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【簡単あらすじ】AX・アックス(微ネタバレ)【伊坂幸太郎/角川文庫】


「兜」は、外では並ぶ者の無い超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が全く上がらない生活を送っている。

息子の「克己」が生まれたことで、裏の仕事を引退したいと上役に願い、(当然のように)聞き入れられなかったため行動を起こすが…






『はじめに』
季節が変わり、読書の秋ではないですが、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいた本の感想を書こうと思います。
このレビューを読んだことで、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたいのですが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』がありますので、その点にご注意ください。

「グラスホッパー」「マリアビートル」と続いた、殺し屋シリーズ第三作目です。

前々作のグラスホッパー、前作のマリアビートルでは、主人公が置かれている背景や主人公が殺しを考えなければならない状況などから、作品全体の印象として悲壮感が感じられました。

もちろん伊坂作品なのですから、両作品ともその悲壮感が表に出過ぎない作品で、読後には爽快感があったのですが、今作では、

1.ある章においては、「兜」と一般人(昆虫)が絡んだ、人が殺されない・ほのぼの系の話が差し込んであったり、

2.「緊急な用事なんてそうはない」⇒「緊急の仕事が入りました」といった高速フラグ回収があったりと、

前二作よりも、お笑い・ほのぼの要素があるため、殺し屋というテーマというわりには、多くの人に取っつき易い作品だと思います。

上記したようなお笑い要素だけでなく、今作では、殺し屋「兜」の家族(妻や「克己」)が絡んでいる描写が多く、普段の妻との会話については、自分に置き換えて読んでいる読者も多いと思います。また「兜」の日常生活でのパパ友が関係する話などもあり、主人公「兜」へ感情移入がしやすい作品です。

時代劇好きの方に対しては、藤田まことさん主演の「必殺仕事人シリーズ」のような作品、と言えば、全体がイメージし易いかもしれません。

殺し屋シリーズの一作目・二作目とは違ったテイストで進む作品ですが、終盤での「克己」を中心とした話は、いかにも伊坂作品といった感じのスピード感と緊張感があり、殺し屋シリーズ作品として、とても面白かったです。

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モチベーター講師P206|学校教育と読書レビューとスイーツも 記事を読んで頂いた方に、何かしらのプラスを届けたいと考えています。

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