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38日目:仲間の成長を願った沈黙-新人研修を担当し大切にしたこと

今回も記事を開いていただきありがとうございます。
先日知り合いと話していて、研修やOJTを担当していたときの話で盛り上がりました。
そこで、私が研修を担当していた時のことを思い出して、大切にしていたことをまとめてみました。


学生時代からバイトでシステム開発

高校までは生物専攻で、そこから専門学校2年、編入して四年生大学の3年次に入り2年、大学を卒業してからベンチャーのIT企業に就職したのですが、専門学校の頃からバイトとしてシステム開発をしていました。

そこで社内システムのwebページの開発や、画像処理に係る機能の開発などを独学で勉強し、40代の先輩方に混じり経験を積んでいました。

入社前から質問係に

そんなこんなでバイトの3年目、大学4年目の時、会社に未経験中途の方が5名ほど入社されました。
その方等も3ヶ月の研修から始まったのですが、そこで簡単な質問に答える質問係をさせていただけることになりました( ゚д゚)

あくまでも基礎的な内容の、一年もやってる人なら誰でもわかる様な内容の質問係でしたが、とてもやりがいがある仕事でした。

直接目の前の仲間の為になる仕事で、質問いただいた疑問を、どう伝えたらわかりやすいのか。
どこまで伝えるのが成長に繋がるのか。
知識をどこまで、どの順番で提供するか。色々考えながら、質問係として駆け抜けました。

研修カリキュラム作り

そんなことをしていたら入社の時期になり、正社員となった時に初めて担当した仕事の一つが、新人研修(新卒と未経験中途向け)のカリキュラム作りでした。

…いや新卒にさせる仕事ではなくない???
と思ったのですが、私が専門一年からの4年間でSEとしての基礎を身につけたこと、バイトの3年間で実績と信頼を積み重ねていたこと、この辺りから任せてもいいと判断していただいたらしいですが、もしかしたらベテランを研修でなく現場に出したい思いもあったのかな?と今になって思います。

会社を辞めるまで4年ほど担当したのですが、そこまでに自分のこだわりと社長の要望を取り込み続け、最終的にはこんなことを3ヶ月で取り組む研修になっていました。

  • javaの基本文法

  • SQLの概念の学習

  • webページの学習

  • 基本情報技術者試験の学習

  • AWS認定クラウドプラクティショナーの学習

  • 簡単な勤怠管理システムの基本設計〜リリース

うーん、盛りだくさんw
なんだかんだ研修を受けた人はほとんどが完走して、40~50名程度輩出したSEのほとんどが現場や営業の方から、しっかり働いてくれる、チームで仕事してくれると好評下抱いてました。

ただ、私が1番力を入れたのはコンテンツの充実でなくて、現場で仕事をする時の姿勢作りでした。

新人の一番大切なこと

あくまで私の主観ですが、新人が現場で一番すべきこと、研修中に研修生がしてくれると私がありがたかったこと、研修が終わってからすると現場の方に喜ばれること、それが質問をすることでした。

SEは勉強の連続と言いますが本当にその通りで、大体どんな現場に行っても、初めて触るツールやら、初めて扱う技術やら、現場特有のツールやら、現場独自の資料や認証のルールやら、既に稼働してる人に聞かないとわからないことがいくらでもあるんです()

もちろんネットで調べれば解決することも沢山ありますが、初めのうちはその区別も難しく、結局聞くしかないんです。

じゃあ聞けばいいじゃんというとまさにその通りなんですが、ここで難しいのは(なんでも聞くと迷惑じゃないか、能力がないと思われるんじゃないか)というメンタルブロックです。

そも学校教育を受けてきたら、自分で考えなさい、自分で調べなさい、ないが良くなかったか考えなさい、とかそんなのばかり。

成果を披露する場は定期テストで、自力で大人が求めてる用意されてる回答に辿り着けばいい子!って内容が主だと思ってます。

寧ろ教わってないやり方したら教えた方法で解きなさいと指導され、先生に授業外の分野や範囲の質問をしたら「それより次のテストの勉強をしなさい」とアドバイスを受ける。

それが正解と言われる環境で育ったら、「まず正解を教えてもらうまで待たないと」「正解が用意されてるはずだから自力で辿り着かなきゃ」なんて発想になるのも当然だと思います。

まず大事なのは、仕事は(仲間内なら)カンニングオッケー、正解はないから自分で正解を決める、この2点を身につけることと考えて、それを研修生が体得するための関わり方を考えて辿り着いたものがあります。

何も教えないという教育


その関わり方が、私からは何も伝えないというものでした。

初めから何も伝えず研修スタートというわけではありません。まず研修のオリエンテーションをして、いつでも私に質問していいと伝えて、お昼食べ行ってワイワイして、課題を言い渡す。

そしてその課題は、前提知識がないと無理、知識がなくても調べれば出来なくはない、出来る人に聞けばものの5分程度で考え方を伝えられる、と言ったものが中心です。

聞かれたことにだけ答える、質問が調べればわかることなら寄り添って調べ方を考えて、質問が概念や研修特有の調べてもわからない、わかりづらいことは噛み砕いて説明する。

これを繰り返すと、質問しなかった人も「聞いていいし、聞いたほうが早いんだ」と理解してどんどん質問してくれる様になりました。

まあ一部調べもせずに質問する様になった人には、自分で調べて〜と突き放すこともありましたが、、、

研修生が身につけたもの

基本私が一番大切にしたのはこれだけで、あとは正直この習慣や姿勢を身につけるためのおまけみたいなとこありました。
当時の会社が、新人をどの現場に入れるか一切の見込みがないまま研修を進めざるを得ない体制だったので、3ヶ月学んだ技術を一切使わない現場に配属、なんてこともあったんです。。。

だからこそどの現場でも通用するものを身につける研修にしたいと辿り着いたスタイルでもあるのですが、これを通して自分で考えてもどうしようもないことや知らないわからないことがあるのが当たり前という姿勢を身につけることが出来ていたと私は思っています。

さらに研修中に資格を2つ勉強してもらうと言いましたが、両方合格は目標にしていないんです(なんだかんかんだ両方合格する人も多かったですが)。

資格勉強してもらうのに、取得は目標でないなら何が目標なのか。それは質問するために必要な最低限の言葉を知ってもらうためです。
当時の会社がAWSが標準だったので一番簡単な資格を、そしてIT業界の入門的な資格である基本情報を勉強してもらってました。

普通に生きていればipアドレスの構造なんて知ることはありませんが、現場で使うことはままあると思います。その時にipアドレスに詳しくないのはいいとしても、そもそもipアドレスってなんですか?から説明するのは大変です。


知らない単語ばかりだと質問することも億劫になりますし、周辺知識がなくて理解できないなんてこともありました。

結び

研修はたかだか3ヶ月です。この短い期間で伝えられることなんて、先輩にいくら質問していいんだよ、質問する時にこういう事知ってると話しやすいよ、このくらいです。あとは比較的よく使う技術の最低限の基礎くらいでしょうか。

ただ、今思い返すともう少し踏み込んだことが出来たかなとも感じています。それが、心理的安全性とメンター制度です。

私が研修で大切にしていたことは、ざっくりいえば研修生が現場に入って、自分から現場の人に馴染みに行けるようになることです。

対して心理的安全性やメンター制度は、予め現場に馴染める下地やチャレンジした時に避難(相談)
出来る場所を作っておくような考え方でした。

例えるなら、私がやろうとしてたことは一発のチャレンジで上手くいく可能性を高める関わり方。
心理的安全性等は、何度もチャレンジし続ける下地を作る関わり方。

仮に今新しく新人研修に関わるなら、あるいは新しく人と関係性を築くなら、両方を取り込んだ関わりをすることか、より相手のためになる関わりになるなと感じています。

今回も最後までご覧頂きありがとうございました٩( 'ω' )و

「小難しいことをわかりやすく面白く」をモットーに、色々な記事をマガジンに分けて投稿しています。
面白そうな記事があれば、フォローして次の記事をお待ちください('ω')

※画像はイメージです

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