【福島県/県立中学校・高等学校等】2025年12月【教育の現状レポート】
お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。
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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。
このプラットフォームには、福島県の教育に携わる方々にとって、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています。
しかし、毎日多くの記事が発信されていることで、良記事・大変役立つ・必要な記事が目に付かずに埋没してしまうことは大変残念に思います。
私も福島県の学生教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、良記事を定期的に取り上げることが出来ればと思い、上記プラットフォームに掲載された各学校等の現状についてのまとめ記事を発信していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
※今回は『 2025年12月02日まで 』の記事まとめです。
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『1』【2025年10月号】種徳の教えの中のキャリア教育/南相馬市立高平小学校(県教育委員会)
記事の概要
南相馬市立高平小学校は創立150年を超える歴史を有し、開校以来「種徳」の教えを脈々と受け継いできました。
本校の「種徳の庭」の碑文に記されている「種徳」の文字は、中国の古典『中庸』の言葉で「徳を植う」と読みます。これは、善行や道義など人としての正しい道(徳)の根源を表しています。
私たちは、この「種徳」の精神とともに、南相馬市で重んじられている二宮尊徳の「報徳仕法」の考えを礎とし、児童の人格の完成を目指した教育に日々取り組んでいます。
全校生で進めるキャリア教育としての取り組みの紹介
市内の専門高校生およびJAふくしま未来の協力による体験学習を実施しました。子ども達はこの活動を通して、第一次産業の魅力と重要性を改めて認識し、将来の職業選択肢の一つとして農業への関心を高めています。
1 JAふくしま未来×5年生 バケツ稲体験
JAふくしま未来の職員の方々の指導のもと、私たちの主食であるお米の生産を体験しました。
普段目にしているのは機械による作業ばかりですが、今回、実際に手作業で土を混ぜてみると、かなりの力が必要で、想像以上に手間と時間がかかることが分かりました。「深くまでよく混ぜてください」という指導に、多くの児童が「こんなに力が必要なのですか?」と驚きの声を上げました。
また、「バケツの中央に3~5本の苗を植える」作業でも苦戦しました。懸命に植えても、植えた苗は不安定に揺らめき、機械植えの安定感とは大違い。「見る」と「やる」との違いを実感しました。この体験は、私たちが普段食べているお米の生産にどれほどの技術と労力が詰まっているかを深く理解する貴重な機会となりました。
秋の豊かな収穫を楽しみに、管理を続けていきます。
2 JAふくしま未来×2年生 野菜植え体験
JAふくしま未来の職員の指導のもと、ミニトマトやピーマンなどの野菜を植え付けました。
この栽培活動を、教科横断的な学習のテーマとしました。
生活科で成長の様子を観察しながら、その記録を国語科の「かんさつ名人になろう」で表現力を高めながらまとめました。さらに、野菜の長さや大きさを測る作業は算数科の学習と連携させ、系統的な学びを深めました。
丁寧に育てた野菜は、夏休み前に収穫し家に持って帰って美味しくいただきました。
3 相馬農業高等学校×全校生 花の苗植え
本校では、市内の専門高校生が丹精込めて育てた花の苗を、年に2回、1000株ずつ購入しています。全校児童が協力して花壇に苗を植え替え、「花いっぱい活動」を展開しました。
この活動は単なる緑化に留まらず、児童一人一人の健全な緑化意識を育み、自主的な花壇管理へと繋がっています。また、花卉(かき)園芸活動の一連の流れを体験することで、愛校心が養われるとともに、栽培・加工・流通といった関連産業の重要性を学び、効果的にキャリア教育を推進しています。
4 相馬農業高等学校×5・6年生 体験活動
花の苗を仕入れている相馬農業高等学校で体験活動を行いました。この活動では、これまでにない深い学びを得ることができました。
農業高校の皆さんが取り組む作業は、想像を遥かに超えた専門的で実生産に根ざしたものでした。これまでの「お手伝い」という認識が覆され、「生産者」としての本気を実感として捉えることができました。
また、年に2回、届けられる大量の美しい花の苗がどんな場所で育てられているのかを目にすることもできました。この体験を通じて、何事にも「本気で向き合うこと」「真剣に取り組むこと」の大切さを感じ取ってきました。
5 JAふくしま未来×1年生 米粉団子作り体験
JAふくしま未来の職員の方の指導により「米粉団子作り体験」を行いました。5年生の「お米作り体験」と関連させ、お米を作ること、そしてできたお米を使ってお団子を作ることのつながりについてお話しをいただき「団子作り」を行いました。普段食べているお米が団子に変身する様子を少し不思議に見ていましたが、とても楽しく、そして美味しくいただきました。
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JAふくしま未来という専門家の指導があることから、一歩踏み込んだ体験学習になったのではないでしょうか。
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『2』基礎理論を軸に「面白い」ロボットを生み出す(ふくしま探究の種)
多様な工学分野を学ぶことができる、郡山市の日本大学工学部。機械工学科サステナブルロボットシステム専任講師の今林亘先生は、制御工学の理論を活かしたロボット開発の研究に取り組んでいます。
目次
研究の原点となった大学時代の経験
理論を踏まえ、見る人をワクワクさせるものを作る
探究する高校生へのアドバイス:楽しむことと軸を持つこと
研究の原点となった大学時代の経験
奈良県出身の今林先生。高校時代からロボットにも強い関心を持っており、ロボット工学科に進学しました。大学では授業で数学やメカトロニクス、プログラミング、物理学や力学など基礎理論を学びながら、カリキュラム外の学生プロジェクトに参加し、初めてロボットづくりに挑戦しました。
しかし、実際のロボット作りでは「工作機械や機械加工がうまくできるか?」、「回路や配線をうまくつなげるか?」、「3DCADのソフトウェアや実践的なプログラミングができるか?」などの技術的なことが求められ、普段の授業で習ったロボットの知識や数学、力学の理論はほとんど生かされませんでした。今林先生はこの点に違和感を覚えました。
「ロボットをうまく動かすためには、基礎理論をロボット作りとつなげることが大切ではないか?」と考えた今林先生。この気づきが原点となって大学院に進み、制御工学を専攻してロボットの動きの制御について数学やロボット工学の知識を活かして理論的に考えたり、パソコン上でシミュレーションを行ったりしていました。2021年に日本大学工学部に着任してからは理論研究に加えて実際にロボットを作ることにも力を入れています。
理論を踏まえ、見る人をワクワクさせるものを作る
今林先生の研究室には、生成AIを活用したコミュニケーションロボットや、3Dプリンターで制作したキーホルダー等が並んでいます。大学見学で訪れる高校生や地域の方々にもロボットや作品を見せており、せっかくつくるなら、見てくれた人に「面白い」と思ってもらえるものを実現したいと話します。
また、今林先生が研究しているのが「シープドッグシステム」です。これは、牧場で牧羊犬が多くの羊を移動させるように、多数のロボットを移動させながらロボット全体の効率的な動きを研究するものです。実際に研究室でロボットを動かしてみると、牧羊犬役のロボットが羊役の複数のロボットを追いかけ、最終的には羊役のロボットがフィールドの中央に集まりました。
今林先生は学生とともにモーションキャプチャーを用いてロボットの動きをコンピューターで解析し、データを取りながら「どうやったらたくさんのロボットをよりよく動かせるか」を研究しています。農業における肥料散布や草刈りなど、多数のロボットを効率的に動かす場面への応用を目指しています。
また、今林先生は学生と一緒に外部の様々なロボットコンテストにも挑戦しています。その中の1つが、「レスキューロボットコンテスト2025」。阪神・淡路大震災をきっかけに2000年にスタートした大会で、地震災害を想定し、要救助者に見立てた人形をロボットで救出する技術を競います。
今林先生自身も関西の大学に通っていたため、この大会に学生時代に出場したことがありました。今度は教員として日本大学工学部の「機械工学モノづくり工房 サステナブルロボット部会」の学生たちをサポートし、2024年にコンテストに挑戦しました。この時は惜しくも本選出場を逃したものの、2025年には初めて神戸で開催される本戦に出場しました。
東日本大震災を経験した福島にある大学だからこそ、このようなコンテストの機会を大切にし、災害や防災の場面におけるロボットの活用法を考えていきたいと話します。
日本大学工学部は「ロハス工学」という研究方針を掲げ、心身ともに心地よく、持続可能な生活を実現することを目指す研究に力を入れています。研究室名にも「サスティナブル(持続的な)」という言葉を入れている今林先生は、「100年長く使えるシステムを作るためには、全く新しいものを作るというよりも1つ軸を持って、形を継承しながらよいものを作っていくのが大切。
数学や制御工学、ロボット工学といった基礎理論は1つ軸になりますので、理論を大事にしてロボットを開発することが大切だと思います」と話します。
探究する高校生へのアドバイス:楽しむことと軸を持つこと
今林先生が「面白いものを作る」ことのきっかけになったのが、高校時代に所属した「サイエンス研究部」の経験。化学に興味がありサイエンス部に所属していたのですが、高校の文化祭でミョウバンを用いた結晶づくりを展示した際、お客さんが「面白い!」と喜ぶ姿に大きなやりがいを感じたといいます。
また、この展示は近くの大学の大学祭の展示を見てアイデアを思い付いたそうで、「大学のキャンパスに行ってみることも将来のきっかけになります」と話します。
逆にやりたいことがまだ見つかっていない高校生に向けた、今林先生からのアドバイスは「他の誰かの取り組みに巻き込まれるのも大切」ということ。まずは巻き込まれることをきっかけに自分のできること、得意なことなどが見つかっていき、徐々に自分の軸が定まっていくと話します。そのために大切なのは「まずはなんでもやってみようという姿勢」と話します。
特にロボットなど「ものづくり」に興味を持つ高校生に向けては「自分が楽しんで取り組めるかが非常に重要」と話しました。楽しまなければ何をやってもうまくいかない。だからこそ、「楽しい」「面白い」という感情を大切にものづくりを追究すれば、技術も自然に身についていきますよと、力強いエールを送ってくださいました。
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あまり日の目を見ることはありませんが、地元でも素晴らしい研究を行っているところはたくさんあります。
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『3』進路決定状況(3年生)と今後の活動(2年生)について(県立郡山北工業高校)
3年生:就職試験 第一次内定のご報告
3年生の皆さんの進路決定に関する嬉しい報告が、連日寄せられています。内定を勝ち取った生徒たちの安堵と喜びの声が、放課後の校内に響いています。また、面接練習でお世話になった部活動の顧問の先生方や、各工業科の先生方へ感謝の報告に訪れる姿も見受けられ、休み時間には祝福の拍手が聞こえてきます。
9月30日現在、第1回目の就職試験で内定を決めた生徒は158名にのぼり、就職希望者の95%以上の生徒が早期に内定を得るという、大変喜ばしい結果となりました。残念ながら今回は希望が叶わなかった生徒もいますが、ご安心ください。本校には、地元企業をはじめ、県内外から多くの求人が届いております。郡山北工の生徒に対する企業の期待は依然として高く、十分な求人枠があります。焦らずに、自分の適性や将来の目標とマッチングする企業を慎重に選択してほしいと願っております。
2年生:職業適性検査の実施
9月22日(月)には、2年生を対象とした職業適性検査が例年通り行われました。
この時期に、客観的な視点からご自身の適性を把握することは、今後の進路選択において大変重要です。3年生の内定が出始めると、2年生もいよいよ本格的な進路活動を意識する時期となります。
高校生活も折り返しを過ぎました。将来の自分について、今からじっくりと深く考える貴重な機会として、この検査結果を役立てていただきたいと思います。
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9月30日現在で、就職希望者の95%以上の生徒が早期に内定を得るとは素晴らしいですね。
中学生からの人気が高まっていることも理解出来ます。
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『4』【南高図書委員会】ふくよみ本棚2025シーズン3に参加しています(県立福島南高校)
福島市立図書館本館2階・雑誌コーナーにて展示中の「ふくよみ本棚2025シーズン3」に福島南高校図書委員会の1年生が参加しています。
1年生図書委員6名が、みなさんにオススメする本を選びました。リストの本は11冊。今回はすべて小説です。
展示期間は10月24日(金)~12月15日(月)まで。
1年生図書委員はどんな本を選んだのか?力作のPOPも必読です。
読書週間の今、ぜひ図書館で、手に取ってお楽しみください!
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湊かなえさんの「白ゆき姫殺人事件」や東野圭吾さんコーナー。
これらを選んだ生徒さんは、恐らく私と感性が似ていますね笑
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『5』情熱のクライマックス! 文化祭2日目(一般公開)レポート!(県立福島工業高校)
「Passion、轟かせろ県工魂!」をテーマに開催された文化祭、2日目・一般公開が、大盛況のうちに終了いたしました!朝から多くの来場者で賑わい、県工生が準備期間から今日まで注ぎ込んできたウルトラソウルが、会場の隅々まで轟いた一日となりました!
笑顔と活気にあふれる一般公開!
一般公開日である今日は、地域の方々や中学生、保護者の皆様に、県工生渾身の企画を楽しんでいただきました。
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工業高校の名に相応しく「ポン菓子機」「綿あめ機」「ベイブレード」「トリックアート」など、自作しているところがとても魅力的です。
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『6』そうよぉ、わたし、ブッキーなんだからぁ #校長室からの風景 (県立原町高校)
生物の授業です。今日は
鳥類の脳の特徴を調べる
昭和世代なら、たぶん資料集で図を一瞥しただけで終わった部分。実体験を重視する本校では、実際に解剖して学びます。
缶詰より取り出した鶏頭
解剖針とピンセットを駆使して
頭蓋骨を取り除き
脳に到達
正座をして解剖
向き合い方が真剣です
取り出した脳(奥)とつながっている眼球(手前)を
左右に分割
観察記録をつけ
構造について議論
もう、リケジョって女性に名付けることさえ失礼だなあと思う生物実験室は、男女関係なく理系な雰囲気。
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最近の授業では少なくなっていますが、実際に解剖することは深く学ぶことに必要です。
ちなみに「ブッキー」とは、不器用の意味です。知らない人も多いでしょうね・・・
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『7』土木の日 世代をつなぐ一日(県立二本松実業高校)
11月18日は「土木の日」。これは、「土木」という漢字を分解すると「十一」と「十八」になることと、土木学会の前身である「工学会」が明治12年(1879年)11月18日に創立したことが由来です。この日を初日とする1週間は「くらしと土木の週間」とされ、様々な関連イベントが開催されます。
都市システム科ではこの日にちなみ、卒業後に幅広い年代の人と一緒に働くことを意識し、学年の壁をこえて交流することを目的として、11月12日(火)に毎年恒例の「土木の日記念行事」を行いました。
本来は1~3年の縦割り班で活動する予定でしたが、今年はあいにく1年生が学級閉鎖により2・3年生による縦割り班での実施となりました。
その様子をお伝えします。
測量コンテスト:スピードと正確さの勝負!
グラウンドに30mごとに設置された13個の測点の高さを測り、タイムと誤差の合計で順位を競います。
慣れた3年生がリーダーとして声をかけ、2年生が器具を操作したり記録を取ったり。真剣な顔で測量している姿はまるで現場のプロのようでした。
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私の本業で、林業の会社さんに「山の日」があると聞いたときも驚きましたが、様々な記念日があるものですね。
☆前回のまとめ記事等☆
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