【企画応募】 桜城市民 Sean O'tantin(ショーン・オタンティン)
以下の人物像は、架空の設定である。実在の人物や団体および施設は、設定上の必要で借用したものであり、現実にはまったく関係していない。

来歴
英連邦北アイルランド出身(英国籍)
トリニティ・カレッジ・ダブリンで学んだ秀才である。
宗教対立とブレグジット(英国のEU離脱)に嫌気がさして北アイルランドを離れ、桜城市内にある日本人妻の実家近くに居を構えた。
かつて北アイルランドに進出していた富士通のベルファスト本社に勤務していた。妻とは職場結婚である。富士通のベルファスト撤退も、退職と日本永住を決断した要因になった。
英国富士通は不実(fujitsu)であると感じている。
父はプロテスタント教徒、母はカトリック教徒である。
父が根負けしてカトリック教会に顔を出すようになったため、自身をどちらかと言えばカトリック教徒と認識している。
アイルランド統一を願っており、自身を英国人ではなく愛国人、アイデンティティを北アイルランド人と考えている。
好きな日本語は「愛国(日本におけるアイルランドの略称)」である。「愛国」と「愛蘭(アイルランド)」の漢字とその意味を妻から教わった瞬間に、有頂天になってプロポーズした。

ひととなり
覚えたての中途半端な漢字知識のせいで、「瑛」を英王と読んでしまったため、まだ会ったことがない瑛を、英国王本人と勘違いしている。
「瑛」の字は、日本の天皇が国王チャールズのために誂えたと固く信じている。
熱烈な野球ファン(メジャヲタ)から、名前をからかわれる。実在した選手の Sean O'chinko(ショーン・オチンコ)と被るからである。
妻から「オチンコ」の日本語訳を聞かされて激怒した。
もちろん、よく知らない野球が大嫌いになった。
妻は結婚してからも「オタンティン」の意味をひた隠しにしていたが、義母から聞かされて悲嘆に暮れる。
日本の食べ物ではたこ焼きに目がない。洋風アレンジは邪道と考えている。
狩猟が盛んな地域に生まれ育ったこともあり、特技はライフル射撃である。かつてはオリンピック出場を目指していた。
大国に囲まれたポルトガルとデンマークに親しみを覚え、分断国家の韓国やキプロスに強烈なシンパシーを寄せる。
決して口にすることはないが、桜のどこが良いのかさっぱり理解できない。
Irish pub “Sláinte”(アイリッシュ・パブ「スロンチャ」)店主として
店名の「スロンチャ」とは、ゲール語(ケルト民族の言語)で、乾杯を意味する。
【月曜8時のIrish English】ユーロ圏ほぼ唯一の英語国 #アイルランド。「乾杯」の際はゲール語で、”Sláinte(スロンチャ)”と言うのがアイルランド流🇮🇪✨まずは、”A pint of Guinness, please(ア パイント オブ ギネス プリーズ)” 等とお好みの飲み物を注文しましょう!今晩使える表現かもしれませんね👍 pic.twitter.com/3irK2COgNg
— アイルランド大使館 Ireland in Japan (@IrishEmbJapan) August 25, 2019
現存する世界最古のウイスキー蒸溜所は、北アイルランドのブッシュミルズである。
大学時代にダブリンのアイリッシュパブでアルバイトしていた。
2020年1月末日のブレグジットを睨んで、2019年暮れに桜城に移住、「スロンチャ」の開店準備に追われた。
当初は、日本特有の「屋号にさん付け」して呼ぶ習慣に馴染めなかった。しかし、今では「オタンティンさん」と呼ばれるよりも「スロンチャさん」と呼ばれたくなってきた。
2020年3月に開店。開店直後は満員の大盛況だったが、志村けんの新型コロナウイルス感染による死亡が報じられて一気に客足が減る。三日天下との伝説を作ってしまう。
コロナ給付金の申請が下りたことを機に、臨時休業に入る。3年後に店を再開するまでは、学童向け英会話教室を開き、キリスト教会の立ち上げに奔走する。
惣菜工場を経営(廃業)していた義父から店の土地と建物を借りて改装したため、店のオーナーは妻である。
つまり、ショーンは雇われマスターである(内緒)。
店内には2分間の曲を集めたジュークボックスが置いてある。
アイルランドを代表するバンドのシン・リジィを好む。
自分からは飲酒しないように努めているが、お人好しな性格ゆえに客からのおごりを断れずに、全て飲み干してしまう。
カウンターの片隅にはいつもこの男が座り、他の客に説教しているので、出禁にしようか思案中である。
「桜城合同キリスト教会」聖職者として
かねてより母国の宗教対立を嘆いており、コロナ禍でパブが営業自粛したことを機に、キリスト教会を設立した。
ウイスキーは修道院で蒸留する歴史があるので、パブの経営とキリスト教会主宰を兼務することに、何の矛盾も感じていない。
自身がカトリック教徒でもプロテスタント教徒でもあるので、両派を容認する教会となった。
カトリックは司教区に認められないと司祭(神父)になれないため、プロテスタントの牧師と掛け合わせた牧神父(ぼくしんぷ)と名乗っている。

(カトリックとプロテスタント、あるいは祖国アイルランドの)統一教会と名付けようとしたら、妻から離婚を切り出されて撤回した。
近世まで続いた日本の神仏習合に敬意を抱いている。
どのキリスト教団体からも公認してもらえなかった。
近隣のキリスト教会からも異端扱いされている。
桜城合同キリスト教会に毎週通う信者は、高齢夫婦の二人のみである。その娘に裏口入信を打診しているところである。
健康状態
商売柄もあり、ほぼ毎日多量の飲酒をするので、γ-GTPの数値が要注意ゾーンにある。
月曜日から土曜日はパブを開き、日曜日は教会で説教し、他にも週3回夕方に英会話を教えるので、一日も休みがなく日頃からクタクタに疲れている。
隠れ肥満である。
妻からは人間ドックを勧められるが、頑として受診しない。
日本や桜城市への想い
日本での暮らしは辛いこともあるが、母国のことをニュースで見る度に「日本に来て良かった」と思わずにはいられない。
桜城市の行政への不満を、チャールズ英国王に親書で直訴したことがある。
オタンティン(阿保)那古

桜城市長殿
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