もう一度音楽やってみようかなって思った。僕たちのWILD BUNCH FEST. #ワイバン #osage
この話はフィクションです。フェスの開催前に書いています。
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トモキ(35歳、山口県、飲食業)

35です。地元、山口県です。ここは実家から10kmも離れてない。今日は車で来ました。フェス会場がこんな近くにあるなんて、正直びっくりしてます。地元にいながら、ワイルドバンチ、知ってはいましたが、参加するのは初めてです。いつか出たかったんですけど。
ええ、自分も昔バンドをやってました。東京にいた頃です。20代の前半から後半まで、7年くらいかな。ベースを担当して、プロを目指して。夢ってやつですね。あの頃は本気でした。アルバイトしながら、スタジオ代稼いで、ライブハウスに出て。毎日が音楽中心の生活で、それが当たり前だと思ってた。
でも、結局うまくいきませんでした。理由はいろいろあったけど、結局は人間関係でした。音楽性の違いなんて言ってたけど、本当は、ただ、合わなかったんだと思います。
今思えば、みんな若くて、プライドばっかり高くて。ボーカルは最初からソロ志向で、曲もアレンジもほとんど自分で決めたがってた。こっちはもっと一緒に作りたかったけど、それもうまく伝えられないままで。話し合いっていっても、結局は言い合いになって。ケンカ別れ。ありがちですけど、でも本気でやってたから、解散が決まった後のダメージは大きかった。
帰ってきたのは3年くらい前です。最初は「ちょっとだけ」って思って戻ってきたんですけど。山口に戻ってきて、実家の定食屋を手伝ってます。
長くやるつもりなかったけど、今もまだやっています。料理はそんなに得意じゃないけど、親父も歳なんで、簡単なのは手伝って。接客とか、仕込みとか。ほとんど自分が店長です。毎日同じ時間に起きて、同じ仕事して。
働きながら、ずっと「このままでいいのか?」と思いながら、何もしてきてない。ベースも、実家の押し入れにしまったまま。触ってもない。
osageいいですね。初めて聞いたんですけど、すごくよかった。「マイダイアリー」聴きながら、昔のことをずっと思い出してました。
ステージを見て、耳じゃなくて、心で音が鳴ってた気がしました。なんだろう、ちゃんと響いてきたんです。曲のタイプとかは違うんだけど、ああ、こういうバンドいいよな、俺もやりたかったなって。歌い方とか、楽しそうな感じとか、見てて思いました。
ホント、フェス出たかったなあ。東京にいた頃、よく「いつかは大きなフェスに」って話してたんです。もう遅いって分かってる。若くないし、メンバーみんなもうバラバラになっちゃったし。でも、また何か始めてもいいかもしれない。そんな気持ちが、ふっと浮かびました。年齢なんて関係ないのかもって。
出来事か。。。会場に来て、トイレの場所わからなくて少し迷ってたんです。そしたら、声をかけてくれた子がいて。若い子で、大学生くらいかな。彼も地元らしくて、親切に教えてくれました。なんとなく話が弾んで、気づけば自分のこと、けっこう喋ってて。東京でのことも、バンドのことも。普段は人にそんな話しないのに、なぜかその子には話せた。「それって、すごい経験ですね。楽器できないけど、僕もバンドやってみたいです」って。そういえばそんなふうにストレートに褒められたの、初めてだったかもしれない。
いつも「挫折した」って思ってたけど、その子に話してみて、「経験」って言われて、ちょっと見方が変わりました。たぶん、自分にとっては「終わったこと」だったんです。でも、どこかまだ終わってなかった。ずっと、音楽が続いてるんだと思います。今もどこかで、自分のやりたい音楽が。心の奥で、まだ鳴ってる。
もう一度、ちゃんと向き合えるかは分からない。楽器も触ってないし、感覚も鈍ってるだろうし。でも、今日ここにきて少しだけ前を向いてみたくなりました。もちろん故郷で定食屋も悪くない。お客さんも同級生や常連さんがいて、それなりに充実してる。けど、それだけじゃない人生もある気がして。
帰ったら、ベース出してみようかな。久しぶりに弦を張り替えて、音を出してみます。今日のこの気持ちを忘れないうちに。これからもここでフェスが続いたら、もしかしたら違うバンドで参加できるかもしれない。そんなふうに思えた一日でした。
Edited by REI / with support from ChatGPT, and Claude, Image generated with Canva
この作品はフィクションです。内容は実際のライブレポートではありません。
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