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「異星人アリサと閻魔さまのトリセツ」番外編🌸A氏と真由美の会話🌌桜の季節に雨が多いワケ#2

真由美は、アリサから届いたメールについて、ドクター・ミネルバから“さわり”だけは聞かされていた。
だが、誰が絡んでいるのかまでは詳しく知らされていなかった。
あまり大きな声では言えない話だが、そろそろ多くの人にシェアしてもいい頃かもしれない。
そんなことを考えていたとき、真由美は犬の散歩で出かけた桜並木で、プードルのクルミちゃんを連れたA氏に出くわした。

A氏とは昨年、市民センターで開催された「家庭菜園」セミナーで知り合った。
世界中の不思議な事件や近未来医療の話など、いわゆる“陰謀論”と呼ばれる話題で意気投合した相手だ。

「こんにちは! Aさん、お久しぶり。
あの空、ひどいわね。昨晩からクシャミが止まらないのよ。
今日は快晴だけど、明日、桜がたくさん散ってしまいそうね」

A氏はスマホで撮った空と桜の写真を真由美に見せながら言った。
「そうだろうね。だから今日、桜の写真を撮りに来たんだ。
クルミも散歩が大好きだしさ。でも、僕よりクルミの方がクシャミがひどくて……ほら、鼻水もすごいだろう?」

可哀想に、クルミちゃんの鼻水は止めどなく流れていた。

真由美は、アリサからのメール内容をA氏に話すことにした。
「せっかくキレイに咲いた桜がすぐ散ってしまうのは本当に残念。明日、雨が降るらしいけど……勿体ないわ。もう少し長く咲いていてほしいのに。
Aさんなら事情、知っているでしょう? ここ何年も桜が早めに散ってしまうことを」

A氏は頷きながら答えた。
「それね……桜の咲き方とか、咲いている期間で、その年の日本の経済状態が分かるって話。『なるたけ桜を散らして、日本が経済的に復活するのを阻止してやろう』って、アイツら本当に腐った根性してるよ」

真由美はため息をついた。

A氏は続ける。
「桜が思いがけず早く散っていく“哀しさ”みたいなものも、十分に計算してると思うよ。心理的に日本人を貶めたいっていうか……。
普通の人は『桜ごときにオーバーだよ』って言うかもしれないけど、案外こういうのってボディーブローみたいに効いてくるんだ」

真由美はまたため息をついた。
「ふ~、桜の開花状況と経済が連動しているなんて不思議な話だけど……あの国は、それを知っているから意地悪してくるのよね。昔、日本にやられたことを根に持っているわ」

「ハハハ。あの国の人って、バリエーション豊かだよね。よく考えてるっていうか……イエローパウダーまき散らし~とか、お手製の気象なんとか~とか、まいったね~~。
また地震も最近起き始めてるしさ。ホント、撒き撒き作戦も執拗なんだよ。毎年のお決まりの行事だから。
そう言えば、日本から贈られたワシントンD.C.の桜も関係してるかもしれないな。春の気温上昇が変みたいだし、海面上昇で塩水が桜の根に侵入して弱らせているんだって。まあ、あそこは流石にグラグラは仕掛けられないけどね」

続く


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