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IFDとは何か? ― “らしさ”から始める、社会と共創する熟達のための基礎設計

前回までは、REAPRAのMission, Vision, Wayについてご紹介しました。

今回はその入り口である、IFDについてお話ししていきます。

IFDは、「これからの人生をどう生きたいか?」を一緒に考えるための時間です。
会社という仕組みを使って、社会と一緒に何かをつくっていきたい人が、自分自身の過去や「らしさ」とちゃんと向き合いながら、これからの道をゼロからデザインしていく。
そんな土台づくりのためのプログラムです。
自分の“クセ”に気づいて、どんな未来にワクワクするのかを探る。
そして、その未来に向けてどう学んでいくか、そのコンディションを整えるところから始めます。


IFDとは何か

IFDとは「Intensive Foundation Design」の略称で、「社会と共創する熟達の実践を通じて、次世代の社会課題の解決を株式会社というシステムから始めて産業及びそれにまつわる概念を作っていく人が、REAPRAと共に学んでいくための事前準備(土台づくり)」のことです。
その目的は、社会と共創する熟達を始めるにあたって、自分が長期で探求し続けたい社会性を帯びたテーマを見出すことにあります。このテーマは「Mastery Theme(熟達テーマ)」と呼ばれ、株式会社を通じて産業創造が可能な場合には「コーポレートミッション(CorpMission)」としても定義されます。
さらに、このテーマに時間軸を加えた「Vision(ありたい未来像)」を描くことで、持続的な実践と学習の道筋が明確になります。

IFDの構造

なぜIFDが重要なのか

IFDが重要な理由は、自分の中にある長期的な原動力(芯を食ったらしさ)と、それに社会性を加えたテーマによって、次世代に跨がる産業創造の可能性を高めることができるからです。
「社会と共創する熟達」は、今すでに顕在化している課題ではなく、未来に大きくなる構造的で複雑な社会課題を対象としています。そのため、短期的な流行やトレンドに基づいた取り組みではなく、自分が深く関わり続けたいテーマとの出会いが不可欠です。
その出発点が、自分の原動力を理解し、LifeMissionとして言語化し、それに社会性を与えていくプロセスなのです。


IFDのプロセス

IFDは以下の5つのステップを中心に構成されています。

  1. 社会と共創する熟達の概念理解と動機形成

  2. 芯を食ったらしさを言語化

  3. LifeMissionを描く

  4. MasteryTheme(CorpMission)を描く

  5. Visionを描く

IFDの構造

ステップ1:社会と共創する熟達の概念理解と動機形成

REAPRAと共に、社会と共創する熟達という考え方を理解し、それに向き合うための動機を明らかにしていきます。


ステップ2:芯を食ったらしさを言語化

この段階では、乳幼児期(0歳〜6歳)から現在に至るまで、環境との相互作用によって形成された自我=「らしさ」を探ります。

  • 無条件の安心感と安全性の中で育まれた冒険心

  • 報酬と罰によって形成されたバイアスや行動パターン

  • 時間軸をさかのぼりながら一貫して自分を駆動しているエネルギー源

この過程で明らかになる「芯を食ったらしさ」に加え、それに対して存在する「願い(シャドウ)」も言語化します。願いとは、社会や家族との関係性の中で諦めざるを得なかった感情や希望のことです。
a. 乳幼児期の探求
無条件の安心感や、安全な環境で自由に冒険していた体験を思い出します。
b. 初期のバイアスの把握
3歳前後で受けた報酬や罰の体験を思い出し、その体験がどのように行動様式や価値観に影響を与えたかを整理していきます。
c. 芯を食った「らしさ」と「願い」の言語化
時間軸を上りながら、自分の中で強化・変容してきたバイアスを整理し、抑圧されてきた「願い」とともに、自分の核となる「らしさ」を言語化します。


ステップ3:LifeMissionを描く

過去から現在にかけての探求から得られた「芯を食ったらしさ」と「願い」を統合し、未来に向けた自分のあり方をままならぬありたい姿を描きます。
ここでは、社会性を含まなくても構いません。純粋に「こう生きたい」「こうありたい」と思える姿を素直に表現していきます。


ステップ4:MasteryTheme(CorpMission)を描く

次のステップでは、LifeMissionに社会性を加え、MasteryTheme(熟達テーマ)を定義します。

  • 自分のわがままな生き方が、どのように社会の課題とつながるか?

  • その課題は長期的な構造的テーマか?

  • 自分がリーダーとしてそれに取り組みたいと思えるか?

さらに、これが株式会社という仕組みを通じて実践できる場合には、コーポレートミッション(CorpMission)としても活用されます。


ステップ5:Visionを描く

Visionとは、MasteryTheme(CorpMission)に対して設定する中長期のありたい未来像です。

  • 10年後、20年後、30年後のありたい姿(例:Vision 2035、Vision 2050)

  • 遠い未来から設計し、徐々に手前のマイルストーンにブレイクダウンしていきます

  • 最初は抽象的でも構いません。実践を通じて精緻化していきます


以上がIFDの全体像です。IFDは自分の過去を深く見つめ直し、社会と未来を結ぶテーマを描き出す旅路でもあります。REAPRAではこの旅を、伴走しながら丁寧に支援します。


IFDからFLPへ

IFDで描かれたLifeMission、MasteryTheme、Visionは、その後のFLP(First Learning Practice)の設計に直結します。IFDで得た気づきをもとに、実際のエントリープロダクトや事業テーマ、1年後の目標設計へとつなげていきます。
その際には、「ストレッチターゲット」や「陳腐なエントリーポイント」など、実践に踏み出す上での考え方も導入されます。


REAPRAに興味を持っていただけた皆様を対象に、だれでも気軽にご連絡いただけるフォームをご用意しています。
ぜひお気軽にご参加ください。

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