キンドル版『異星人アリサと閻魔さまのトリセツ』57話(前半)|日本は中国と韓国を風水で封じている
本日は、現在キンドルで発売中の『異星人アリサと閻魔さまのトリセツ』より、note版には載っていないエピソードをご紹介します。 noteには刺激が強めなので控えていたエピソードの一つです。
なお、この本は現在、Kindle Unlimited 会員の方なら無料でお読みいただけます。
note版よりも内容がさらに詳しく、約2万字を加筆したうえで、縦書き仕様でとても読みやすく仕上げています(^^♪
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P199~
ドクター・ミネルバが、ふいに何かを思い出したように目を細め、声を潜めて話し始めた。
「ねえ、アリサ。あなたにはまだ言ってなかったことがあるんだけど……
中国と韓国って、日本を追い越して、最終的には乗っ取ろうとまで考えていた時期があったでしょう?
まあ、中国は今も、そうだろうけどね。
でもね、日本はその危険を見越して、ずいぶん前に風水的な細工を施していたのよ。
だから、あの二国は、どんなに頑張っても、日本を倒すことができない運命なの」
「え?なにそれ、どういう話?」
アリサが目を瞬かせ、身を乗り出してせがんだ。
ドクター・ミネルバは小さく息をつき、さらに声を落とした。
「これはね、満州時代まで、遡る話なの。
日本がアッという間に満州国を作り上げて、欧州の国々を驚かせたことがあったでしょう?
あのとき、各国の嫉妬心が高まって、日本が窮地に追い込まれるかもしれないと読んだ日本の風水師たちが、ある策を練ったのよ。
未来永劫、満州が繁栄するように――そんな願いを込めて、細工を施したの。
でも結局、日本は満州を手放さざるを得なくなった。
だから、あの地を去る直前に、もう一つ細工を施したのよ」
アリサは目をまんまるにし、コーヒーをひと口含んでから、
「で、その細工って何をしたのよ」
と尋ねた。
ドクター・ミネルバは意味深に微笑み、指先でカップの縁をなでた。
「もし中国や韓国が日本に報復しようとしたら――
やればやるほど、マイナスの影響が自分たちの国に返るように仕組んだの。
だから今、その作用がじわじわ効いてきているわ。
それにね、風水師たちは満州国の地にあるモノを埋めてきたの。
仮に、それを今掘り返そうとしてもできないわ。
そうね……外科手術で使う消える糸みたいなものよ。
とっくの昔に土地に溶け出して、広範囲に染み渡ってしまったの。
だから、どんなに細工したモノを取り除こうとしても絶対に無理。
それも未来永劫にね。
韓国の方はよく分からないけど、中国は、日本が風水的な細工をしたことに気づいているわ。
それで細工を取り除こうとして、国中のトップ風水師たちを集めて攻略法を考えたらしいの。
そうね……軽く三十年……、いや、もっと前からかしら。
無駄なのに、粘り強く現在も続けられているようだけど……まあ、無理よね。
それで、細工の解除ができない代わりに、他の策を練り出したんですって。
例えば、気象兵器で天候を操り、有害物質も散布するとか。
まあ、世界中やられているけどね。
でも、日本の場合、狙われているのは人体と農作物……それにプラスして桜の木なのよ……」
<前半終わり>

