甘いのに甘くないように錯覚する。
小豆そのものの味がする。

つるつるぷるぷる。
ぬったりとした舌触り。
小豆が3つ潜んでいる。
小豆は固めながら意外とやわらかい。
爽やかな風味がして涼しげ。
食べて冷えるような清涼感がある。


【末富】

葛の中ではちょっと固め。
小豆はまばらで余白が奥ゆかしい。
口に入れた瞬間、ひんやりとする。
爽やかな風味。
ぬったりと口に絡み、ひんやりと熱を奪っていく。
冷しているわけでもないのに食べるほど涼しい。
葛の中では甘い方。


【紫野源水】

本葛を使用。
葛の中ではもちもち感がある。
もちっとした弾力がありながらも、歯切れが良い。
ぷつんと切れる心地よさがある。
葛の中でも甘さ控えめ。


【二条駿河屋】

もちもち。
もっちもちなグニグニ。
弾力がある。
餅っぽい米っぽい味。
小豆の味がしっかりする。
固めに炊かれている。
生地の味が勝つ。

黒糖

餡たっぷり。
もちもち。
もっちもち。
餡は意外と甘さ控えめ。
豆というより餡って感じ。
黒糖は後から追いかけて来る。
もっちもちを噛み締めていると最後に黒糖が襲ってくる。


【メゾン・ド・フルージュ】

苺水無月

ケーキに近い。
上は苺。
豆は甘くない。
台はカスタードクリームのような。
和洋折衷な味がする。


【菓舗歩】

固めなねちっと系。
つるつるむっちり。
甘さは控えめ。
生地の味する。
小豆と食べたほうが生地の味引き立つ。
小豆甘さ控えめ。
生地全然甘くない。

しそ

めっちゃしそ。
グニグニ。
噛むごとにしそ。
爽やか系しそ味の生地。
フルーティーな梅の味。
甘酸っぱい。

抹茶

固めムチムチ。
噛むごとに抹茶がやわらかく広がる。
クセのない抹茶。
苦みも少ないが風味がふわっとする。
小豆が甘い。
基本的には小豆の味。
仄かに抹茶。


【清閑院】

やわらかい。
やや塩味ある小豆。
代わりに生地が甘い。
思ったより甘い。


【御倉屋食堂】

甘さ控えめ。
もちもち。
もっちもち。
もっちり。
小豆の自然な甘さ。
すごく懐かしい味がする。
毎日でも食べれそうな、ほどよい甘さ。
自然な甘さと、もっちり感。

黒糖

もちもち。
もっちもち。
やや固め。
黒糖が自然な甘さ。
甘さ控えめ。
飽きない美味しさ。


【光悦堂】

もちもち。
やわらかい。
もっちもち。
もちもちしている。
生地甘くない。
生地そのもの味がしてそれが良い。
小豆甘い。
小豆と生地のバランスちょうどいい。
30分冷やすのを推奨されており、冷やして食べるとひやっとしてもちっとしておいしい。

黒糖

もっちもち。
黒糖!
かなり黒糖。
バランスはいい。
黒糖。
すごく黒糖。

抹茶

もっちもち。
抹茶!
もちもち。
バランスが良い。

【たから餅老舗】

もっちもち。
やわらかい。
弾力がある。
やや塩味があって、アンパンちっく。
甘さ控えめ。
素朴でシンプル。

黒糖

ぷるつる。
黒糖の味がちょっと奥にいる感じ。
甘さ控えめ。

梅感はあまりない。
香りと時折感じる爽やかさが梅か。
クセがなく食べやすい。

もっちりぷるんつるん。
ほぼ白。
栗は固めで、甘露煮的な味。

抹茶

抹茶。
仄かに苦みもある抹茶。
苦すぎず食べやすい。

もちっと感も感じる葛。
豆のシャキッと感との対比が楽しい。

黒豆

黒豆がねっとりやわらかく甘い。
黒豆の印象強い。

【伊藤軒】

ヤマダストアーで発見し、購入(正確には買ってきてもらった)。
日持ちが長くて有難い。

もちもちぐにぐにとした食感で固め。
甘さ控えめ。
小豆が特に甘さ控えめ。
ういろう感が強い。

抹茶

抹茶の味はするけど、控えめ。
馴染みのあるやわらかい抹茶味で食べやすい。

ごちそうさまでした!!

いかがでしょうか。
全43店舗86種類、水無月食べ比べでした。

これだけ食べたんだよ、と後輩に言ったら、
「知ってますか?6月って30日しかないんですよ?」
と諭されました。
確かに、毎日2個以上食べている計算…!

でも、真に恐ろしいのは京都の水無月。
これだけの種類食べたら食べつくしたと思うじゃないですか!
泣く泣く諦めた水無月が両の手でも足りんほどあるんですよ…!

来年はそれらに挑戦するのか、はたまた別方向に行くのか…。
どうぞお楽しみに。
また来年、お会いしましょう。

あと、水無月動画も作成しますので、良かったらチャンネル登録お願いします。
登録者数増えたらやる気になります。


水無月の撮影について

今回、例年と比べて、写真のクオリティが上がっております。
この水無月くらいでしか物撮りをしないワタクシ。
今年は友人に頼んで、水無月の撮り方(および若鮎の撮り方)を教えてもらいました。
わかりやすく動画になっているので、ご覧ください。
私も水無月の化身として登場します。

あと、もう少し詳しく専門的なnoteもありますので、こちらも水無月インフルエンサー必見です。

2026年水無月一覧

祇園饅頭(白・黒糖・抹茶)
笹屋守栄(白)
俵屋吉富(白)
鶴屋吉信(白)
布袋餅菓舗(白・黒糖・抹茶)
仙太郎(白・黒糖・抹茶)
Sentido(白・黒糖)
甘春堂(白)
五建ういろ(小豆・黒砂糖・抹茶・栗)
幸福堂(白・黒糖・抹茶)
和久傳(笹水無月)
いかりスーパー(白)
出町ふたば(白小豆・白・黒糖・抹茶)
鳴海餅本店(白・黒糖・抹茶)
二條若狭屋(白)
米福老舗(白)
都松庵(白)
七條甘春堂(白・黒)
半兵衛麸(麩)
笹屋伊織(白・黒糖)
笹屋春信(白)
中村屋(白・黒糖・抹茶)
長五郎餅(白)
塩芳軒(葛・白)
まるに抱き柏(白・黒糖・ほうじ茶・葛)
本家玉壽軒(白)
千本玉壽軒(白)
老松(白・黒糖)
いと達(白)
亀屋則克(白・黒糖・ほうじ茶)
SHUKA(道明寺)
とらや(白・黒)
亀屋良長(白・黒)
鶴寿庵(白・葛)
末富(葛)
紫野源水(葛)
二条駿河屋(白・黒糖)
メゾン・ド・フルージュ(苺)
菓舗歩(白・抹茶・しそ)
清閑院(白)
御倉屋食堂(白・黒糖)※非売品
光悦堂(白・黒糖・抹茶)
たから餅老舗(白・黒糖・抹茶・梅・栗・黒豆・葛)
伊藤軒(白・抹茶)


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