話は、終わってから始まる
映画を見終わって、
「面白かったね。」
と言いながら劇場を出る。
そのまま駅まで歩いていると、
少しずつ、
本当の感想が出てくる。
「あの場面、好きだった。」
「最後だけ、少し気になった。」
「なんだか、あの人が忘れられない。」
映画を見終わったあとに
すぐには出さなかった言葉が、
帰り道では自然にこぼれてくる。
レストランでも、
似たことがある。
店を出るまでは、
「ごちそうさまでした。」
「美味しかったです。」
それだけだった。
でも、
少し歩いてから、
「美味しかったね。」
「あのお店、また来たい。」
「実は少しだけ塩辛かったかも。」
そんな話が始まる。
会議もそうだ。
会議室では言わなかったことが、
廊下やエレベーターで、ぽつりと出てくる。
「実はさ。」
その一言から、
本当に話したかったことが始まる。
話は、
終わってから始まることがある。
考えてみれば、
それは話だけではない。
何かを見たあと。
誰かに会ったあと。
一日が終わったあと。
少し時間が流れてから、
ようやく言葉になるものがある。
だから、
急いで答えを出さなくてもいいのかもしれない。
終わったと思ったその先で、
芽吹いたもののほうが、
意外と
ほんとうの音を宿しているのかもしれない。
🌎 Official Global Edition
The Conversation Begins After It Ends
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この観測の流れ
▶︎ 次の観測|「また会いたい」が生まれる場所
▶︎ 前の観測|空白と時間
▶︎ 起点|4クアドラントの終焉──幻想のB
―― ✦ ✦ ✦ ――
🖋️ 天命コーチ 庄司有幾
天命構造®/レゾナンス學™ 提唱者
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