【福島県/県立中学校・高等学校等】2025年9月(2)【教育の現状レポート】
お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。
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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。
このプラットフォームには、福島県の教育に携わる方々にとって、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています。
しかし、毎日多くの記事が発信されていることで、良記事・大変役立つ・必要な記事が目に付かずに埋没してしまうことは大変残念に思います。
私も福島県の学生教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、良記事を定期的に取り上げることが出来ればと思い、上記プラットフォームに掲載された各学校等の現状についてのまとめ記事を発信していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
※今回は『 2025年09月12日まで 』の記事まとめです。
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1.2025年7月号 編集後記 ドラマ『御上先生』と学習指導要領改訂(探究的な学びへの期待)教育総務課長 柾木 渉(まさき わたる)(県教育委員会)
この冬、TBS日曜劇場において「御上(みかみ)先生」というドラマが放送されました。文科省職員が私立学校に教師として派遣され、教育活動に邁進しながら、教育行政の問題に立ち向かうというストーリーです。
このドラマの1節において、主人公である御上先生が、「考える時間・考え合う時間を重視した授業の場合、一時的に「学力」が下がることがある」という趣旨の発言をし、その後、そのクラスの生徒は自分たちで学ぶことや学び方についても考えるようになり、結果的に、学年でトップの「学力」のクラスになるという場面がありました。
教育行政機関に身を置く者としては、なんとも緊張感のあるセリフだなと思いましたが、1話の中で、いわゆる「学力」や「主体的・対話的・深い学び」の関係性を絶妙に描いているとも感じました。
●総合・探究的な学びへの期待
今般、学習指導要領の次期改訂に向けて議論が進んでいます。5月に行われた会議では、探究的な学びの可能性として、「探究的な学び」に積極的に取り組む児童生徒のいくつかの傾向性が示されていました。
➢全国学調の平均正答率が高い
各学校で行われている「総合的な学習(高校は「探究」)の時間」では、学習の過程において、「①課題の設定」「②情報の収集」「③整理・分析」「④まとめ・表現」という学びの姿勢を意識することされています。
文部科学省の会議資料では、総合的な学習の時間に積極的に取り組む児童生徒と全国学力・学習状況調査の平均正答率(国・算/国・数・英)の傾向を比較した資料が提示されています。
その資料では、積極的に自ら課題へ向かおうとする児童生徒ほど、小学校・中学校ともに全教科において全国学力・学習状況調査の平均正答率が高い傾向が窺えることが示されています。
➢授業で「課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいる」割合が高い
諸国の若者の意識調査において、日本の若者は「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」意識が低いという結果があります。そんな中、学校において探究的な学びに積極的に取り組む児童生徒ほど、自ら課題の解決に向かおうとする意識が高い傾向も窺えます。
➢ 授業で学んだことを「次の学習や実生活に結び付けて考えたり、生かしたりできる」割合が高い
総合的な学習(探究)の時間では、日常生活や社会に目を向けた時に湧き上がってくる疑問や関心に基づいて、課題を設定します。こうした姿勢は、日頃の学習内容と、実生活の関係性を意識することにもつながると考えられます。
(米国のケラーという教育心理学者は、学習意欲を喚起する要素として「①喚起」、「②関連性」、「③自信」、「④満足感」を挙げており、「②関連性」において、教育活動の題材と実生活が結び付き、関連性を感じられることは、学びに向かう姿勢にも寄与すると捉えらています。出典)『学習意欲をデザインする』(2009,J.M.ケラー著,2010,鈴木克明監訳,北大路書房)
➢「自分の考えをまとめる活動を行っている」割合が高い
各教科の学びにおいても、自分の中で思考し考えをまとめていく力も大切です。総合的な学習の時間では、前述したように、情報を整理・分析していく過程が想定されており、探究的な学びに取り組んでいる児童生徒ほど、各教科などで学んだことを生かしながら自分の考えをまとめる活動を行っていると回答する割合が高くなっています。
この結果は、児童生徒が日頃から、課題に対して自分の考えをもつことが習慣化してきたと捉えることもできますし、もしかすると、総合的な学習の時間において、探究的なプロセスを意識している先生は、その他各教科においても同様の姿勢を意識しながら授業づくりをされているという結果であるかもしれません。
➢ 「自分で学び方を考え、工夫できる」割合が高い
学びは、義務教育・高校段階で終了ではありません。生涯にわたり自ら学ぶ学習者であるためには、自分で何をどのように学んでいくか考えることも大切です。OECDの調査結果では、「学校が再び休校になった場合に自律学習を行う自信があるか」という問いに対して、日本は34/37位と低位に位置しており、日本では、自律的に学習できるような習慣が身についていないと捉えることができます。
こうした「自分で学び方を考え、工夫できる」という資質・能力の育成にも、探究的な学びが一定の役割を担っているのではないかということも窺うことができます。
➢「地域を良くするために何かしてみたいと思う」割合が高い
こちらは、総合的な学習の時間に探究的に学んでいる児童生徒ほど、「地域や社会をよくするために何かしたいと思う」と回答する割合が多いという調査結果になります。総合的な学習の時間において、視点が地域や社会に向いていくことを考えると、探究的な学びが、社会参画意識の醸成に貢献している側面もあるのではないかと考えられます。
➢「教科の勉強が好き」な割合が高い
最後に、こちらもあくまで傾向になりますが、探究的な学びに取り組む児童生徒ほど、「教科の勉強が好き」と肯定的な回答をしていることが窺えます。
また、同資料中には、日本財団の調査により、不登校又は不登校傾向にある現・中学生と卒業生が思う「学びたいと思える場所」として、自分の好きなことや追求したいこと、知りたいことを突き詰めることができる場所が挙げられており、探究的な学びとこうした子どもたちの意向(知りたいことを突き詰めたい)には親和性があるのではということも示されていました。(出典:日本財団「不登校傾向にある子どもの実態調査(2018年12月)」)
●探究的な学びで活躍する「探究×ICT」
冒頭記載したとおり、探究的な学びの過程においては、「①課題の設定」「②情報の収集」「③整理・分析」「④まとめ・表現」というプロセスが意識され、それぞれの場面で、1人1台端末の活用が期待されます。
① 課題の設定:関心事項に対して、データ等により理解を深めたり、課題解決すべきところを把握したりすることで、設定すべき課題がより鮮明になっていく。
② 情報の収集:ビッグデータより、課題に関する多様な情報を即座に収集することができる。
③ 整理・分析:収集した情報を体系的に落とし込んだり、容易にグラフ等のビジュアル化したり、分析の材料を蓄積・整理することができる。
④ まとめ・表現:課題に対してのまとめを論理的・体系的かつ視覚的に表現できるようになる。
ここでは詳述しませんが、同会議(教育課程企画特別部会(第8回))資料において、探究的な活動において、こうした観点を持ちながら1人1台端末を活用している教師の方が、「探究の質の高まり・効率化を実感」しているという結果も示されています。
ここまで書いた「探究的な学びを積極的に行う児童生徒の傾向性」や「1人1台端末との相性」などからは、今後こどもたちに求められる資質・能力を検討するとともに、そのために必要な教育活動の進め方を、教育課程全体で考えていく必要があると示唆されているように思います。
●福島大会:生活・総合・探究の全国大会
ドラマに反映された学習観・指導観や学習指導要領改訂の議論の状況からも、総合的(探究的)な学習の時間への期待はさらに高まっていくことが想定されます。
学習指導要領については、文部科学省において、学校関係者や有識者などにより検討が進められていますが、生活・総合・探究の在り方について研究を行う全国的な学会があり、令和8年度は福島県において全国大会(福島県教育委員会後援)が開催される予定となっております。
5月に開催された「福島大会を成功させる会」に参加させていただきましたが、当日は多様な校種・地域の先生などが参加され、生活・総合・探究への期待の高まりを感じられました。
総合的な学習の時間が教育課程に組み込まれてから、20年以上が経過しました。みなさんの学校では、どのようなことを意識しながら、また、どのように「総合的な学習の時間」「総合的な探究の時間」に取り組まれていますか。
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私も以前、他の記事で「御上先生」の記事を書いたのですが、
現実の教育現場でも、様々な変革が行われています。
詳細な資料等は、元ページで是非ご覧ください。
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2.「基礎看護」の授業風景vol.12【いわき湯本】(県立いわき湯本高校)
7月16日(水)、3学年のスペシャリストコース看護医療系「基礎看護」の12回目の授業が行われました。
この授業は、高大連携協定を結んでいる医療創生大学の看護学部の先生方に、毎週水曜日の3~4校時に授業を行っていただくものです。医療創生大学の先生方には、この授業の他に、県教委指定の保健・医療プログラムにも協力していただいております。
今回は、今年度12回目の「基礎看護」の授業で、看護学部の八賀好美先生に担当していただきました。「子どもにおきやすい事故と対策」をテーマに、前半では、家庭の中での事故を中心に学び、子供の視点で見るチャイルドビジョンのグループ演習を行いました。後半では、家庭の外での事故、特に熱中症対策に焦点を当てて、身近な場面で起きた時の対処法を学びました。
授業のまとめには、「その場にいる人が対応して命を救う」「違う方法も使って」「その命が救えるまで続ける」など、小児看護の心構えを教えていただきました。
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肉体的衰えのある「高齢者の視野」を体験するのではなく、「子どもの視野」を体験するというのは珍しいですし、きっと役立つと思います。
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3.【好間校舎】全校レクリエーションが無事終了!(県立いわき総合高校)
7月17日(木)、好間校舎では生徒会企画の全校レクリエーションが行われました。初めての試みで、熱中症対策のために日中は冷房のきいた校舎内で、激しい運動をさけながらバラエティ豊かに企画されました。
体育館での開会式の直後に、まずは腕相撲(デモンストレーション)の各クラス男女混合対抗戦がスタート。その流れで全員参加でのイントロクイズがありました。
続いては、校舎内に場所を移動して、教室内でのシッティングバレー。男女に分かれてのチーム戦で、ボールはゴム風船、椅子の配置は自由で、ローテンションがあります。
続いての百人一首は、2人1チームでの全員参加のトーナメント戦。冷房のきいた図書室も会場となりました。
お昼休みをはさんで最後のジェスチャーゲームは、暑さ指数の低さから予定を変更して体育館で実施しました。
全員が6チームに分かれて縦1列に並んでの対決。お題が占い師、電車、チンパンジーなどの難題もありましたが、全員で最後まで大いに盛り上がりました。
全試合(約60戦)の結果は、点数化して集計されます。
果たして、どのクラスが総合優勝となるのか? 結果発表は2学期始業式までのお楽しみです。
生徒のみなさんの普段見られない一面がたくさん見られた学校行事となりました。夏休み前の楽しいひととき、お疲れさまでした!
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一般的な「体育祭」「文化祭」とは違った取り組みで面白いです。
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4.3年理科【地学基礎】の授業から(県立勿来高校)
今回はメントスコーラ第2弾!火山の噴火と火山噴出物について考えます。
まずはメントスをコーラの中に1個入れてみます。
さて本日のメイン
「コーラ1.5Lのペットボトルの中へメントスを投入」
コーラは勢いよく吹き出しました。
プレートの動きや力のかかり方、圧力の変化などで、火山の噴火の仕方も
違うこと。噴出したコーラが風で流されましたが、この風を日本に流れる偏西風に置き換えてイメージすると、火山噴出物も同じように流されることを学びましたね。
理科の先生方は、他の科目でも生徒の皆さんに好奇心をもってもらえるような授業になりよう工夫を凝らして実験を行っています。
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一時期ネット上で大バズりした「メントスコーラ」から、火山の噴火について学ぶというのは面白い方法ですね。
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5.SSH少人数ゼミ「ちょっと先の未来のつくり方」(加賀谷友典さん)(県立安積中学校・高校)
3年前よりSSH事業の一環として実施している少人数ゼミ。世の中で活躍されている第一線の方々をお招きして講義、ディスカッション、プレゼンなどを行う取組です。今年度の第1回目(7月11日(金))は新規事業開発プランナーである加賀谷友典さんをお迎えしました。中高一貫校になっての初めてのゼミであり、中学生にも呼びかけたところ、高校生よりも多くの中学生が集まってくれました。中学生の好奇心はとても旺盛で、頼もしいばかりです。
加賀谷さんは脳波を猫耳で表現する「necomimi」の制作者として有名なプランナーです。今回は生成AIについてお話をいただきました。
初期の生成AIは、言葉を絵画や動画等で表現することに主眼がおかれていたそうですが、それをChat(会話)という手段に活用するというコンセプトが見いだされ、爆発的に使われ始めたとのこと。人とのコミュニケーションに着眼したという、その着眼点の重要性を学ぶことができました。また過去3年間の技術の進歩を解説していただき、この分野の開発スピードが尋常でないことを認識することができました。これからの社会への生成AIの影響は計り知れませんが、人間とAIが協働していくことの重要性を語っていただきました。
後半は生成AIを使った曲の作詞作曲、特定のシーンの動画作成の実体験をしました。あまりにも簡単に作成できることがわかり、楽しすぎて操作の手が止まりませんでした。
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生成AIで、作詞作曲や動画作成が出来るようになると、私のような「芸術才能ゼロ人間」でも様々な表現が出来るという世界になるということですので、中々魅力的です。
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6.7月17日 総合的な探究の時間 武蔵高校と交流!(県立川口高校)
総合的な探究の時間の社会的処方班では、「社会的処方」をテーマとして実践に向けて活動をしています。
「社会的処方」とは
人と人とのつながりによって「孤立」や「孤独」を解消し、お互いに元気になっていく、“免許のいらない誰にでもできる医療”のこと
今回は、昨年度に引き続き東京都にある武蔵高校さんとオンラインで交流をしました。
最初にお互いに自己紹介をし、今年度交流する全員の顔と名前を覚えました。
その後、本校生徒のプレゼンテーションを行いました。今年度は4グループに分かれて、自分たちができる社会的処方を考えて実践することをテーマにしています。
それぞれのグループの案を発表し、武蔵高校さんから質問をいただき、今後の活動を考える参考にしました。
その後、武蔵高校さんの活動内容について説明を受け、生徒の皆さんの発表を聞きました。それぞれデータを用いて考えたり想像力が豊かで、我々も大いに学ぶことができました。
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大規模災害では、直接的な被害だけでなく、その後の生活のフォローについても考えなくてはなりません。
☆前回のまとめ記事等☆
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