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「自分なりにひとつ、うまくいった!」——迷子の季節をこじ開けた、小さな成功体験という名の『礎石』。

サッカーが楽しめない。
感性を大切にする息子にとって、現代サッカーが求める『戦術』という名の複雑な設計図は、時に自分の呼吸を止めてしまうほど重いものでした。

「自分は落ちこぼれかもしれない」という孤独な葛藤。
けれど、そんな暗闇を自らの力でこじ開けた、ある夜の出来事がありました。


「ただいま〜!!」

明るい声で学校から帰宅した息子。
その声を聞いて、私自身
胸が熱くなった。


つい先日のこと。
「これから先、
サッカーを続けて行くかどうか悩んでいる。」
という話を聞いたのだ。


地方の強豪校にいた頃は、
練習そのものの「狙い」がわからず、
一度も楽しいと思えなかったらしい。


クラブチームの練習は、
目的がはっきりと良くわかるようだ。

けれど、その一方で、
その奥の深さ、難易度の高さに
苦戦しているとのこと。

特に、
「たくさんのことを考えながらサッカーをする」
というのが、息子にとっては苦手なようだ。


もちろん、サッカーは頭を使うスポーツ。
考えてサッカーをするのは
現代では当たり前なのかもしれない。
特にユース年代からは重要となるだろう。


特に、クラブチームの戦術は複雑で、
初めて知り、体験することばかりとのこと。


特に息子は、
頭を使うことは苦手💦
感覚的なことの方が得意なタイプだから、
なおさらだろう。


親としては、

「これまで知らなかったことを教えてもらえる。
ラッキーじゃない?」

と安易に考えてしまうけれど、
本人にとっては、ちょっとした
落ちこぼれ感があるのかもしれない。


そんな苦しみの中にいて、
サッカーが楽しめなくなっている
と話していた。


ため息まじりに、練習へ向かった昨日のこと。
夜遅く帰宅すると、表情は明るかった。


「自分なりに課題を考えて、
まずはひとつうまくいった!」
と。


そして、今朝、ようやく
チームのユニフォームなどの一式が届いた。


「やった〜♪」
と喜びながら試着する息子を見て、
「あれ?嬉しいんだな?」
と思った(笑)


もう少し、頑張れそうだな。
そう感じた。

さあ、いよいよクラブユースが始まる。
ユース世代初めてのクラブユース。

たくさんの経験をして
彼なりに、何かを見つけることができれば
それで充分だと私は思う。


青春は始まったばかり🌸

「頭を使うのが苦手」と言っていた彼が、自分なりに課題を立て、それをクリアしたという事実。

それは、感性という庭に、初めて自分自身の力で『戦術』という柱を立てた瞬間でした。

袖を通した新しいユニフォームは、彼が選んだ新しい生き方の証。 青春という名のリノベーションは、まだ始まったばかり。

たくさんの経験を糧にして、彼だけの独自のスタイルを築き上げていく道のりを、これからも大切に共有していきたいです。


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