異星人アリサと閻魔さまのトリセツ~番外編『月星人の地球観察記②:銀河残念星ランキングとコピーランドの闇』【ショート】
はじめに
番外編として昨日月星人の話を投稿しましたが、自分自身とても楽しかったので、続きを書きたくなりました。本日の話は2022年の夏に楽天ブログで書いた「あなたにそっくりな人が他の惑星に存在する」を基に物語に仕上げています。なお、以前noteで月にクローンのウサギがいる旨を書きましたが、月星人も月にいるそうです😲私自身、それについて最近まで知りませんでした!
登場人物
ヴァントール:冷徹な論理主義者。宇宙IQランキング1位。地球人を「進化のバグ」と呼ぶ。
モルガ:感情ゼロの戦略家。サイコパス的思考で地球人の行動を「観察実験」として楽しむ。
ピリカ:皮肉屋の科学者。地球人の愚かさを詩にして宇宙SNSに投稿している。
◇
地球を観察しつつ、水晶や翡翠、真珠を守る使命を持つ月星人たち。地球人を見下しているようでいて、実は地球を心から愛しているらしい。今日は銀河で最も卑劣な惑星について語り合い、大いに盛り上がった。
ヴァントール:「“銀河残念星ランキング”の一位は地球。これはもう、宇宙の定数。揺るがない不動の王座だな」
モルガ:「じゃあ、“銀河ダーティー王国ランキング”の一位はどこだと思う?」
ピリカ:「それも地球じゃないの?」
モルガ:「と思うでしょ?でも、答えはノー。地球は限りなく一位に近い二位。惜しいわね」
ヴァントール:「え、じゃあ……あの、イケズな女王が支配してるコピーランドか?」
モルガ:「ご名答!あの姑息さと卑劣さは、もはや人知も宇宙知も超越してる超ド級の大ワルよ。アイスコールドなんて生ぬるい。人間的感性?持ってるわけないじゃない。もはや宇宙の闇そのものよ」
ヴァントール:「あの女王、なんであんな冷血になったんだ?……当ててやろうか。地球人風に言えば、男に裏切られたとか、フラれたとか?」
ピリカ:「うわ、それだったら面白い話ね。興味湧いてきたわ」
モルガ:「ふふ、ついこの間……って言っても500年くらい前だけど女王が惚れてた男が、他惑星の女に寝取られたのよ。結婚してコピーランドのキングになる予定だったのに、地位も王冠も捨てて異星の女に走った。宇宙版“王冠か恋か”ってやつね」
ヴァントール:「まあ、そんなこったろうと思ったよ」
ピリカ:「あの女王って、いわゆるコピー魔でしょ?逃げられた男をコピーして傍に置いてたりして。ハハハ!」
モルガ:「ないない。あるとしたら、そのコピー男をハチャメチャにして漆黒の闇に葬り去るくらいかしら」
ヴァントール:「あな、恐ろしや~~」
ピリカ:「でもさ、コピーランドの遺伝子接続技術って、ほんと半端ないよね。我々月星人の技術を超えてる部分もある」
モルガ:「ええ、フツーじゃないわよ。地球丸ごとコピーできる連中なのよ。宇宙新聞で読んだけど、今宇宙で一番人気の風貌は“ザ・地球人”。だから、ぜ~んぶコピーしてるの。特に白人が人気みたいだけどね」
ヴァントール:「お、そういえば、あのコピーランドの食料って、えげつなかったよな。好物がレプだったんじゃないか?」
ピリカ:「ひえ~~。シャレになんないじゃない。それで思い出したけど、ジョージ・ブッシュ(在任:2001年~2009年)が大統領だった頃、レプが『同胞が捕らえられてるから助けてくれ』って地球にお願いしに行ったんだよね。宇宙ニュースで読んだわ」
モルガ:「ええ、その通り。でも地球の戦闘レベルじゃ、コピーランドにまともに応戦するなんて無理。だから、ブッシュが丁重にお断りしたのよ」
ヴァントール:「あ~、そうだった。で、鳥の羽で頭を飾るのが彼らの風習だったよな。でも、英国貴族も似たようなのいるよな。あれ、永久蘇生を施された女王や前の人々も、コピーランドと接点あったんじゃないか?」
モルガ:「うーん、それは分からない。ちょっと調べてみるけどね。ただね、“銀河鉄道999”を描いた日本のアニメ作家がいるでしょう?あの人くらいなら接点あったかもよ」
ピリカ:「松本霊士ね。――そうね、直接の接点はなかったかもしれないけど、情報くらいは耳に入ってたと思うわ。多分、コピーランド人が地球に行って誰かをコピーしたとかね。ほら、シュワちゃん主演の「ターミネーター」シリーズで地球人を簡単にコピーするシーンがあったでしょう?あれは液体金属製の新型ターミネーターT-1000(未来のAIが作ったロボット)による模倣だったけどね。恐らくハリウッドはあの描写でコピーランドの存在を地球人に知らせていたんじゃないかって思ったわ。ちょっと深読みし過ぎているかしら?でも、コピーされたら終わりね。その時点で本物は消されちゃうから。松本霊士も人づてに聞いたり、映画から何となく察したのかもしれないわね」
おしまい
この記事を基に物語を作りました👇
