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「聞いた瞬間に忘れる相談」と「一生忘れられない相談」ーー家族の中で起きた"触れてはならない犯罪"

スピリチュアルカウンセラーと言えば、タロットカードや水晶を使って、恋愛・お金・仕事・人間関係・家族問題などを鑑定している――そんなイメージを持たれがちだ。


確かに、そういう相談は多い。
体感としては、10人中8人ほどがそうした内容になる。

一方で、心療内科では物足りない人、あるいは精神科や心療内科に行きたくないために、手軽な電話占いに“心理カウンセラー以上”の期待値を抱いて相談に来る人も少なくない。

私の場合、ほとんどの相談内容は、電話を切った瞬間にすっと消えていく。 そして、同じ相談者から再び電話があれば、読みかけの本の続きを開くように、前回の記憶が自然と蘇り、話が滑らかにつながっていく。

だが、例外もある。

一度聞いたら二度と忘れられないほど、胸に深く刻まれてしまう相談があるのだ。
特に、近親相姦の被害を受けた相談者の話は、その最たるものだ。

希望があれば傾聴に徹するし、積極的なアドバイスを求められれば応じる。

ただ、その内容があまりにもヘビーであるがゆえに、私自身の記憶の中にも永遠に残ってしまう。

もちろん、一番つらいのは相談者本人だ。

残念ながら、起きてしまった出来事を“なかったこと”にはできないし、壮絶な記憶を消し去るような技術を私は持っていない。

だからこそ、同じことが二度と起こらないように、そして再び巻き込まれないように、できる限りの注意を促すしかないのだ。

もし現在、家族の誰かがその問題に気づいているのなら―― どうか弱い立場の人を、全力で守ってあげてほしい。


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