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観戦記 第32節 ベガルタ仙台 VS RB大宮アルディージャ


概要

2025/10/4
第32節
仙台 VS 大宮 1-2
仙台得点: 55’郷家

大宮得点: 38’カプリーニ、81’福井
@ユアテックスタジアム仙台
*現地観戦*



大宮布陣

大宮 攻撃時

前節ジュビロ磐田戦と同じメンバー。ただ、ラッソがベンチ入りもしなかった、、、。

攻撃時は3-4-1-2
磐田戦の時より明確にカプが前目で、豊川がトップ下って感じだった印象。豊川は縦横無尽に走り回って、ボールを引き出しまくる役割。


大宮 守備時

一方の守備も、磐田戦に引き続き4-3-1-2を継続ぅ!

4-3-1-2はてっきり4-2-1-3の対磐田特化型布陣だと予想してたんだけど、4-4-2の仙台相手にもこの布陣で挑んできた
うーん、これは完全に自分の読みがハズレた形に・・・。

ともあれ今後もこの4-3-1-2をベースに戦っていくのかな?

プレス原理は磐田戦と似た感じ
仙台のSH相良と山内をSB化した関口と下口でチェックし、SB奥山と真瀬を泉とシルバでチェックするという基本構造。
*泉とシルバが間に合わない時は、SBがジャンプして相手SBに迎撃に行くこともあり (最終ラインがその分スライドする)。

サンデーとカプで前から2CBへ強烈なプレスに行き、豊川がボランチへの逃げ道を塞ぐ。小島は後ろで待機して、網から抜け出てきた相手ボランチを迎撃。

そして狩りの狙いはサイド
FWのプレスで外にボールを逃げさせ、SBに入った時に、泉orシルバで素早く狩りにいく。
その際、逆サイドの泉orシルバを中に絞らせて、片サイドに密集という名の狩場を作り上げる形。例えサイドで奪えなくても、第二・第三の狩人でプレスしていく感じ。
密集を作ることで、奪われた際のネガトラゲーゲンも当然かけやすくなる。

テツさんもある程度密集を作っていたが、宮さんになって、それがより顕著になった感じ。

これが本場のRB流なのかな?
ともあれ4-4-2相手でも、4-3-1-2の宮さんの狩りの原則は活きていた。


仙台印象


メンバーは前節コンサドーレ札幌戦と変わらず、4-4-2も継続。
守護神・林とFW小林はベンチ入りせず。

大宮としては何より、左SHの相良右SBの真瀬トップの宮崎あたりを自由にさせたくない感じ。ボランチの鎌田のゲームメイクも早めに潰しておきたい。

仙台の戦い方はプレビューで書いた通り、可変はほとんどせず、4-4-2ベースで攻撃と守備を完結させる形。ただしその4-4-2は非常に洗練されている。




試合展開 前半

おー、仙台相手でも4-3-1-2だー!と見事に自分の予想が外れたのをしっかり確認しつつ試合開始。

そして大宮は今日も前線からプレスをかけて、狩りにいく!

カプとサンデーでファーストプレスに行き、SBに渡ったら泉とシルバの即時撃退で、仙台のサイドで自由にさせない。
そのおかげか、もしくは泉の裏抜けを警戒していたためか(前回対戦では、仙台は泉に綺麗にサイド縦突破されている)、縦への推進力が怖い右SBの真瀬をほとんど目立たなくさせていた。

また、ビルドアップで困った時の、前線の宮崎へのロングパスでの逃げ道も、福井と村上が撃退。こぼれ球は小島を中心に、回収部隊がよろしく回収できていた。

ということで噛み合わせ的にどうかなと思っていた4-3-1-2プレスは、先述したサイドで密集させて狩場を作るやり方で、4-4-2にもハマっていた印象。

この密集のおかげか、今日は小島のパスの先読みが当たりまくり、中盤で何度も仙台のパスをインターセプトして、ポジトラに貢献していた。

ただ仙台のネガトラ移行が異様に早くて、すぐさま人数を揃えて構えられてしまい、中盤で奪ってからのカウンターから中々ゴールまでたどり着けず。この辺りの組織立った仙台の守り方の統一感は、やはりリーグ随一だなぁと見てて思った。


一方、3-4-1-2ビルドアップで攻める大宮の攻撃。
今日もトップ下の豊川が、いいところに顔を出して、後ろからのボールを引き出す引き出す
4-4-1-1の1.5列目だった時期もそうだったけど、豊川がトップ下で生き生きしていた♪

互いの守備ブロックに阻まれ、序盤はゴールに迫れなかった両チームだったが、徐々に仙台がゴール前に迫れるように。

片サイドに寄せる大宮の守り方なんだけど、ボールが逆サイドにある時のシルバと泉は、マーク相手のSBを捨てて中に絞ってくる仕組みのため、その逆サイドのSB前には大きなスペースができることになる。
仙台は特に右サイドで作った後に左サイドに開き、左SHの相良にボールを集め、そのスペースを有効活用する (*35分のシーンなどが好例)。大宮はスライドが追いつかず、相良に高い位置で数的同数を作られてしまう。
ボールを持った相良は関口との一対一で何度も仕掛け、得意のドリブルからのクロスやカットインでチャンスを幾度も構築。相良はボールを持たせて一番怖い相手であった。

一方の大宮も前半はボールを握り、33分の小島のインターセプトからのサンデーのシュートなど、フィニッシュまで行けるようになる。
大宮は、仙台のCBとSBの間のスペース狙いのスルーパスが多かった。


そして38分、左サイドからの泉の仕掛けをスイッチに、最後はスルーパスでギリギリ抜け出したカプリーニが強烈なシュートを撃ち込んで、大宮が先制!!
※観客席からは逆だったので、最初誰が決めたかわからんかった、、、、。

これまでは右と左のポジションで、距離が遠かった泉とカプリーニだったが、システム変更で距離が縮まり、両者の新たな化学反応が見られた得点に。


その後も小島のインターセプトからのチャンスや、相良の仕掛けからのピンチなどありつつも、前半は0-1で終了。
笠原の好セーブもゼロ封に大きく貢献していた。

前半はお互いミスが少なく、ポジトラ・ネガトラが素早く切り替わる、非常にハイレベルな一進一退の攻防

レベルが高い組織同士の戦いは、やっぱり見てて楽しいですのー。



試合展開 後半


ビハインドの仙台が、後半開始からいきなり3枚交代
荒木がSHに、推進力のある石尾が左SBに入る。更にボランチに武田を入れて、鎌田とWチャンスメイカーに。

とにかく攻撃的な選手を入れてきて、点を取りにきた仙台。
武田を入れてきたんで、前回対戦時にやってきた4-1-2-3にでもするのかなーと思ってしばらく観察していたけど、陣形自体は変わらず4-4-2のままだった。武田が鎌田よりやや下り目だったことは多かったけど。

ただ、この一挙交代で劇的に仙台優位になったわけでもなく、前半に引き続き一進一退の駆け引きを続けながら試合が進んだ。

そして50分、仙台の最終ラインの不用意なパスを狙っていたカプリーニが猛然とプレスをかけたところを、仙台のCBがペナ内で倒してしまい、PK獲得。キッカーはカプリーニ。
何度目の正直かよと思いながらカプのキックを見守るも、相手GKに読まれて失敗。。。

カプ、シルバ、健勇、ラッソと、今シーズンことごとくゲーム内で得たPKを外しまくる大宮、、、。
勿論PK外すのは仕方ない部分が大きいんだけど、それにしても外し過ぎだよなー。
煽りとかじゃあないんだけど、1シーズン最多外しのリーグ記録とかってどんななんだろ?

で、このPK失敗で流れが変わったのか、直後の55分、ボールを失ってからの武田が起点となったポジトラカウンターで一気にゴール前まで運ばれる。初撃の相良のシュートは笠原が止めたが、跳ね返りを郷家に押し込まれて同点に追いつかれてしまった。
ホントにPK失敗からあっという間の同点撃に、大宮は嫌〜なムードに。


同点に追いつかれた直後、豊川が倒れてしまい、担架で運ばれて和田さんと交代。
システムは変えずに、豊川のいたトップ下にシルバが上がって、シルバのいた右MFに和田さんが入った。
※豊川は試合後普通に歩いてたから、大きな怪我ではなさそう

4-3-1-2の3の両脇は、広い守備範囲とスペース管理能力が必須のため、確かにそういうのが得意な和田さんが活きるシステムだなーと、磐田戦から続いて強く思った次第。和田さんは今後も、プレー時間を増やしていくんじゃあないかな?

っていうか、今更だけどそのポジションで、サイドの縦の守備だけでなく、中に絞っての横の守備タスクもこなしている泉が何気に凄いんだよなー。大宮に来て、WBチャレンジを経て、ホント守備力が上がりまくったと思うし、チームもその守備力に助けられまくっている。


67分に仙台に痛恨のアクシデント。
左サイドの泉の突破を止めようと釣り出されたCB井上が、体ごと預けた形でファールを犯す。チャンス阻止とみなされて出された今日2枚目のイエローにより、井上は退場

10人での戦いを余儀なくされた仙台は、前線で体を張りまくっていた宮崎に代えて左SB高木を入れて、郷家をトップにした4-4-1にシステム変更。CBは石尾と菅田に。


相手が1人減ったことで、ボールを握って最終ラインも押し上げられるようになった大宮が、チャンスとばかり押せ押せになる。

76分にはサンデー→健勇、泉→津久井の交代で、前線を活性化。
磐田戦ではトップ下に入った健勇だったが、ラッソ不在の今日は2トップの一角を務める。


そして81分、大宮に追加点。
CK崩れから、ゴールライン際で粘った健勇がボールキープして、ペナ外の和田さんにパス。フリーの和田さんがゴール前に上げたクロスを、CKから残っていた福井が薄く頭に当てて、ゴール逆側に流し込んだ!

ゴール裏ではクロスが直接入ったと勘違いしたのか、和田さんのチャントが歌われていましたけど、先生はちゃんと福井君が触っていたの、観客席から見えていましたからねっ!


41分にはここまで粘ったカプとシルバがお役御免。藤井が2トップの一角に入り、久々出場の冨山がトップ下に入ってきた。

時間がない仙台は、1人足りないながら、前目に体重をかけて、リスクを負って点を取りに来る

CKを始めとした怖いセットプレーも、笠原のハイボール処理で何度も危機を脱する。
また疲れが出たのか、密集を突破されて、広大なスペースを一気に前進されるシーンも作られてしまう。
後ろからのロングパスによるパワープレーも、村上と福井が集中して迎撃。
ラストのペナ内での1対1も、笠原が勇気を持って撃退。

最後の最後は、1人少ないとは思えない仙台の猛攻を凌ぎ切り、1-2でなんとか逃げ切り、試合終了

シュート数は「仙台15 VS 大宮12」、ゴール期待値は「1.46 VS 1.82」という結果に。
まさに一進一退だったが、PKの期待値を除けばほぼほぼ同等か、やや仙台ペースの試合だったか。



雑感


勝ち切った、、、!

秋のこの時期は、内容より勝ちが何より嬉しいってのがストレートな感情。勝った時の大勢の大宮サポの盛り上がりも、今年1、2だったと思う。

殊勲の福井は点を取ったってのもあるけど、今日は村上と共にラインコントロールと、仙台の2トップを相手に、最小失点で凌ぎ切った守備面での貢献がまず何より。
終盤は相手FWを1対1で対処しなきゃいけない場面が何度もあったけど、ホント我慢しきった!

また繰り返しになるけど、磐田限定になると思っていた4-3-1-2は、仙台にもやってきたってことで、今後の基本システムになってくと思われる。
(3バック相手にはどうしてくるかは、まだ不明だけど)

前線からのプレスとサイド圧縮で狩りがうまくいっていた反面、その密集を抜けられて逆サイドに送られると、一気にスペースを前進されるといった、ちょっと脆い面もこの試合何度か見受けられていた。

奇襲的なシステム変更だったこの2試合とは違い、今後は新しい大宮のやり方のベクトルを解析した上で、この辺りの逆サイドのスペースを突いてくるやり方をしてくるチームも出てくるんじゃあないかなぁ?
いや、でも、そんな素人頭でも思いつくことなんて、RBは承知の上なんだろうけど。

後は津久井の使い方が難しいなー。
前述した今の泉の守備タスクをどこまでこなせるかにはよるんだけど、ちょっと4-4-2の時より適正ポジションが狭まっちゃった感じ。今のシステムだと2トップに入れても面白そうなんだけど、、、。


何にせよ、磐田に続き上位の仙台を無事に撃破した大宮。
次戦まで2週間空くので、ここでもう一度じっくり本場のRBサッカーを落とし込んで、完成度を少しでも上げてもらいたいっすね。

そんな次戦の相手は、これまた特殊なビルドアップをしてくる藤枝さん。
あの藤枝の超攻撃的サッカーに、どんな守備をしてくるか、今から楽しみ♪



おまけ

直前まで迷ったんだけど、雨予報だったので、今回は新幹線で仙台入り。いいよ、自転車とか、疲れるだけだしー。

※ちなみに昔、大宮→仙台:340 kmを、1日(14時間)で自転車で走ったことがあったりします


てなわけで、ユアテックスタジアムに到着!
ユアスタは袴田、河田、やじしんの三得点が見られた2022以来★


全席屋根付きで、サポに優しいスタジアム。


屋根のおかげで声援もマシマシ。


激闘終了、お疲れ様でしたー。



おまけ2

翌日は野球というスポーツを見に楽天モバイルパークに。
今季最終戦の楽天VSオリックス。


敷地内に観覧車とかメリーゴーランドとかがある、まさにボールパーク。観客も大勢いて賑わいでいました。


元高校球児だった身からすると、実はサッカーより野球の方が色々語れたりしたりもしますのです。

試合は1-1で延長戦まで突入する、中々の投手戦でございました。


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