【簡単あらすじ】赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(微ネタバレ)【青柳碧人/双葉文庫】
『 この娘をーー、逮捕せよ 』
クッキーとワインを持って旅に出た赤ずきんは、旅の途中で魔法使いに出会う。
しかし、魔法使いの「靴を豪華にする魔法」は失敗してしまい、靴は泥だらけ。さらに、洗っていた靴を手放してしまい、そのまま靴は川に流されてしまった。靴を追いかけた赤ずきんは、靴を拾ってくれたシンデレラに出会う。
魔法使いにメイクアップされた赤ずきんとシンデレラの二人は、
かぼちゃの馬車で舞踏会場に向かうのだが…
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『はじめに』
かなり秋も深まり、最低気温は10℃前後・最高気温も25℃を下回ることも多くなるなど、読書が捗る時期になっており、私だけでなく読書好きとしては大変嬉しい時期ではないでしょうか。
今の時期は、自室でも外出先でも読書が出来るという大変良いシチュエーションを得られますので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。
この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。
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前作では、各短編が、日本の各童話を基にしたミステリータッチの作品でしたが、
今作は、旅に出た赤ずきんが、最終目的地に到着するまで・その度の途中で世界の童話に入り込み&干渉して各話が展開する、という形になっています。
第1章 ガラスの靴の共犯者(シンデレラ)
シンデレラと赤ずきんは舞踏会に参加しようと、カボチャの馬車で舞踏会場へ向かうも、その途中で炭焼き職人を轢いてしまった。見つからないように死体は森の奥に隠し、シンデレラは王子様と素敵なダンスを踊ったのだが…
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第2章 甘い密室の崩壊(ヘンゼルとグレーテル)
力を合わせて逃げ出したヘンゼルとグレーテルは、魔女の家に蓄えられていた金貨を見せるため、継母のソフィアを魔女の家に案内する。
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第3章 眠れる森の秘密たち(眠れる森の美女)
道端で、不思議な銀ぴかの椅子に乗ったおじいさんに出会った赤ずきん。
おじいさんを助けると、今晩開催されるという晩餐会に招待される。
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最終章 少女よ、野望のマッチを灯せ(マッチ売りの少女)
赤ずきんは旅の目的の一つである「ある少女」に会うことが出来たが、策略にハマり牢屋に閉じ込められてしまう。
赤ずきんは、旅で出会った人々の力を借り目的を達成しようとする。
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ある目的のために旅に出た赤ずきんは、本人が望む形ではないにしても、各童話に探偵役のような形で参加することになり、重要な役割を果たします。
各章は、皆さんご存じの童話がベースとなり、登場人物も話の流れも大枠としては史実通りとなっていますが、ところどころにある変化が、話全体と結末に深みを持たせます。
赤ずきんを探偵役(主人公役)に据えて各童話を旅させるという、今作の形式もまた面白かったです。
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個人的には、甘い密室の崩壊が好みでした。
強い者・弱い者。
各登場人物が、それぞれの思惑で行動した結末が爽快です。
また、赤ずきんがわざわざ各童話を横断してまで旅を続ける目的とは?
是非最後まで読了ください。
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