まったり2泊3日四万温泉【2日目:積善館】
月1ペースの更新を目標にしていますが、四万温泉の記事巡りをしている内にスイッチが入ってきたのでやっていこうと思います。
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2025/7/4:2日目・積善館さん
四万温泉街ぶらり
柏屋カフェでお昼
奥四万湖ドライブを終え、正午前に温泉街の方に下ってきました。
まだ雨は本降りではありませんでしたが、妹が目星を立てていた場所が人気店とのことで、混まないうちに直行。
こちらのお店は四万温泉の「柏屋旅館」さんの系列店舗で、ピザやパンに特化した「シマテラス」さんという姉妹店もあります。
ちょうど席が空いたタイミングだったようで、待ち時間なしで2階席に案内してもらいました。
営業時間10:00-17:00(16:30ラストオーダー) 食事メニューは15:00まで
定休日 毎週木曜日 ※ 臨時休業となる場合がございます
全席禁煙です。

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このお店の名物フードは、カレーとイタリアンラーメン。カフェでラーメンというのも何だか珍しいような。魚介入りエスニックスープとのことで、英語表記は "Spicy seafood soup spaghetti" 。
確かに "Ramen" よりは "Spaghetti" の見た目してるし、こっちの方がおさまりが良さそうだなと勝手に自己解決。
とかなりつつ、私はパンの気分だったのでバケットサンドイッチを。

バケットなら顎の筋肉鍛えられる感じの硬さかな、と思ったら真逆のふわもち食感。具材もみっちり挟んであったので、このひと皿でかなりの満腹感でした。ポテトの塩気を、サラダとピクルスでリセットする食べ合わせもよかったです。食後のアイスコーヒーは安定の撮り忘れ。
建物は昭和初期のものを改装した、ダークウッド調の落ち着いた雰囲気。旧式のミシンや年季の入った掛け時計など、どこか懐かしさを感じる内装でした。
基本的に人が映り込む場所では撮影を控えているので、私は店内の写真を撮らないスタンスです。
というわけで、公式アップの動画でお楽しみください。
ぐるっと散策からの雨宿り
退店後は温泉街をひととおり見るタイムに。
学生時代は温泉街そのものにあまり興味がなく、(早くこの時間終わらないかな)とか思ってたこともありました。ですが歳を重ねたのと、自分でもひとりでぶらぶら出かける機会が増えたこともあり、温泉街の "良さ" がようやく分かり始めてきました。
旅先がまとう非日常感もそうですが、「これお土産に買ったら喜んでくれるかな」とか「これいいかも」とあれこれ考えながらものを選ぶ時間がなかなかに楽しい。今回は四万温泉リップクリームなるものと、レトロデザインな巾着ポーチを購入。

平日と雨予報なのもあって、人通りはかなり少なめでした。一度駐車場に戻り、そばを流れる川を数枚撮影&録画。記事内に動画ファイルを直接埋め込めたら便利そうですが、ページが激重になるのもよろしくないですもんね……。

そして何店舗目かを見終わった頃に、バケツをひっくり返したようなとんでもない雨が。この日に限って丈長めのボトムスを履いていたので、裾が濡れないようたくし上げつつ、近くの別店舗で雨宿りさせてもらいました。

バチャ降り pic.twitter.com/0w2Rt3cPJx
— ふぁー (@hyperflame0604) July 4, 2025
その時の動画も一緒に。水の音がすれば何でも撮ってしまう性分らしい。
それぞれ買い物を楽しんだので、チェックインを1時間早めて積善館さんに向かうことになりました。
来ました、積善館さん
チェックイン後、お部屋へ
積善館さんは3つの建物で形成されており、今回は1936(昭和11)年に建てられた「山荘」に泊まりました。国の登録有形文化財、さらには県の近代化遺産に登録されているとのこと。いいんですかそんな。
さらに部屋ごとに組子障子の柄が違うそうで、今回お世話になった部屋は舟がデザインされていました。
さて、勘付かれてる方もいるかもしれませんが、大方撮り忘れです。
ですが! なんと指定ページからの画像ダウンロードが可能とのことで、何枚かお借りしながら紹介していこうと思います。

この画像そのものの部屋に泊まりました。和洋折衷というか、モダンとノスタルジーが程よく混ざり合ってて、「日本人でよかった」と心底思いました。そしてやっぱり露天風呂付き。ここから下は自分で撮影したものです。



歴史ツアーとお風呂①
16時から歴史ツアーを行ってると聞き、せっかくなので参加してきました。
約45分、内訳は15分ほどのスライド・口頭説明、本館へ移動して資料と建物解説が30分ほど。

積善館さんの創業は1694(元禄7)年、5代将軍・綱吉の時代。この7年後に「忠臣蔵」の創作元である赤穂事件が起きたそうで、改めて歴史の古さを感じます。自分の文章でうまくまとめられなかったので、観光情報サイトからの引用で失礼します。
積善館は群馬県吾妻郡中之条町四万甲に位置しています。
当主である関氏の祖は源氏に仕えた武士の家系で寿永元年(1182)に源頼朝から現在の山口県下関市の所領を与えられた事から「関」を名乗るようになったと伝えられています。
その後分家して初代となったのが関善兵衛でその後裔が江戸時代中期の元禄4年(1691)にこの地に湯宿を設け、元禄7年(1694)に旅館として本格的な創業となりました。
創業当初は「関善館」でしたが、15代目の当主が『積善の家に余慶あり』という中国の儒教の教典『易経』に書かれた言葉に感銘を受け、今の「積善館」と名称を変えたそうです。
「善いことを積み重ねた家には、かならず良いことが起こる」という意味で、確かにすごく縁起がよさそう。
本館には資料館もありますが、撮っていいのかお聞きできなかったので写真はなし。関氏の資料や湯宿開業証など、文献もりだくさんでした。

これは余談というか個人ごとなんですが、リンク先のページをスクロールしていくと「積善館に訪れた多くの文人墨客」という見出しが出てくるんですが、その1番最初に田崎草雲の名前が。
というのも今年の2月に栃木県足利市にある同氏の美術館に行き、このブログでだいぶ触れさせてもらったので「こことここが点でつながることあるんだ!」とすごく驚きました。
こういうことがたまにあるので、旅行先の歴史を知るの好きなんですよね。
話戻りまして、本館の説明を聞きながら思い思いの撮影タイムに入りました。



「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のモデルになったと言われてますが、この従業員さんの寮は作中でも同じ役割で描かれてるそう。
大量の白い式神(護符?)がベターって貼り付いてくるシーンが真っ先に浮かんでくる。


歴史ツアー終了後は「佳松亭」にある内風呂・露天風呂へ。この時もまた運よく貸切状態で入れたんですが、お湯が昨日の宿よりかなり熱い温度でして。頑張って浸かったら、首から下が真っ赤に茹で上がりました。
公共の場を撮影するわけにはいかないので、お風呂の画像が使えるのは本当にありがたい。

画像出典:積善館公式サイト(個人利用許可範囲内で掲載)

画像出典:積善館公式サイト(個人利用許可範囲内で掲載)
お待ちかねのお夕飯
食事場所は、同じく佳松亭にあるラウンジ「猩々」。
チェックインもここでさせてもらいました。

画像出典:積善館公式サイト(個人利用許可範囲内で掲載)
会場には国内外のお客様が多くいらっしゃっており、それを考慮してかフロアスタッフはほとんどが海外の方でした。インバウンドの流れだ~となりながら、お食事スタートです。

まずはビールで乾杯。やっぱり普通に瓶の写真を撮り忘れてます。

食前に:うす茶の甘酒
箸染め:鱚の昆布締め このこ掛け
このこはナマコの卵巣を干したもの。ちょうど最近NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」で、このこ(くちこ)を生産していた能登の方が出ていたのを思い出しました。震災後に収穫量がぐんと落ち、作れる量が格段に減ったとおっしゃっていたので、かなり貴重なものを食べさせてもらったんだなと、これを書きながら改めて感じてます。

御椀:焼甘鯛 青梅 柚子
御椀に梅が入ってるのは初めてでしたが、若いというか爽やかな味がいいアクセントになっていました。夏らしい味というか。

鮮:旬魚盛り合わせ
盛り合わせの威勢が良すぎやしませんか。
思わず家族全員「ワ……!」ってなりました。
海外スタッフの方が、手元のメモを見ながら魚の種類を説明してくれました。日本に住んでる私でも全部当てる自信なんてほぼないのに、異国の地で外国語を使いながら説明するのはもっと大変だろうなと……。
サザエ、つぶ貝、甘エビ、ウニ、いか、ホタテ、太刀魚は思い出せたんですが、炙った白身魚だけ忘れてしまいました……。

ここで日本酒、地酒飲み比べセット。確か真ん中のものが超辛口で、私の好みに大ヒットでした。

御凌ぎ:鱧素麺
2日連続で鱧なんて、いいんですかそんな贅沢。
素麺は麺が少し太めで、つゆとよく絡むこと。じゅんさいも大好物なので、やっぱ夏の食材っていいなってなりました。

焼八寸:初夏の盛り合わせ
焼き物の皆さんです。前の日は鮎の肝を(ソースとして)少し食べましたが、この日は鮎そのものです。たぶん今年初。やっぱり肝がうまいんだこれが。
赤いのはビーツを煮たもの、レンコンが乗っているのはガーリックじゃがバター。それ以外は、ええと……すみませんほんと。

鉢:加茂茄子 揚げ出し
強肴:上州牛 炙り
強肴という字面の強さ。量が控えめでも、味は文字通り強かったです。
加茂茄子は生でも食べられるくらい甘みが強いですが、お出汁を吸ったらもうほぼ無敵に近いです。まずい、文章のテンションがおかしくなっている。

食事:烏賊飯 赤出汁 香の物
「白ごはんと烏賊飯どちらにされますか」と聞かれ、イカの輪切りが載ったものを想像しながらお願いしたら、まさかのイカ墨ご飯でした。いい意味で裏切られたと感じたんですが、味がとてもさっぱりしてて2度目の裏切り。
思わずおかわりしたくらいには衝撃的な味でした。家でも食べたいけど、そう簡単に再現できるものでもないんだろうな……。

水物:果子
左から笹団子、ミルクアイス、果物と寒天。
笹団子地元民としては、予想外のビジュアルで驚かされました。
「これ笹団子でいいのかな」
「笹に包まれてるから、広義としては合ってるよね」
「やっぱ普通ならそうか……」
となりつつ、味は普通に美味しかったです。
ちなみにこれが新潟の笹団子です。スクショを載せるのがセーフなのか分からないので、オンラインショップのページで失礼します。
生まれてからずっとこの緑色で定着してるもんで……。
お風呂②と本館ライトアップ
部屋に戻ってひと休憩した後、本館にある「元禄の湯」へ。

1930(昭和5)年に建てられたこのお風呂は、当時の流行だった大正ロマネスク建築様式というスタイルで作られました。もう名前からして浪漫が詰まっている。
いきなり別の話になるんですが、このビジュアルどこかで見たなと思っていたら、たまたま買っていたひとり旅特集の雑誌に載っていました。
「マニアックトラベル123」という特集ページにあります。
読んでる時に「この温泉いつか行ってみたい」と母に話した記憶があるので、願いが叶った形となりました。言葉にしてみるもんですね。
話戻しまして、今の大浴場と大きく違う点は、浴場と脱衣所に仕切りがないこと。「あっそういう感じなんですか」とびっくりはしましたが、そのまま受け入れていざ入浴。
夕飯前に入ったお風呂で予測はついてましたが、やっぱり熱い。
1番奥が少しぬるめだったので、無理せずそこでゆったり入りました。
画像の左側に小さな扉が映っていますが、あそこに蒸し風呂(蒸し湯)があります。今のように湯舟に入るスタイルは、銭湯が普及した江戸時代にできたもので、それ以前は蒸気で温まるのが主流でした。実質サウナです。

画像出典:積善館公式サイト(個人利用許可範囲内で掲載)
入ってみた母の感想は「イスが小さかった。やっぱり昔の人の平均身長って今よりだいぶ小さいのね」でした。そう考えるとやっぱり日本って豊かになったんだなと実感。2022年に修復工事があったようですが、当時のままを残すというのは文化の継承ももちろんですが、昔を知るいいきっかけになるんだろうなと思います。
お風呂からあがって、そのまま撮影タイムへ。数枚連続でお送りします。


現在は薬膳茶屋になってます。


本館内もぱしゃりと。

そしてこの1枚で終わらせた当時の私が分からない。
部屋に帰り、日付が変わった頃に寝落ちしてこの日を終えました。
朝食、そしてチェックアウト
会場は夕飯と同じくラウンジにて。フレッシュジュースを3種の中から選べるというオプションがあり、私はバナナミルクをお願いしました。

こういう時じゃないとがっつり朝を食べないんですが、胃袋はいつでも準備万端なようでしっかり完食しました。脳に栄養が届いてるのがよく分かる。


部屋で朝風呂に入り、帰りの準備をしてチェックアウト。玄関で記念撮影しました。


3日目はお墓参りに行ったので、これにて四万温泉の旅行記はおしまいとなります。
おわりに
行った7月からはだいぶ時間が経ちましたが、2ヶ月連続で記事をあげられたのはでかいです。読ませてもらった四万温泉の記事に感謝を。やっぱり刺激というか、意欲を掻き立てられるのは大事ですね。
次の内容は、8月に行った徳川美術館さんの「時をかける名刀」とそれに合わせた1泊2日にしようと考えてます。この時点で2ヶ月経ってるぞ。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
